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●第百一話 「皆さん、色々考えてるんですね」

「すごい……」


 天堂佑真対火道寛政。

 知らない人同士の戦いを見た理由は、彼らが波瑠の友人知人だったから、それだけ。

 そもそも戦闘なんてしたことのない戸井千花は、佑真がランクⅢだと聞いた瞬間に、なんてこの人は馬鹿なんだろう――と、心の中で呟いていた。


 常識的に考えれば勝てっこない。

 負けるのは目に見えていた。


 もしも負ければ、周りから馬鹿にされるかもしれないのに、なんでこんな博打に挑んだんだろう。


 強者の見下しとはまた違う――同じ弱者だからこそ抱いた疑問に対し。

 天堂佑真は、己が戦いをもって回答してくれた、気がした。


 彼は絶対に勝てないとわかっていながら、そんな事実からはあえて目を反らし、必ず存在するはずの『勝利のカギ』を掴もうと決死に戦った。


 やってみなくちゃわからない。

 ベタな言葉を言葉通りに行い、しかしあと数歩が踏み込めなかっただけなのだ。


「………………天堂佑真さん」


 千花はなんとなしに名前を小声で呟いてみる。

 彼の健闘に、憧れと尊敬を抱きながら。


   ☆ ☆ ☆


「いやー負けた負けた」

「お疲れ様、佑真くん」


 寛政や運営委員会に挨拶してきた佑真は、波瑠達と合流していた。直前に生徒会長に「いつか私とも戦おうじゃないか!」と肩を叩かれたが、流石に丁重にお断りしておいた。


「………完敗乙」

「清々しい負けっぷりだったね佑真。実況席でフォローするの超大変だったよ」

「手の内は知っているんですから、せめて惜しいと思わせるくらいの戦いはできなかったんですかぁ?」

「眩しい笑顔で容赦ないなお前ら……」


 台詞は順に秋奈(サムアップ付属)、誠(with完成されたスマイル)、キャリバン(呆れた溜め息付き)。敗者にお情けを与えるような友人でないとわかっていても、完敗した直後にこのラッシュは辛い。


「ところで佑真、火道先輩って本気の何分の一くらい出してた?」

「オレもあの人の全力は見たことねえけど、十分の一くらいじゃねえかなあ。月虎牙すら引き出せなかったし、超能力ほとんど使ってなかったし」

「やっぱりか。不自然だと思ったんだよね。いくら炎の範囲に制限があるといっても、佑真に近接を許し過ぎていた」

「だろー? 弟子は全力で挑んでんだから、本気で迎え撃つのが師匠として当然じゃね?」

「いいや、本気を引き出せない佑真はまだまだだぞっていうメッセージかもよ」

「うわあすごくそれっぽくて嫌になる――いてっ」「あたっ」


 ぺしぺしと頭を叩かれる佑真と誠。


「………そこ二人、反省会は後」


 叩いた秋奈は二人、特に佑真に向かってくいと波瑠の方を見るよう促す。正確には波瑠ではなく、彼女の背後に隠れた女の子だ。


 現代では珍しい眼鏡をかけ、波瑠達に負けない豊かな胸部をお持ちの彼女。真面目なのかスカート丈は膝にかかる程度まであり、清楚でおとなしめな印象を強く受ける。底辺校出身の佑真は初めて会うタイプだ。


