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いつも読んで下さり、ありがとうございます。
残り二話で終わりです。(リリカの独り言、猫の締め)最後まで読んで頂けると嬉しいです。
、、どしーん、、どしーん、、
大女は、地面をぐらぐらと揺らしながら、歩き回った後、再び出ていった。
「あれは一体何なの?」
猫は呟きながら、どこか懐かしい気持ちに包まれていた。
「あの大女が、呪いを掛けた犯人だわ!」
リリカは、犯人だと言うが、猫は、さっき見た大女を思い出すだけで懐かしさが込み上げてくる。
「本当に、、あの人が、悪者なの、、、?」
ガーコも同じ気持ちだったらしく、戸惑っていた。
「私、あの人見たことある気がする、、、」
リリカが、カッ、と目を見開いた。
「何を言ってるの、二匹とも! これは呪いよ! このままだと、自分が誰かも分からなくなって、死んじゃうんだから!」
そう言われると、そんな気がしてきて、懐かしさは消えていた。
***
「あたい、あんなに大きい生き物だとは知らなかったわ。戦うのは無理そうね。」
何となく、危害を加えるのも躊躇われるし、丁度良かったと、猫は思った。
ガーコはリリカの横で揺れている。
「確かにそうね。でも、どうする?ここにこのまま居たら、私達おかしくなって、死ぬのよ。」
リリカの言葉に、猫は縮み上がった。
「一体、どうしたら、、、」
落ち込んで下を向きそうになった時、リリカが再び口を開く。
「私に、考えがあるの。つまりね、逃げればいいのよ。」
「えっ!? そんなこと、出来ないはずだわ。」
「どうして?」
「え、、、」
どうして?と言われても分からないけれど、ここを出ていくなんて、、、猫は言葉に詰まってしまう。
「ほらね。逃げられない訳ないのよ。ただ、逃げないように呪いをかけられてるの。」
「そんな、、、でも村のみんなだって、、」
猫は、広がって不安な気持ちに押し潰されそうで、泣きそうになる。
「みんな連れて逃げるのよ!さぁ、みんなを起こして! あの大女を見せれば誰だって、、、
いえ、違うわね、今のうちにこっそり逃げなくちゃ。早い方がいいわ。今からみんなを説得しなくちゃ。」
捲し立てるリリカが、恐くて、すがるようにガーコを見た。
ところが、揺れているガーコの目は焦点があっていない。
どういうこと?
「、、ガ、ガーコ、?リ、リリ、カ、さん、? これ、は、い、いったい?」
全身が震えて声も上手くだせなかった。
その時、視界の向こうの方で何かがキラリと光った。
え?あれはっ!?
見覚えのあるそれに、思わず猫が駆け出した。
リリカが気付いて、ハッとする。
「あっ! 待って! お願いだから待って!」
猫が見つけた物は、お花の飾りが付いたゴムだった。どうやら隠されていたのが、大女の地響きのお陰で露になったらしい。
ゴムを手にした猫の頭のモヤモヤが、すーっ、と晴れていった。
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