1話「明晰夢」
どうも!リクルートです。
今回は、夢を題材にした小説を書いていきます。
夢と言っても色々ありますからねぇ…
では、本編1話どうぞ
皆さんは…明晰夢という物をご存知だろうか。
明晰夢は夢を夢と理解し、夢を操れるという物。
そして、今からお見せする物語は、1人の少年のお話…
1人の少年が歩いている。
俺の名前は…刺牙無陽都…ただの男子高校生だ。
勉強も普通、運動も普通、顔も…多分普通…そんなオールノーマルな俺が昨晩変な夢を見た。
夢の内容は、1匹のゾンビに襲われそうになるという夢だ。
【回想】
陽都に1匹のゾンビが迫る。
「やめろ!こっちに来るな!だ、誰か!助けてくれ!」
俺が必死に声を出すが、俺の声が響くだけだ。
くそっ、何か対抗する術は…!
すると、俺の右手に拳銃が現れる。
「拳銃!?一体どこから…」
今はそんな事を考えてる場合じゃない、俺はゾンビに向かって発砲する。
俺は拳銃の弾丸が尽きるまで撃ち続ける。
「ハァ…ハァ…倒した…?」
ゾンビの方を見ると姿はなくなっていた。
すると、辺りが光に包まれ、俺もその光に飲み込まれる。
「う、うわぁっ!」
次に目覚めると、自分の部屋のベットの上だった。
かなり汗をかいたのか髪がビッチョリだった。
「何だったんだ…今の夢…」
俺は横目で時計を見ると、針は6時を指していた。
「まだ6時じゃん…2度寝…じゃなくて、この髪どうにかしないと」
風呂に入り、ご飯を食べ、学校への登校準備を済まし、そして今に至る訳だ。
「全く…変な夢だったな」
そう言いながら歩いていると、後ろから走ってくる音が聞こえる。
「おっはよー!」
1人の少女が背中を叩く
こいつは、水上真奈俺の幼馴染、いわゆる腐れ縁だ。
「おう」
俺は夢の事もあり、反応が薄いのを自分でも感じる。
「なに〜その薄い返事〜」
真奈はムッとした顔を見せる。
ま…こんなに夢の事を考えてても仕方ないな。
「おう!おはよう、今日も元気だな」
「急にいつもの返事に戻った!」
その後、学校へ登校しいつも通りの学校生活を過ごした。
そして、家に帰宅した後、俺は疲れていたのか、ベットに横になり眠りについてしまった。
【夢の中】
俺が目を開くと、真っ暗な空間が広がっていた。
「ここは…既視感がある気が…」
ゾンビが地面から出てくる、しかも大量に。
「1匹じゃない…!?ザッと10は居る…!」
俺は、ゾンビの集団から逃げる、必死に逃げる。
しかし、走っている最中に俺は転んでしまう。
くそ…ここまでか……と思った時に…俺は感じる。
ここは…夢の中ではないのか…?
俺は冷静に立ち上がる。
ここは、夢の中…それなら何でもやり放題だ。
「自分の夢でやられてばっかで溜まるか!」
俺が頭で拳銃を思い描くと、右手に拳銃が現れる。
「やった!」
俺は、拳銃でゾンビを撃っていく。
「数が多い…!拳銃じゃ対処しきれない!」
思ったよりゾンビの数が多い。
しかし、ここは夢の中…例えば魔法みたいのも使えるはずだ。
俺は、ゾンビの集団に向かって手を向ける
すると、大爆発が起き、ゾンビの集団は粉砕される。
「す…すげぇ…あの集団を一瞬で…」
そう思っていると、地面から先程のゾンビとは別のゾンビが出てくる。
「まだゾンビが!?」
俺は拳銃をそのゾンビ向かって撃つ。
ゾンビは弾丸を避ける。
「速い!?」
一気に間合いを詰められる。
俺はゾンビの攻撃を避ける。
避ける!?避けれた!?
「夢の中なら運動神経も向上しているのか…なら!」
俺はゾンビに詰め寄り、攻撃をする。
俺は、まるでアニメの戦闘シーンかのような動きを見せゾンビを撃破する。
「本当に…凄い…」
すると、辺りは光に包まれる。
「この光は…!うわぁぁっ!」
目を覚ますと、ベットの上だった、やはり夢の中の出来事だったのか。
学校から帰ってすぐ寝たから、時計は12時を回っている。
「待って!明日提出の課題忘れてた!てか違う!今日提出だ!いや、そこじゃない!」
課題が終わる頃には朝になっていたのであった。
1話ご覧いただきありがとうございます!
皆さんも、夢を操ってあんな事なこんな事をしたいと思った事はありますでしょう?
ちなみに、自分は明晰夢を見た事はありません。
というか、夢をあまりみない。
という、個人の話はさておき。
次回、2話もお楽しみに。