「ランク戦見てただろうけど、自己紹介はちゃんとするよ。オレは天堂佑真。一年H組、サポート科の一年だ。よろしくな」

「え、ええと、波瑠さん達と同じA組の、戸井千花です。よっ、よろしくお願いしますっ」


 差し出した佑真の手に恐る恐る千花の手が重なった。初々しい反応から察するに、異性と触れ合うのに慣れていないのかもしれない(かくいう佑真も波瑠以外は慣れないが)。


「戸井さん、そんなにかしこまんなって。同級生だから敬語じゃなくてタメでいいよ」

「………残念、千花は敬語がデフォルト」

「私達も説得したけど、千花ちゃんは敬語が一番話しやすいんだって」

「すみません。天堂さんはお堅いのは嫌いですか?」

「その辺は人それぞれだから戸井さんの好きにしてくれ。初対面で人を呼び捨てにする女だっているわけだし」

「佑真くんもタメ口呼び捨てでしたけどねー」

「それはお前が名前しか教えてくれなかったからだろー」

「波瑠は僕らにもタメだったような」

「アタシもタメ口どころか、初対面から名前を呼び捨てでしたねぇ」

「驚くほどに味方が少ないんだけど!?」


 波瑠が涙目で叫び、「皆さん同じなんですね」と千花が柔らかく微笑んだ。

 とりあえず全員が最寄り駅方向へ帰宅ということで、六人のそれなりに大所帯はのんびりと下校しながら雑談に花を咲かせていた。


「戸井さんも普通科の受験合格組なんだよな。超能力ってどんなモンなの?」

「受験合格組……?」

「………あたし達【七家】の推薦合格が気に入らない佑真による遠回しの皮肉だから気にしないでいい。そしてどうせ一般でも受かるんだから皮肉は通用しない」

「おお、流石ランクⅨの能力者は発言に漲る自信が違うねえ」

「そういえば私達も千花ちゃんの能力知らないよね。教えてもらっていい?」


 波瑠がコテッと首を傾げた。どうせ授業でお披露目となるが、超能力の詮索はプライバシーに関わるので自粛するのがマナーだ。


「教える分には構わないんですけど……実は、その、わたし自身も自分の超能力について、うまく説明できないんですよ。それでもいいですか?」

「おー大丈夫大丈夫。秋奈と誠の超能力もぶっちゃけ意味わかんないから大丈夫」

「あながち否定できないよね」「………同じく」


 苦笑を交わす誠と秋奈。千花は眼鏡に指をかけた。


「えっと、皆さん、『原典(スキルホルダー)』って知っていますか?」

「うん、知ってるよ。能力演算領域が常に活性化していて、SETを使わなくても超能力が使える人のことだよねー」

「………知ってるけど、え?」

「センカ、もしかして『原典』なんですかぁ?」

「は、はい。『原典(スキルホルダー)』なんです」

「「「ふう………………っ、えええええええええええええええええええ!!!???」」」

「ひええっ!?」


 静と動を組み合わせた大絶叫が響き渡り、同じく下校中の生徒達がビクッと体を震わせ、何事かと視線を向けてきた。


「いやいや待て待て。『原典』って百万人に一人とかそのレベルだったよな?」

「………そういえば癖がある能力って言ってたけど、まさかこういう意味だったとは……」

「で、具体的な能力は!?」


 頭を抱える佑真、顎に手を当てる秋奈、身を乗り出す誠と三者三様の驚きを見せる幼馴染組。波瑠とキャリバンの驚きの低さはひとえに【ウラヌス】にも何人かの『原典』がいるからだが、驚いていることに変わりはない。


「具体的にですか……能力固有名は《生命の息吹(ギフトパス)》。その効果はですね……『他人に波動を譲渡する能力』、だそうです」


 自分のことのはずなのに自信なさげに、他人の言伝のような口調で説明する千花に対して疑問を覚えてもよさそうだが、佑真達は能力の解説にしか耳が向いていなかった。


「他人に波動を渡す? それって《集結(アグリゲイト)》の限定的使用版って感じだな」

「奴は奪う専門じゃないの?」

「いや、渡すこともできるらしいぞ。ってあいつはどうでもいいんだよ」

「………確かに癖がある。渡すことしかできないの?」


 秋奈が好奇心の赴くままにずいと歩み寄る。千花はふりふりと首を横に振った。


「い、いえ、わたし自身でもよくわかってないんですよぅ……この解説も中学校三年間かけてやっとできた『仮説』ですし、少なくともわたしの能力、これだけじゃないですし……」

「渡す以外もできるのかい? いや、戸井さんも『波動を渡す』っていう明確な感覚は掴んでいないんだよね? どうしてそんな結論になったの?」

「……わたしの能力は他人に向かって使うんですけど、わたしが能力を使っている人に触れることで、その人の超能力が(、、、、)強化される(、、、、、)んです」

「はぁー……すごいなあ」

「ははは、いい加減驚き疲れてきたぜ……」


 絶叫こそしなくとも、千花の口から次々明かされるトンデモ事実にため息をつく佑真達。


「なるほど、超能力の素は波動。蛇口を捻って水量を増やせば勢いが増すように、超能力が強化されるのを『波動が増えた結果』と捉えた仮説なんですねぇ」


 一方で、超能力の知識量であれば波瑠に劣らないキャリバンが考察を呟き、まさにその通りです、と千花が頷いた。


「そういえば千花ちゃん、盟星学園の志望理由を聞いた時に『自分の超能力を知りたい』って言ってたもんね。判明するといいね」

「はい。できればうまい使い方も習得したいです。あんまり役に立たない力なので……」

(((いや、使い方次第ではクッソ役に立つ能力だと思うけどね!)))


