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運命  作者: ガオー
10/14

生贄

( 'ω')怖



白く掃除が行き届いている部屋に


3人の魔法使いが手を組み、座っていた


皆願っていることは同じである


みんなで、生きて家に、家族のもとへ帰る


心の中は不安でいっぱいだが


こればかりはどうしようもないのだ


キィッと、扉が開く、顔が暗いふたりが


戻ってきたのだ、、3人が、2人の顔を見て、


顔が青くなる、血の気がひき、全身が、硬直する


「どうだった?」


どうにか、心を落ち着かせ、、質問する魔法担当


しばらくの沈黙のあとに、報告に行った


魔法担当のリーダーが、口を開く


「生贄、、を一人、、だ、、」


その場が凍りつく、もちろん、分かっていた


そうなる可能性がある、、わかっていたのだ


だが、、実際に言われると、心に精神に来るのだ


「王様からは、、

自分勝手なやつを生け贄にしろと、、」


誰のことを指しているのか

3人は分からなかった


「だ、誰だよ自分勝手なやつって」


魔法陣で注意をしていた男が口を開く


すると、女の子が


「この前の、魔法陣作成時に、

自分のやり方でやろうとした人、、」


一言も話してなかった、最後の一人が声を出す


「は!?俺なの!?俺が生贄になるの!?」


声は裏返り、焦りで顔が真っ青になっていく


「、、、」


周りが沈黙する、


「なあ!俺なのか!?

自分勝手な奴って!!」


誰1人として、顔を合わせようとしない


皆が、歯を食いしばり、うつむく


「なんか言えよ!!」


それでも、誰も声を出さなかった、、


いや、出せなかった、、


この部屋は、城の中にある、、


もちろん、研究所も、、だ


明言はされてないが、盗聴されている、、


可能性があるのだ


「ほんとに、

すまないが、皆の、ためなんだ、」


魔法担当のリーダーが、、かすれた声で話す


「なあ、俺は死ぬって事か?もう家族にすら

会えないのか!?嫁にも!娘にも!!」


「そうなる、、」


涙を流しながら、かすれた声を出す、


「なんでだよ、、、死にたくねぇよ、、」


フラフラと座り込み、おえつをもらす、


魔法担当の1人がかけより、ハンカチを渡す


魔法陣の人が小さな声で


リーダーに耳打ちをする


「なあ、本当に助けるのは無理なのか?」


リーダーはかおをしかめて、


「無理だ、王の命令は、絶対なんだ、

バレれば、みんなが、殺される

そんな、危ない橋は、わたれない」


「マジか、、」


しばらく沈黙が続いていると


扉が急にひらく、みな驚いて扉の方を見ると


鎧を着た男達が入ってきたのだ


「生贄を連れて行け!!」


奥から大声が響く、


「おい!勝手に入るな!!」


魔法担当のリーダーが大声をあげるが


鎧の男達はそれを無視して、部屋に入り

しゃがみこんだ男を掴む、


「嫌だ!!死にたくない!はなせ!!」


男は抵抗し魔法担当のリーダーをはじめ


皆が止めようと抵抗する


だが、多勢に無勢


鎧を着た男達がどんどん部屋に入り


男を掴み、引きずって行く


「王の命だ!従ってもらおう!」


声の主が部屋に入ってきた、


胸にバッチがついている


その、胸のバッチは、


騎士団長のバッチだったのだ


「お前達が何をしようとしていたのかは

知らんが、無駄な抵抗はやめておけ

死ぬぞ?」


そう言って男を連れて部屋を出ていった



「クソが!!」


魔法陣担当の男が壁を殴る


鎧の男達が出ていったあと、

なんとも言えない空気が辺りを支配していた


「こんなやり方しなくてもいいじゃんか、、」


涙が染み込んだハンカチを握りしめ

目に涙を浮かべる


「仕方がないんだ、王の、命令なんだ、、」



魔法担当のリーダーが壁に寄りかかり

手で顔を隠し、小さく、まるで自分に

言い聞かせるように、彼は、

誰にも悟られないよう、静かに泣いていた


皆、勇者の召喚に失敗してしまった事を

心から謝る、助けたくても助けれない

自分達の命が助かる、代償のようなものだから


長い間、一緒にいた訳では無い

だが、共に実験をし食事を共にした

仲間である


その仲間を、自分達の手で、

これから殺すのだ

受肉の儀式で、、


「なあ、助けれないのか、?無理なのか?」


ハンカチを握りしめ、涙目で、

壁に寄りかかった、リーダーに声をかける


「無理だ、そんなことすればお前達の命が

危ない、助けるのは諦めろ、

とにかく、わりきるんだ、、」


そう言うと、フラフラと歩き出し、

机に手を置く、


「これから、受肉の陣の作成を行う、」


そう言うと、机の引き出しから紙を取り出す




「ほんとに、やるの?人殺しだよ??」


ハンカチを握りしめ、言葉を、

まるで、苦しそうに吐くように続ける


「リーダー、今回の生贄は仲間です

その仲間を、自分たちの手で殺せと?」


目には涙が溜まり、懇願するように

みんなに言い聞かせるように話す


「仕方ないんだよ!!

