毒9
2か月後。
俺のステータスはこんな感じ。
【ステータス】
名前:ゲンゴロー
年齢:16
性別:男
種族:人族
レベル:7
HP:70/70
MP:70/70
スキルポイント:0
スキル:毒耐性Lv.10
水魔法:Lv.2
ユニークスキル:鑑定
無限収納
レベルが上がるほど基本レベルの上りは悪く、特にゴブリンを倒しているだけでは基本レベルの上りが悪い。
でも、水魔法は毎日回復ポーション作りのために使っていたら気が付いたらスキルレベルが上がっていた。
時間はかかるが、スキルポイントを使わなくてもスキルレベルが上がることを知れたのはかなり嬉しい。
ただし、回復ポーションより高額で買い取ってもらえる「回復ハイポーション」を作るには水魔法のレベルを4以上にしなければならないらしく、回復ハイポーション作れるようになるまでにはまだまだ先が長いようだ。
それと、討伐数も1000匹を超えたので冒険者ランクも中級冒険者であるシルバーランクに上がった。
俺の冒険者ランクアップは異例の速さらしい。
ランクアップは嬉しかったのだが、これからもずっと安全なゴブリン討伐を続けようと思っていたのに、冒険者ギルドのクールビューティーな受付嬢から冷酷に告げられる。
「ゴブリン退治は初級冒険者の仕事ですので、中級冒険者の方はより強い魔物の討伐をお願いします。」
というわけで、ゴブリン以外で俺が安全に倒せる魔物を探すことにした。
でも、俺はゴブリン以外の魔物はほとんど知らないので、受付嬢に情報を求めてみた。
「毒は持っててもいいから倒しやすいような魔物っていませんか?」
「・・・普通の冒険者にとって毒を持っている魔物というのは危険なため避けられているのですが・・・、あえて挙げるとすれば、西の森の沼に生息するポイズンフロッグでしょうか?」
さすが優秀な受付嬢さんです。