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俺と! くろの! 我らもとうとう3年生  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! 生きるってなんじゃろう?コーナー

俺と! くろの! 我もとうとう3年生のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろコーナーですが今回のテーマは虐待です。


お主よ・・、生きるってなんなんじゃろう・・。


くろ様、それは愛です。愛がなければ生きている意味などないのです。


お主、今回は突っ込みがないのか?いきなりのシリアス展開にびっくりなんじゃが。


くろ様、愛を語る時に笑いなど不謹慎です。愛こそ全て!愛なき者とは悪魔の事です。


ぬーっ、となるとあの自分の子を虐待して殺してしまったやつらは人間ではないのじゃな。


くろ様、残念ながらあれこそ人間の所業です。ただ人間にも色々いるのですよ。彼らはそんな多様な人々の中の、ほんの一部の駄目な種類なんです。多くの方々はあいつにと同じ感情が沸き起こったしても理性が押し留めるのです。でもあいつらにはそのブレーキがなかった・・。それ故の悲劇です。


ブレーキか・・、確かにそうかも知れぬ。本当に感情とは厄介なものじゃな。しかし、それなくしては人間とは言えぬ。困ったものじゃ。


くろ様、感情はその者の置かれた状況に左右されます。多分、あいつらも結構シビアな状況に置かれていたのでしょう。そして、その捌け口があの子に向いてしまったんだと思います。しかし、だからと言ってあいつらが取った行動を容認出来るものではありません。別の方法で立ち向かうのが人間ですから。そうゆう意味ではあいつらは悪魔に心を売ったのでしょうね。


そうじゃなぁ、しかもあの事件は氷山の一角であるはずじゃ。表に出ないだけで同じような事は数えきれぬ程起こっているはずである。そう思うと悲しいのぉ。


そうですね、時代は昔と比べ便利で暮らし易くなりましたが、それ故にひとりで生きてゆける状況も作り上げてしまいました。その結果、他人と共存するスキルを修得しないで大人になってしまった者もいます。そんなやつらが、壁にぶつかった時、あのような行為に走るのでしょう。


いやはや、自分の子供でさえ疎ましく思う感情を培ってしまったのか・・。神さまもとんだ欠陥品を作られたものじゃ。


高性能が故のどちらにも転ぶ事ができる汎用性なのでしょう。自動車だって、ルールを守って運用していれば有意義ですが、あれって手っ取り早い殺人兵器でもありますからね。フランスではトラックの暴走で何人もの方々がテロの被害にあったのを覚えているでしょう?


うむっ、我は覚えておるが、みんなは覚えておるかのぉ。


悲しい出来事は忘れる事も大切です。ですが忘れちゃいけない事もあるんです。人はそれを経験といいます。


成程、さすればやつらは自分が子供じゃった時の事を忘れてしまったのじゃな。因果なものである。


まぁ、事件として報道されない隠れた虐待など昔から星の数ほどあったはずです。今はニュースに取り上げられるので目に付きやすいですが、それは今に始まった事ではないはずです。


そうなのか?


時代劇にもあるでしょう?女の子を女郎に売り飛ばしたり、飢饉とかで一家全員が食べられないからって子供を山に捨てたり。あれってフィクションですけど、実際にもあったと思います。


山に捨てられるのはジジババではなかったのか?


状況の強度によります。それで何とか持ち応えられれば子供まで手は伸びなかったかも知れませんが、それでも足りなかった場合、次に選ばれるのは一番小さい子供ですよ。いや、もう少し上の子からかな。そんな状況なら乳飲み子は真っ先に死んじゃいますからね。


そうか・・、水鳥の雛などは殻から這い出た瞬間から自分で餌を取るらしいが、人間の赤子には無理な事じゃ。むーっ、自然は厳しいのぉ。でもなんでそんな脆弱な人間がここまで繁栄できたのじゃろう。絶滅してもおかしくないよのぉ。


くろ様、それこそ愛ゆえです。さっき言った事例は、ほんの一部です。殆どの親は、子供を最優先で守ります。そしてそんな親の愛情に守られて育った子供たちは、その愛情を次の世代にも伝えていくのです。


そうか・・、そうじゃな。『愛こそ全て』。やはり神は人間をちゃんとお創りになられたのじゃな。


はい、ですが『生』を全うするのは私たちです。土台は神がお創りになったのかも知れませんが、それをどう使いこなすかは私たち次第です。ですから、欲望なんかに負けてはなりません。『生』ある者は『死』など選択してはいけないのです。


うむっ、生きるというのも大変じゃな。茨の道を進むが如しじゃ。


-お後がよろしいようで。-

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