新たな仕事
今回は二回目の仕事です!!
「ロズ、ユキノクニの取材に行ってくる」
「ああ。頑張って来い」
コクン
静かに首を振った。
「私も仕事いきたいなぁ」
「行けばいいじゃないか」
「い、いいの?」
「ああ。自分のペースでいけばいいからな」
「そうなんだ。じゃあユウキ選んで。私の仕事」
「いいけど、どういう系?」
「選べるの?」
さっきから驚きっぱなしだ。
「ああ。たとえばバトル系、採取系、あとはカミツキ達が行ってる魔法をかけてくる仕事。どれがいい?」
「ん~とね……採取ってまえの宝石のやつみたいな感じ?」
「ああ」
「んじゃあ採取で。ユウキよろしく」
「うん。今は……これなんかいいんじゃないか?」
そういい差し出された紙には
「魔法の花?」
「ああ、知らないか?髪飾りとかに使われる紫姫」
「あ、それってこれですか?」
私は自分の指をさした。
「ああ。きれいだなその指輪」
「近所の男の子のお父さんが金細工やっていて……」
「へぇてか、これでいいの?」
「あ、うん。これでいいよ」
「場所は……ルナン国のミヤノ草原? あれ? ユキってルナン国から来たんじゃなかったっけ?」
「う、うん」
ミヤノ草原って……お母様がなくなった所じゃなかった?
「ユキ大丈夫か?」
「あ、うん。大丈夫」
昔の事なんだもん。大丈夫別にお母様がなくなった所ってだけで何にもないし。
「ユウキじゃあ行ってくるね。ロズも」
「俺が送るよ」
「ルナン国でしょ? 近いから大丈夫」
「あ、ああ」
「気をつけるんだぞ」
「うん。じゃあ行ってくる」
そう言い、ユキノクニを後にした。