会話②
(*ᐛ*)もう一人の子のお話を下記マウス
暗い部屋
憂鬱な心
そして、疲れきった仲間
いや、今は友なのかな
俺は布団の中にもぐり、目を瞑る
あいつは俺より年下だから
俺が助けないと
俺が支えてやらないと
夢の中で、みなが殺され
誰も守れず、、死ぬ
俺らは何もなしえずに
何も残せず
何も託せずに
高いところから落ちていく
地面に、、ぶつかるっ!?
「っ!」
全身が嫌な汗でべっとりとしていた
「最悪な、、夢だよくそが」
最悪な目覚めだ
精神も体も全く休めた気がしない
「着替えと、、シャワーでも浴びるかな」
俺は部屋を出て風呂場に向かった
シャワーを浴びてるあいだ
この先どうすればいいのか
そのことだけが、頭の中を埋め尽くす
「とりあえず、、あいつ次第、かな」
俺はシャワーを浴びおえ
着替えると、、あいつが、
真っ青な顔をして風呂場にやってきた
「お前もか」
俺に声をかける
「ああ、、嫌な、夢を、見てな、、」
「お前もか、、」
俺は苦笑した、
やっぱり、お互い、嫌な夢を見たのだろう
彼の顔は、体は、汗で濡れていた
「あ〜、、くっそ、、頭が痛てぇ」
そういって、頭をかきむしる
どんな夢を見たのか、俺にはわからないが
きっと、、俺より、
苦しい夢を見たのかもしれない
「ほら、タオル」
俺は、タオルを渡した
「ん、、タオルか、ありがと」
あいつはタオルを受け取ると、
顔に当てて壁にもたれる
「はぁ、くそだりぃ、、」
「俺もだ、、」
少しでも、悪い方に流れないように
俺は笑う
「なあ、今日のめしはどうするんだ?」
その言葉を聞いて、思い出す、、、
そっか、朝ご飯まだ食ってねぇや、、
「ん〜、、外でなんか食うか?金ならあるし」
作る気力ない俺は、外で食べることを進める
「ああ、、作る気力もねぇよな、、」
あいつは笑った
俺もそれにつられて笑ってしまった
作る気力がないのは事実だし
昨日のことを考えると
笑うことしか出来ないからだ
「じゃあ、さっさと着替えて、いくぞ」
「おうけい、ブラザー」
そういうとタオルを持って
風呂場から出ていった
あいつ、余裕ないだろうに、、
俺はすぐに着替えて、準備を終わらせた
廊下にたつと、時間を見る、まだ、朝早いが
俺の行きつけの店はやっているだろう
最高の料理を食わせてやる、、
そして、今日の予定を考える
とにかく、あいつを休ませる
生贄も、、阻止する
でも、、今は無理だ、
だけど、、時間はあまりないだろう
リーダーの2人だけが残っている
2人だけだから、きっと、
すぐには終わらないはずだけど、、
そんなことを考えて待っていると
「すまん、待たせたな、、」
私服姿で出てきた
意外と、、センス無いな、、
半袖半ズボンである
「そんなにまってねぇよ、5分程度だ」
「5分は、結構、、待ってないか?」
「そうか?向こうじゃ遅刻が普通だろ?」
城では待たされることばっかりだったしな
「まあいい、早く飯に行くぞ、」
俺は笑って玄関を開けた
涼しい風が俺の顔に当たる
眩しい太陽の光がお出迎えしてくれたようだ
彼は呆然と立ち尽くすように
周りを見渡す
「昨日とは全く違うな、、」
「朝と夜じゃ違うに決まってるだろ」
「、、、、たしかに、、、」
まあ、、昨日が昨日だからな、、
仕方ないかもしれない
「あいつら、、イチャついてやがる、、」
「マジかよ、、くっそが、、」
俺彼女できたことないのによぉ、、、
てか、よくカップル見つけたな、、
「みんな、楽しそうだな、、」
彼はつぶやくように、口にする
「ああ、、俺達のこと、なんも知らんからな」
「まあ、自業自得、、なのかな、、
この、、苦しみに、、関しては、、」
おれは、、否定しないといけないと思った
今、それを肯定したら、、ダメな気がしたのだ
「自業自得?ちげえよ、
これは、運命なんだよ、なら、
俺らは運命を乗り越えればいい話だろ?」
いいことを、言ってる風でもいい
それっぽいことでも良い
前を、向かせるんだ
「はは、、残酷な運命だな、おい」
彼は悲しそうな顔をする
「ちげぇよ、」
俺は目を見て否定する
「これは試練だ、アイツらの、笑顔を
どう守るのかって言う、試練だよ
だから、残酷もくそもねぇ」
俺は道行く人々のことを指さし続ける
立ち止まったら、ダメなんだ
「俺達のこと、あいつらは知らない
当然、何があったのか、すら、な?」
手を振り、苦笑いする
「だけどよ、知らない奴の笑顔を守るって
ものすごく難しいさ、
でも、出来たらすげーやつだ」
それっぽい事でも、良い事を言ってる風でも
俺が言ってることは俺が一番理解できてねぇ
今の俺は、何が言いたいんだ
でも、言っちゃったなら、
続けるしかねぇだろ
「そんなの、俺には関係ないだろ、、
何も知らないやつらの笑顔なんて」
「ああ、そうかもな、
でも、それって寂しくねーか?」
「は?」
「俺達の事をあいつらは知らねーし
俺らもあいつらのことはしらねー
でも、助け合いをして、
人は成長するんじゃねーの?」
「、、、、」
彼は黙り込む、
俺は、構わず続けた
「神様は教えてくれてるんだろうな
俺達がこれからどうするべきなのか」
「物事全てが教えってか?」
「全て、、とは言わないが、少なくとも
これから、どうすればいいのか、
間接的に教えてくれてると思うぞ?」
彼が口を閉じる、
「生贄になるあいつの家族は娘は
お父さんが死ねば悲しむ、当然だ
もちろん、その悲しみは伝達する」
俺は、最後の仕上げに取り掛かる
「でも、無関係の人間には、
その悲しみはわからんだろ」
「たしかに、
無関係の人間には伝わらんな、ただ、
少なからず影響を受ける人間はいるだろ」
「、、、」
「そうやって、悲しみの連鎖は生まれる、、」
「、、、」
「俺達はそれを止める為に
ここにいるんだろ?」
俺は、そう言って拳を突き出した
コツンッしてくれると思いきや、
彼の目に涙が溜まっていた
「泣くなよ!おい!
まだなにもなしえてねぇよ!」
「泣いてねぇよ、勝手に出てきてるだけだ」
そう言って、、目をこする、、
鼻水の啜る音も聞こえる、
「強がりめ」
俺は笑いながら彼の肩を叩く
「ほら、飯行くぞ、
オススメの店があるんだ」
「お前は強いな、すげぇよ」
俺は笑って答えた
「あ?お前が頼りないだけだろ」
「言うじゃねぇか、、」
「泣いてた癖に?」
俺はニヤニヤしながら顔を覗き込む
「あれは、、水だって」
「俺にはそう見えなかったなぁ、、」
「とにかく!泣いてねぇ!」
「わぁった!わかったから!ほら!
もうすぐ飯屋だぞ、しっかり食って
あいつの家族の元に行くぞ」
「話すり替えんなや!!」
俺は笑ってごまかした
(*ᐛ*)




