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現在光の部屋の下で危機的状況にあるアーサーを他所にご機嫌な様子でヨガを始める。


「よし、今日は異世界に来て初めての太陽礼拝をしよう!」


「ヒラノ様の世界では太陽を神とされているのですか?」


「ん~神様ではあるんだけど…私の世界って神様は一人じゃないんだよね。数え切れないくらいいて、皆が信じたい神様を信じてるんだ。」


「神様がたくさん…例えばどんな神様がいるの?…ですか!!」


フローラに睨まれ慌てて敬語っぽくするマリナに微笑ましさを感じながら光はなんの神がいたか思い出す。


「えっと…本当に何にでもいて太陽、月、風、雷、火、水、緑、人、全部に神様がいるから私の世界では何でも感謝の心を忘れず接しなさいって言われる事もあるよ。」


「そんなに…」


「人の神様…」


「この世界では何の神様がいるの?」


「この世界を創造した神のみです。」


「そうなんだ…じゃあ太陽礼拝とかは広められないね…宗教問題は怖いし。」


光は少し残念に思いながらも自分が人前でやらなきゃいいかと納得し軽く身体を解すと太陽礼拝に入った。



まずは山のポーズ、立った状態で背筋を伸ばし両足でしっかり血をふむと目を閉じ胸の前で合掌しゆっくり呼吸する。そこから息を吸って合掌したまま腕を上に伸ばし、息を吐いて合掌を解き脱力し前屈、手のひらをきちんと地につける。


息を吸うタイミングで指先だけ地に着くように少し手を上げて膝をのばし目線のみ前方に向けたら腕立て伏せのポーズをとりそのまま頭から足の先まで一枚の板になったようにピンとのばし肘を脇の方に向けてプランクのポーズをとる。


そのまま少しキープした後、息を吐いて肘を曲げ、息を吸って肘を伸ばし身体でアーチをつくり足の甲を地面につけ身体は上から糸で引っ張られた様に上にピンとし顔を上げ上向きの犬のポーズをとったら流れるようにつま先を立て猫が伸びをする様に前方を少し下げダウンドックのポーズに入る。


ダウンドックのポーズで少し呼吸をした後、また息を吸いながら足を腕にくっつけ指先だけ地に着くようにして膝をのばし視線を前方に向けた後に手のひらを地に着け前屈に戻りまたプランクのポーズ。


また息を吐き肘を曲げたら上向きの犬のポーズに戻り流れるようにダウンドックのポーズ。また足を腕にくっつけ指先だけ地に着くようにして膝をのばし視線を前方に向けたら流れるように前屈し、両腕を横から上げながら身体を起こし頭上で合掌したらソレを胸の前に戻し山のポーズに戻り自分の呼吸に目を向ける。


これを三回繰り返した光は汗ばみながらも充実した様子だった。

そしてまたキラキラした光が辺りを包む。

それをフローラとマリナと影からこっそりアーサーが見ていた。


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