表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブタの兄弟  作者: 遥胡
2/7

ブタ2

周りの木々が青々と色鮮やかになってきたこの時期、その中に一際大きい木がありました。

それを見上げていた、ブタとブタさんは時間が止まってしまったかのように、ピクリとも動きません。

その傍らには、ブタいちがニコニコしながら立っていました。

その、一際大きい木の上にはレンガ造りの家が建っていました。

「どうだ!凄いだろう?木の上ならアイツもなかなか来れないだろう!」

ブタ一は腰に手を当てて≪えっへん!≫という感じです。



(なんか・・・今にも落ちてきそうなかんじなんだけど・・・)

(木の上にレンガは、無理があると思うんだけど・・・)



でも、そこはやっぱり優しい弟達。兄の顔を見て・・・

「確かに、これは凄いね!ブタ一兄さん。」

「こんな事、誰も思いつかないよ!」

と、微笑みながら言いました。

「そうだろ?それに、お前達の家もあるんだ。アイツが来ても絶対大丈夫だよ!」

「僕の予想では、3日後がアイツの誕生日らしいから、その日に来ると思う。」

ブタ二は、深刻な顔つきで言いました。

「で、でも大丈夫だよ!家の中にいればきっと安全だよ。」

「そうだ!恐れることはない!少しでも無理と感じればアイツは諦めるさ!」

ブタ一はそう言うと、ブタ二を励ますように肩をたたき、それぞれ自分の家へと帰っていきました。



そして、3日後のお昼。

仔豚たちがいる方向へ進んで行く一つの影がありました。

「豚肉♪焼豚♪トンカツ♪酢豚♪豚バラ♪ローストビ〜フ♪♪」

その奇妙な歌は、森中に響き渡りました。



さて、この歌の正体とは・・・!?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