2話「落ちる夢」
どうも!リクルートです!
今回は、タイトル通り、落ちる夢です。
皆さんも見た事はあるのではないでしょうか?
落ちた後、ガクってなる感じ、凄いですよね(?)
では、本編をどうぞ!
俺は無事に、今日提出の課題を終わらせた。
外を見ると、もう朝だ。
帰ってきて寝たとはいっても、普通に眠い。
「あぁ〜ネム」
俺は、そう言いながらも登校の支度をする。
俺は歯磨きをしながら、夢の内容を思い出す。
今回も、謎の力のおかげで助かったけど…毎回必ず起きるとは限らない訳だ…しかも、2日連続で悪い夢を見るのも不思議だ…俺はそういう体質なのか?
俺は、歯磨きを終え、学校に向かう準備をする。
「ま、たまたまだろ」
たまたま…そういう事にしておく。
そして、いつもの通学路。
いつも通り、後ろから真奈がやってくる
「おはよぉー!」
「おう、おはよう」
真奈は朝から元気だ。
「そう言えば、昨日のテレビ見た?」
「あぁ〜昨日は帰ってきてすぐ寝ちゃったんだ、起きたら12時越してた」
「えぇ!?てか、今日提出の課題大丈夫?よかったら見せるよ?」
優しい…良い幼馴染を持ったものだ。
「大丈夫、ほぼ徹夜で終わらせた、そのせいで眠い、授業中寝てても起こさんでよ」
「授業中寝ちゃダメでしょ〜!」
そんな会話をしながら学校に着いた。
そして、1時間目が始まる、1時間目は数学だ。
うわぁ…朝の1時間目に数学とか1番ダルいし、眠くなるやつ〜
案の定、物凄い眠気が襲ってきた。
あぁ〜ヤバい…まぶたが重い…勝手に閉じてしまう。
【夢の中】
目を開けると、どこか高い所にいる。
「ここは…どこだ?ってか高っ…地面見えないんだが…」
地面が霞んで見えないほど高い場所だ。
どうやら、塔のような物のてっぺんにいるらしい。
そして、俺は悟る…これは、落ちる夢だ。
ストレスなどを抱えていると見る夢だそうだ、俺は課題のストレスと睡眠不足のストレスのせいかな。
「落ちる夢って…マズくね…今、授業中だよな」
落ちる夢の後に起こるものは、ジャーキング現象という、体がビクッとなる現象、授業中に起きたらマジで恥ずかしいんだよな。
夢を操れる俺ならそれを回避できるはず…ん?俺いつから夢ってわかってた?
自然の夢ってのを理解していた…やはり、夢を操れる能力を手に入れてる?
それは、さておき。
「ここからどう降りるか」
普通に降りたら、間違いなくジャーキング現象が起きる、それは避けたい。
「それなら、傘で…」
って、どこぞのキノコ王国の姫様じゃないんだから無理!
「無難にパラシュートかな」
俺はパラシュートを想像し作り出す。
パラシュートを背負って塔から飛び降りる。
そして、パラシュートを開く。
「これなら、大丈夫だろ」
安心している矢先、奥から何かが飛んできているのが見える。
「あれは…鳥!?しかもなんかグロい!」
鳥のような何かがこちらに迫ってきている、今の状態で襲われたら一溜りもない。
「こっちは、夢を操れるんだぞ」
俺は爆弾を作り出す、それを思いっきり投げる。
鳥のような何かに当たると、巨大な爆発が起きる。
夢の中だから、爆発力も自由自在だ。
さて、そんな事しているうちに地面に着いた。
すると、辺りが光に包まれる。
「お!おぉー!」
目覚めると、教室だ。
目の前に先生が立っていた。
「あ…どうも…すみませんでしたぁ!」
迫真の土下座を見せる。
「わかればよろしいのです」
まさかに、見つかるなんて…いや、当たり前か。
居眠りのおかげが、眠気スッキリだ。
よーし、今日も頑張るぞ!
俺は、気合いを入れて、授業を励んで行ったのであった。
第2話、落ちる夢をご覧頂きありがとうございます!
自分も、ジャーキング現象に授業中になった事がありまして、本当に恥ずかしいですよね。教室が静かな時はさらに恥ずかしい。
では、次回3話で会いましょう。