王城内の図書館の受付を務める伯爵令嬢は第二王子の恋に素直になりたくない〜甘い言葉なんていりません!〜
その図書館には魔女が住んでいるらしいーー。
死神のように黒く艶やかな長い髪に、彼岸花のように朱く染まった瞳。
目が合えば脈打つ心臓がピタリと止まり死に至る、声を耳にすれば脳が錯乱して幻覚を見せられ恐怖の余り自らの命を断つとか。
指に一度触れれば皮膚に湿疹が現れて痒くて仕方ないとか、その他諸々。
「ーーと、まぁ王宮に広がった君にまつわる噂はこんな感じかな。まだ聞きたいかい?」
そう笑顔で言ったのはベアトリーチェ王国の第二王子であるシリウスだった。
彼は図書館の受付をしているルティーナのことが大のお気に入りのようで暇があれば毎日の様に足を運ぶ日々。
だがそんなシリウスに対してルティーナは塩対応を決め込むはずがーー。
死神のように黒く艶やかな長い髪に、彼岸花のように朱く染まった瞳。
目が合えば脈打つ心臓がピタリと止まり死に至る、声を耳にすれば脳が錯乱して幻覚を見せられ恐怖の余り自らの命を断つとか。
指に一度触れれば皮膚に湿疹が現れて痒くて仕方ないとか、その他諸々。
「ーーと、まぁ王宮に広がった君にまつわる噂はこんな感じかな。まだ聞きたいかい?」
そう笑顔で言ったのはベアトリーチェ王国の第二王子であるシリウスだった。
彼は図書館の受付をしているルティーナのことが大のお気に入りのようで暇があれば毎日の様に足を運ぶ日々。
だがそんなシリウスに対してルティーナは塩対応を決め込むはずがーー。