 思うけど口には出さない配慮がここに。流石に初対面の少女に総ツッコミは控えよう、と無言の満場一致であった。


「そういえばさ、佑真」

「露骨な話題転換だな。なんだよ誠」

「僕ら、これから新しいクラスで飯行かないかって誘われてるんだよ。佑真はどうする? 一応話してみたら、来てもいいって言ってくれたんだけど」

「行く行く! つうか楽しそうな企画やってんな! オレのクラスでもやろうかなぁ、今日はランク戦のせいで全然喋ってねえし」

「………実はこの裏でやってたりして」

「怖いこと言うなよ。こっちはこっちでよくオレの参加許されたな。いわゆるクラス会だろ?」

「僕らの友達って言ったらあっさりオーケーしてくれたよ。ランク戦の話を聞いてみたいって人も多かったし」

「………代わりといっちゃなんだけど、サポート科と普通科の橋渡し的役割を果たしてほしい。できればA組優遇でよろ」

「ちゃっかりしてんなA組の皆さん」

「いや、それは僕と秋奈の考え」

「ちゃっかり人使い荒いなぁ相変わらず」


 佑真、誠、秋奈の幼馴染み三人組が盛り上がる一方で、波瑠は千花に微笑みかけた。


「ごめんね、千花ちゃんの話切って勝手に話しちゃってて」

「いえ、大丈夫ですよ。皆さん仲良しなんですね」

「えへへ。でも、あの三人は別格って感じがするんだよね」

「ハルでもそうなんですかぁ?」


 キャリバンが訝しげに問いかける。彼女からすれば十二分に親しそうに見えるのだが……。


「三人は幼馴染みだから、私にはわからない絆もあるんだよ」


 そんなことを述べる波瑠は、どうしてかとても嬉しそうだったという。



   ☆ ☆ ☆



 学校近くの喫茶店にかかる『貸切中』の三文字。

 夜の喫茶『アルティマ』は、盟星学園は一年A組の生徒達で埋められていた。


「えー、一年H組天堂佑真! 学科違うけどよろしくお願いします!」


 よろしくー! とノリ良い返事が佑真を襲う。まだクラス内でも他人の名前が怪しい時期、ランク戦を行った佑真が一番名前が売れていそうだ。


「天堂君、ランク戦見てたよー」

「すげえ身のこなしだったな。サポート科が勿体ないぜ」


 空席に着くと、早速物珍しと食い付かれた。先の台詞はショートヘアの快活そうな女子、続いたのは短髪で背の高い男子のものだ。


「いやいや、それほどでも。ええと……」

「あ、俺は三日月(みかづき)達樹(たつき)。好きなように呼んでくれ」

「あたしは佐藤歌穂よ。呼び捨てで構わないわ」

「三日月に佐藤、よろしくな……ん? 佐藤歌穂ってどっかで聞いたような?」

「佐藤さんは学年二位なんだよ」

「おー、そうだそうだ。道理で聞き覚えあると思った」


 誠が佑真の隣に腰を降ろしながら補足してくれた。


「小野寺君に言われると自慢にならないのよね。それにうちには天皇波瑠さんに水野秋奈さんまでいる。本来なら四位なのよ――ところで、天堂君と小野寺君はどういう関係なの? 幼馴染みとか?」

