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ユウキと立ち話
外から見るとちっぽけな街だったのに門を開けて入ると広場に氷の噴水がありとてもきれいなのだ。
「レディーあなたのようなレディーは久しぶりに見た。ロズに続き新鮮なレディーだ」
「は、はあ」
誰?この人。見たことあるような……。てか
「ロズさん!?」
「ああ」
ユキの声に驚いた様子だ。
「あ、あの私……ロズさんにパーティーにきなさいって言われてきたんですけど」
「ああ、君が。あのねぇ噂の……」
「う、噂?」
「ああ、気にしなくていいよ」
なんだろ?
「あの……それで、ユキノクニ探しているんですけど」
「連れっててあげるよ」
「え?迷惑じゃあ」
「いいよ。俺、パーティー入ってるしユキノクニの」
ヘヘッ
少年はそう言い笑った。
「あ、あのありがとうございます。お名前は?」
「ユウキ、君は?」
「あ、はい。えっと、ユキです」
「ユキちゃんね。似てるね。名前!!」
「あ、はい」
「そろそろ行こうか」
「あ、はい。お願いします」