1/47
開幕
初投稿です。お手柔らかにお願いします。
※投稿が遅い、何もわからない、アドリブしかない駄作なので、見るときは流し読みして別の作者の作品を見ることを推奨します。
話をしよう。いつだったかは忘れたけど。
天をも貫く大樹がある場所でのこと。
その世界は、一つの未来以外にたどり着くことがでかない世界だった。
……案外それは、平和なのかもしれない。
平和、なんてものあるかどうかわからないけれども、そう思ってみるのも良いかもしれない。
人が二人いた。その二人は夫婦だった。
一人は木刀を持った、黒髪黒眼の腕の細い、16歳ぐらいの男。
一人は柔らかな笑顔を見せる、これまた黒髪黒眼の少女。
その世界にはその二人意外に人がいなかった。
だけれども、春の終わりに誰もいなくなる。そして時は巻き戻る。誰も気付かないように自然に巡り続ける。
それだけの話。
回り、巡り、廻る。それだけの世界のほんの一部分。
その時の話をしよう。