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俺と! くろの! 我らもとうとう3年生  作者: ぽっち先生/監修俺
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俺と! くろの! ブラックホールを考えるコーナー

俺と! くろの! 我もとうとう3年生のコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろコーナーですが今回のテーマはチカラの作用です。


さぁ、今日は趣向を変えて科学ネタでいってみましょうっ!


うわっ、エセSFマニアが意気込んでおる。


はい、だって今日は世界ブラックホール記念日ですからね!


記念日を捏造するでない。そんな記念日などないわっ!


いや~、某千日会話エッセイでは記念日ネタが多かったので、私も一度やってみたかったんですよね。


ああっ、イカの日とか世界平和の日とか色々調べてはそれをネタにしておったな。


イカの日なんてあるんですか?


あるであろう?今や記念日のないモノの方が少ないのではないか?


まぁ、ネガティブなものでなければ大抵はあるかも知れません。


さすがにハゲの日やデブの日はないかのぉ。イジメを考える日はあるかも知れんが、イジメの日や自殺の日はないかもな。


あったら逆に考えてしまいますね。でも、言葉をオブラートに包むより、そのものズバリで訴えかける活動や行動ならば、真っ当な心には刺さるかも知れません。


成程、そこでブラックホールなんじゃな。人の心の奥底を真っ黒な空間になぞえてきれい事を言う日か。うむっ、人間は色々考えるのぉ。


くろ様、ここはそんな心理描写じゃなくてもっと直球に科学ネタで考察して下さい。そもそも、黒という言葉にネガティブな感情を持たせたら、くろ様は悪の化身と言う事になっちゃいますよ?


あれ?本当じゃ。一応ひらがなで書いておるから柔らかく感じるが、確かに我の名は真っ黒くろすけじゃな。ふむっ、黒とは存在の根源じゃからな。全ては無から始まるのではなく、黒から産まれるのじゃ。そうっ、我こそは物事の始祖であるっ!うむっ、構わぬ!我が許す!我を崇めよっ!


はい、くろ様のボケもきれいに決まったところで本題に入ります。実はブラックホールって、現在その存在を直接確かめる術がありません。だってあらゆる事象を飲み込んで表に出さないのですから。もう、宇宙規模の引き篭もりとも言えます。


いや、お主よ。そこで引き篭もりを例にするのは的外れであろう。現実の引き篭もりたちはネット世界では、バンバン自己を主張しておるぞよ。


くろ様、そんなやつらはエセですから。真の引き篭もりは誰にもその存在を明かさないのです。それでこそキング・オブ・引き篭もりなのです。ちょっと周りからハブられたくらいでイジメられたと落ち込むようなメンタルミクロンな少年少女と一緒にしないで下さい。


えーっ、その例もどうかと思うがのぉ。山を駆け下りる雪崩とて、初めのきっかけは小さな雪玉かも知れぬではないか。某銀行の取り付け騒ぎも最初は電車内での他愛もない会話だったと聞いてておるぞよ。


バタフライ効果ですね。でも今回のテーマはブラックホールですから、そっち系にはいきません。


ブラックホールかぁ。光すら飲み込む宇宙の牢獄じゃな。しかし、あれってどうなんじゃろう?そんなに何でもかんでも飲み込んでいては最終的にこの宇宙にあるもの全てを取り込んでしまうのではないか?


ふふんっ、その考えは物事の本質を理解していません。如何なブラックホールでも、手の届かないところのモノは取り込めないんですよ。


えーっ、ブラックホールの吸引力って重力なんじゃろう?重力とは基本どこまでも作用しあうと聞いておるぞよ。


はい、確かにそうなんですけど、そこには距離による断絶があるのですよ。昨日、某所で演習中の自衛隊の迫撃砲弾が国道まで飛んでしまって民間人の車の付近で爆発しました。あの迫撃砲弾って半径10メートル四方にいる人間を殺傷する能力があると言われていますが、件の自動車は着弾地点から40メートルほど離れていたらしいです。まぁ、それでも自動車の高強度ガラスを粉々にするだけの威力があったらしいですが、だからと言って人を殺せたかと言うと疑問です。当たり所が悪ければ怪我はしたでしょうけどね。


ふむっ、その事とブラックホールがどう関係するのじゃ?


つまり、距離が離れれば如何に強力なチカラでも減衰すると言う事です。


あーっ、もしかしてブラックホールって近付かなければ大した脅威ではないのか?


はい、そもそも太陽だって凄まじい質量を持っていますからね。あれの引力を持ってすれば地球なんか当の昔に引っ張られてこんがりされてます。でも現実は違うでしょう?


おおっ、そうじゃな。なんでじゃ?物理法則が破綻しておるのか?


してません。それどころかこれぞ物理法則のなせるわざですよ。つまりチカラのベクトルの均整です。地球の持っている速度というチカラと太陽の持っている引力が、回転という現象にて釣り合っているからこそ、起こりえる平穏です。


ふ~ん、そうなのか。


因みにこれって真空という抵抗のない空間だからこそ起こりえる現象です。人工衛星なんかが周回している高度では弱冠ですが大気が存在します。ですからその大気との衝突で、少しづつではありますが人工衛星は地球に落ちています。でも人工衛星って速度が半端ないので、ある程度まで落ちてくると大気との圧縮熱と圧力で分解、燃焼してしまいますから安心して下さい。


成程のぉ。しかしブラックホールには大気なんぞ存在出来まい?なんせみんな引き寄せてしまうのじゃから。


ところがそうでもないらしいんです。ブラックホールとの相対速度を持たない物質は引き寄せられて落下してしまいますが、ある程度の速度を持った物質は、先に説明した人工衛星と同じでブラックホールの周りを回り続けるんですよ。


えーっ、それってどれくらいの速度なんじゃ?


すいません、文献を探すのが面倒なんでその質問はなしという事で。


なんじゃ、後ろ盾の無いエセ知識であったか。


まぁ、それでもブラックホールがその重力にて周りの物体を引き寄せているのは事実です。その質量たるや太陽を何万個分にもなるそうですよ。


おおっ、それはすごいのぉ。


はい、ですがそれですらブラックホールが支配できる範囲は限られます。広大な宇宙空間から見れば、ほんの砂粒程度の範囲でしょう。


あらら、随分持ち上げた癖してその程度か。


はい、距離こそが最大の障壁です。昔は地球だって海という障壁があったんですけどね。


おおっ、それを人類は知恵と技術で克服したのじゃな。そしてその例を持って何れはブラックホールも解明できると。


時間は掛かるでしょうし、人類のモチベーションがそれまで持つかどうかも怪しいところですが、そうなって欲しいです。


そうかぁ、まぁ人類の時間軸と比べるとあやつらの時間はほぼ無限じゃ。待つのには慣れておろう。


ブラックホールに人格はないと思いますが、仮にあったとすればそうかも知れません。


成程、つまりやつはこう言っておるのじゃな。

「俺は引っ張るだけ・・、ただそれだけだ。」


あらら、その台詞で締めますか・・。さすがはくろ様、アニメ脳ですね。


-お後がよろしいようで。-

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