表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/77

人物事典

 奥州再乱をご覧いただき、ありがとうございます。

このページでは、登場人物の簡単な解説を行うので、読む上での参考になればうれしいです。



  奥州人または奥州藤原氏幕下


 大河兼任 おおかわかねとう (1155?-1190)

本作の主人公。大河次郎兼任とも。兄を幼くして亡くす。

秋田県五城目町または青森県弘前市の生まれと伝わる。

周りの人望あつく、奥州藤原氏滅亡後は奥州再乱の大将に推された。


 大円 たいえん (1157?-1215?)

兼任の弟。新田三郎入道とも。大円の名は今作での設定。

僧侶となり、各地より情報を集めていたのだろうか。

忠実では反乱の際に、弟の二藤次と真っ先に鎌倉へ従ったという。


2017/2/16追記。出家前の名前は新田にった三郎さぶろう近綱ちかつなが有力。


 二藤次 にとうじ (1158?-1194?)

兼任と大円の弟。大河二藤次忠季とも。曽我の苗字に変わるのは今作での設定。

兼任を"陽"とするならば、二藤次は"陰"である。

忠実では反乱の前すでに鎌倉の御家人となっていたという。


 大河兼友 おおかわかねとも (1175?-1190)

兼任の息子。幼名は鶴太郎。

今作では1189年に戦死したという設定。

実際は土民に殺されて生涯を終えたという説もある。


 安東高季 あんとうたかすえ (1156?-1230?)

津軽藤崎の領主。安藤五郎の称が正しく、”高季”は今作での設定。

兼任の盟友で、江留沼の戦いでの連携プレイも信頼し合っているからこそ。

忠実では北条義時の家来として陸奥へ入ったとも、

在地の豪族出身で兼任を背後から討ったとも伝わる。


2017/2/16追記。本名は安藤あんどう五郎ごろう高任たかとうが有力。


 小野真備 おのまきび (1151?-1225?)

安東氏家臣で、高季の忠臣。今作のみの存在。

兼任・二藤次・高季の三者間で重要な役目を担う。


 藤原秀栄 ふじわらのひでひさ (1125?-1193?)

十三藤原氏当主で、奥州藤原氏三代目の藤原秀衡の弟。

白髭公は今作での設定。平泉より逃げてきて、十三湊に拠点を移す。

秀栄の名のもとに、奥州再乱の軍勢が集められた。


 佐藤信重 さとうのぶしげ (1155?-1200?)

奥州藤原氏家臣で陸奥国信夫郡領主の佐藤元治庶子。

源義経家来の佐藤継信忠信兄弟はその兄。兼任の寝こみを襲う。

"信重"は本ページのみの設定で、多くの佐藤含む諸氏が北へ逃げ込んだのは事実。


2017/2/16追記。本名は佐藤さとう七郎しちろう信政のぶまさが有力。



  坂東人または源氏幕下


 工藤祐経 くどうすけつね (1147-1193)

源氏家臣で伊豆国伊東の領主。武勇策謀と共に長ける。

曽我兄弟にとっての仇だが、かつては彼らの祖父が祐経にとっての仇だった。

子孫には宮崎県の戦国大名となった伊東義祐がいる。


 工藤祐先 くどうすけさき (1186-1251?)

祐経の次男坊。日向国へ下った祐時は兄にあたる。

父を殺された恨みを抱え、曽我兄弟を保護していた二藤次へ矛先が向かう。

青森県内では、田舎館工藤氏の祖ともいわれる。


 曽我祐成 そがすけなり (1172-1193)

曽我兄弟の兄の方。曽我十郎祐成とも。


 曽我時致 そがときむね (1174-1193)

曽我兄弟の弟の方。曽我五郎時致とも。


 虎御前 とらごぜん (1174-1238)

元は相模国平塚の遊女。曽我物語原作では祐成の妾。

本作では二藤次と親しい仲にするため、彼と同じ年齢にしました。

なので読む上では35~40歳ぐらいの気持ちでお願いします。


 源頼朝 みなもとのよりとも (1147-1199)

鎌倉の征夷大将軍。現実は利用されるだけの存在。


 北条時政 ほうじょうときまさ (1138-1215)

源頼朝の義父。伊豆国北条の領主。"時"の字を曽我時致に与えたという。

陰のフィクサーであり、その腕は工藤祐経と同じかそれ以上。


 江馬義時 えまよしとき (1163-1224)

時政の子で、北条政子の弟。源頼朝の義弟。北条義時と同一人物。

江馬の苗字は、戦で滅んだ敵方の家を継いだもの。

父の代理人として、策謀の手伝いをする。


 曽我広忠 そがひろただ (1170?-1233?)

相模国小田原の曽我本家出身。曽我兄弟の義理のいとこ。

二藤次の養子になったのは本作の設定。

青森県内では、平賀曽我氏の祖ともいわれる

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