表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/227

第九十七話 話



「ケイン、エルファトクレス様、良い話と悪い話がある」


「……良い話からで」


「良い話は四天王魔剣王のヴィクターが雷帝オルトメキナによって討伐されたという事だ」


「凄いじゃないですか!?たしかヴィクターって四天王の筆頭でしたよね?そいつを相手に単独で討伐なんて……」


「悪い話だが、雷神オルトメキナが四天王魔剣王のヴィクターによって殺されたという事だ」


「……そんな…あのオルトさんがやられたというのか?」


信じられない。雷帝オルトメキナといえば歴代でも最強の剣士として名高く、実際に戦ってみてこれは誰も勝てないだろうとすら思ったのに………


「つまり、これからは僕が第六騎士団隊長としてみんなを率いていく」


「……悲しくはないのですか?上司が殺されたというのに……」


エルファトクレスが涙ながらに聞く。


「僕は仕事に私情を持ち込まないんだ。騎士団の皆んなにも伝えてくるからもう行かせてもらう」


淡々とクウガさんが、話すとそのままその場を去っていった…

なんとなく気になって後をつけてみると、クウガさんが物陰で1人泣いていた。


「…どうして……オルトさん……あなたは最強だったんじゃ無いですか………」


クウガさんはこれから第六騎士団隊長として、騎士団のみんなを引っ張っていくのだ。

少なくともみんなの前では涙など流せないだろう………


みんな悲しいのだ。大事な人を失って悲しく無いわけがない。

僕は声をかけずにただ見つめていた。




………………………

……………

……



四天王ネドリアが戦乙女ケイン、勇者エルナ、クリフ、ガルドによって、

四天王クーデルが炎帝エルファトクレスによって、

四天王ヴィクターが雷帝オルトメキナによって、


それぞれ討伐されたことは各国に広がった。

2人の犠牲の上に討伐されたが、これで全ての四天王が倒されたことになる。

魔王軍との戦争もいよいよ大詰めとなったわけだ。

本来四天王は勇者とその仲間によって討伐される。

しかし、今回四天王を勇者パーティーが討伐した回数は1回だけだ。こんなことは過去には無かった。

何かが起きている……

皆んなそう感じた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