どうしろって言うんだよ!

いいか!!これは王の命令なんだ!!

背けば殺される!俺はリーダーなんだ!

危険を犯して!!

1人を助ける判断は出来ない!」



大きな声でリーダーが叫ぶ

その迫力に押され、、

目に涙を貯めながら、黙り込む、


「やるしかないんだよ、、」


リーダーは苦しそうに、声を絞り出す



「でも、僕には無理だ、、」


「なら、抜けろ、ここから出てけ」


みなが驚き、リーダーを見る

リーダーは机に手を置き、声をはりあげる


「今から、人殺しの陣を作成する

こいつのように無理だと、

苦しいというのなら抜けろ、

強要はしない」


ハンカチの男に続き、

もう一人の男が部屋を出る


魔法陣担当のリーダと魔法担当のリーダー


2人だけが部屋に残ったのだ


「お前はいいのか?」


魔法担当のリーダーが声をかける


「うん、大丈夫、それに私がいなかったら

無理でしょ、魔法陣かけないんだから」



そう言って微笑む


「ありがとう、、助かるよ」


そう言って、

2人は陣の作成に取り掛かったのだった


2人で城の門番に一礼をし、外に出る



「なあ、どうするんだよ」


城から出てくるまで無言だった

彼が声をかけてきた


僕は少し間を置き、涙を拭うと


「あの人の家族に会いに行く」


彼は少し考えたあと

僕の目を真っ直ぐ見つめて


「俺もついて行く、」


と一言、、その言葉に僕は少し驚くも


「ありがとう、、助かるよ、、」


と答える、不安だったのだ、1人になる事が


彼も、もしかしたら不安なのかもしれない

でも、2人なら、、怖くない


空は既に暗くなり始めていた


辺りも人が少ない、皆家に帰ったのだろう


「早く、家族に伝えないと、、」


少しだが、焦り始めていた

暗くなると、魔物が出るという迷信があるが

神隠しはここ最近、頻発している

誰1人として、目撃した訳では無い

だが、事実として人が消えているのだ

あまり長い間、外には極力出たくない


「早い方がいいが、今日は無理だ

噂の神隠しも最近増えたと聞いてる

俺の家がこの近くにあるから、とりあえず

家に来い、明日家族に報告に行こう」


「いいのか?」


僕は少し驚く、

人を自分の家に招き入れるのは

よほどのことがない限りありえないからだ

いや、余程の事、、は、、起きてるのか...


「ああ、それに夜は危ない、

とりあえず家に来い」


そう言って歩き始めた


僕は彼の後ろについて行く

家の前まで来ると彼が


「部屋汚いが許してくれよ?」


僕は笑う、


「大丈夫だよ、研究室も汚かったしな」


彼はそうだな、苦笑すると、

扉を開け中に入る


僕は中を見た、、めっちゃ綺麗だった


「!?汚いんじゃないの!?」


あまりの綺麗さに愕然とする、

これで汚いとかヤバすぎる!


「あ〜、これ綺麗なのか?」


「え、、綺麗すぎるよ、、」


壁には染みがなく真っ白、

汚れがつけばものすごく目立つ白の壁紙だ

全く汚れが見当たらない


床もそうだ、なんなら光沢がある

めっちゃ綺麗だ


ゴミが全く見当たらない


窓も白いあのよく分からないものがないのだ


透き通っている


めちゃくちゃ綺麗なのだ


「な、ならいいけど、、」


男は恥ずかしそうに頭を搔くと

廊下を歩いて、奥の部屋に入る

僕も後ろをついていき、部屋に入る


「この部屋使っていいから、

ベットは無いから

これが敷布団でこれが毛布だな、」


そう言って布団を持ってきてくれた

とても万能、、んん、言い方が、うん、


「ああ、、ありがとう、助かるよ」


そう言うと、今日は寝ることにした

今日はあまりにも事がおきすぎた

既に精神的に疲れ切っているのだ


「じゃあ、僕は寝るよ、、」


「ん、わかった、じゃあ、俺も寝るか」


そう言って2人は就寝した


あした、何が起きるのか、


彼らはまだ何も知らない




( 'ω')うん、怖

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