「男前と女顔の凸凹コンビ」

「天才と落ちこぼれの凸凹コンビ」

「やめろよ誠、天才とか照れるだろ」

「ったく佑真、男前だなんて思ってたのかよ」

「……つっこむべきかつっこまざるべきか」

「関係自体はわかったわね」


 HAHAHA! と黒い微笑みを交わす佑真達。達樹や歌穂は早速ドン引きの様子だ。


「まあいいか……な、天堂。いろいろ質問していいか?」

「おう、ドンと来い」

「火道寛政の弟子ってマジなの?」

「マジだよ。そういう縁でもないと、あの人とランク戦なんてやらせてもらえないし」

「それもそうか。サポート科だしな」

「あたしも質問していーい? 天堂君、あんだけ戦えるのにどうしてサポート科なの?」

「超能力がろくに使えないからに決まってるじゃん!」

「って誠が言うのかよ! 真実だけど!」


 清々しいほどの笑顔に『そうだった』と初対面二人は納得してくれた。


「超能力ランクはⅢなんだっけ?」

「一応そうなってます。オレ、普通科はそもそも受験できないんだよ。だけどこの学校だといろんな超能力者と模擬戦できるだろ?」

「うわ、もしかして天堂君、その為だけにサポート科入ったの!?」

「一応進路も込みだけど、メインはランク戦だったりする。三日月も佐藤も、よかったら戦わせてくれな」

「ランク戦やる分には構わないぜ。俺もあの身のこなしと戦ってみたい」

「あたしもいいけど、天堂君よりは小野寺君と先にやりたいかな?」


 歌穂はちらっと流し目を向ける。


「え? 僕と?」


 当人は女子からのご指名に目を丸くする。


「そう、小野寺君と。キャリバンさん、秋奈さん、あと波瑠さんとも戦いたいわね」


 声音こそ先程までと変わりないが、瞳に好戦的な光が宿る。名前を耳にした波瑠やキャリバンも『ん?』と顔を向ける中、誠はにいと口角を上げた。


「喜んでお相手するよ、佐藤さん」

「ありがとう、小野寺君。早いうちに申し込ませて貰うわね」

「じゃあオレは三日月とやるー」

「え、そういう流れになんの?」

「それだったらいっそ、ペア形式にしてみたらどうかしら?」


 パチン! と指を鳴らす歌穂。佑真達は揃って疑問符を浮かべていた。


「ペア形式って、そんなこともできんの?」

「基本的には何でもありなのよ。申請さえすればペアどころかクラス対抗もアリらしいわ。過去に行われた例はないけどね」

「へぇー、クラス対抗とか見てみたいな」

「佐藤さん詳しいね。実はランク戦ガチ勢だった?」

「姉がいるのよ。三年に」


 ――――和気あいあいとごく自然に馴染む佑真を遠目に眺める波瑠は、ちょっとだけ複雑な気分でコーヒーを口にした。


「………波瑠ちゃんコーヒー飲めたっけ?」

「ミルク入りだよ。ブラックは無理です」


 そんな彼女の隣にはいつも通り秋奈がいる。クラス会なのに固まってていいんですか? というキャリバンの質問には『友達なのに離れる理由もない』と一蹴していた。


「………そういえば波瑠ちゃん、誠とランク戦やるの?」

「そのうちやるよー。できれば秋奈ちゃんやキャリバンとも手合わせしておきたいかな」

「は、波瑠さんも意外と好戦的なんですね」


 波瑠の向かいで、千花が軽い驚きを見せた。波瑠がランクⅩだと知ってはいるものの、穏やかな性格からランク戦のようなものは好まない印象があったのだ。

 その印象は、あながち間違いではない。波瑠は苦笑いしつつ、


「私も誠くんや佑真くんほど積極的じゃないけど、せっかくいろんな超能力を見れるなら見ておきたいんだ。自分のためにも」

「……皆さん、色々考えてるんですね。わたしなんて何も考えずに入学しちゃったし、正直争い事は大の苦手です……」

「………センチになる必要はない。あたし達が異常なだけで、ランク戦やらずに三年間過ごす生徒だってたくさんいるって聞いた」

「うん。人それぞれだよ」

「そうですかね……」


 実際千花は考えすぎだと波瑠は思うが、悩むのも悪いことではないとも考えている。


 彼女の目標は『盟星学園に合格すること』だった。現時点で一旦ゴールを迎えた彼女がこの先に改めて悩むのは自然な流れなのだ。

 友人として、手伝えることがあればなんでも協力していこう――



 ――――なんて決意を固める波瑠達のテーブルの上を。

 黒い虫さんが駆け抜けた。



「うわっ!?」

「………!?」「きゃあぁっ!」


 ゴトッ、と手を滑らせた千花がコップを倒し、


「ひゃあっ!?」


 波瑠の太ももにアイスティーがぶちまけられた。

 冷たい液体が内腿からくるぶしへと一気に伝い、甲高い悲鳴とともに立ち上がった。同時にクラス中の視線を集めに集め、かあっと頬が朱に染まる。

 いち早く黒い虫さんを潰しつつ、


「あーらら、やっちゃったな波瑠。こんなに濡らしちゃって」

「佑真くんその言い方は流石にドン引く!!!」

「ぜ、全力で叫ばなくとも……。冗談はさておいて、大丈夫か? 戸井ちゃんと秋奈嬢も」


 手早く布巾を貰ってきた佑真は、床を拭きながら千花達へ声をかけた。佑真と波瑠の掛け合いに全員から笑いが起こる。


「………あたしは無事」

「わっ、わたしがこぼしたんです! 波瑠さんごめんなさい!」

「大丈夫だよ千花ちゃん。靴下以外濡れなかったし。不幸中の幸いだね」

「ちなみにオレには幸いしかねえけどな。机の下拭いてると女子高生の生足だらけで絶景だぞー。スカートの中も見放題ふごあっ!?」

「………」

「秋奈嬢、無言で蹴るのはやめ二発目っ!?」


 二発の蹴りを貰いテーブルの下で悶える佑真。恥ずかしそうに脚を引っ込める千花。「生足で蹴られてよかったなー」と誠のヤジが更なる笑いを誘った。


「波瑠さん、本当にすみません……」

「あはは、千花ちゃん落ち込みすぎ。これくらい気にしなくっていいってば。一歩間違えてればコップ倒したのは私だったかもしれないし」

「で、でもっ……はい」


 しぶしぶといった様子ではあるものの、千花は頷いてくれた。


(んー……まあ、まだあんまり仲良くなれてないもんね。固いのは仕方ないのかな)


 だったら、これからより一層仲良くなればいい。

 波瑠はそんな決意を固めるのだった。



ちなみに『原典』には各個人に固有の能力名が存在しておりまして、桜の《雷桜》も《電子操作(エレクトロマスター)》に固有名がついたものだったりします。


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