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雨上がり  作者: 魚屋
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出会い

 雨はいつの間にか上がっていて、アスファルトはネオンの色できらきら輝いていた。僕は買ったばかりの車を走らせながら前を走るジープを眺めていた。突然、助手席の窓から女の腕が外に放り出され、風と戯れはじめた。白い腕は風を受けて眩しかった。彼女の手のひらは天を仰ぎ、雨が止んでいることを確認した。そして一通りの儀式を終えると、その手は運転席の男の首に絡まった



 男は黒人だった。加えて言うなら兵士だった。車のナンバーで容易に想像できた。彼女の手は黒人の肩にもたれ、兵士は彼女の頬にキスをした。兵士の手が彼女の髪に伸び、一瞬車が左右にぶれた。さらに男の手は彼女の脚に伸びて彷徨い歩き、ジープはセンターラインと歩道の間を彷徨った。

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