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第九十二話 もう2度と……




「クウガさん!クウガさん!」


理性を取り戻しかけたクウガさんに僕は呼びかける。

エルナがエルファトクレスさんの首を絞めるのを躊躇った理由がわかったよ……

これはたしかにやりずらい。


まだクウガさんが生き残れる可能性があるなら、その可能性に賭けたいと思ってしまう。

頭では殺すべきだと分かっていても実際に剣を向けることは躊躇われる……

あと5分だけ……

あと5分間クウガさんと戦っても理性が戻らない様ならその時は腹を括るしかない……


「ゲイン!なにじでる!?はやぐぼぐをごろさないど……」


「あと5分……それまでにクウガさんの意識が戻らなければ僕は貴方を殺します……」


「やめろ、いまずぐ殺さないと……君も死んでじまう…」


掠れた声で訴えかけてくる。

だけど僕は聞かない。ごめんね、言うこと聞かなくて……


「じゃあクウガさんがやめないと……僕死んじゃうかもしれませんね?」


「グゥ……プレッシャーがけてぐるなぁ……分かったよ」


クウガさんは自分の身体を取り戻そうとし始めた。それなら僕は剣を構えて打ち合うだけ……

きっとクウガさんなら自分を取り戻せる。

縮地と投擲を使いながら僕は長く……どれだけ経ったのか分からぬ程戦った。

しかし、そんな攻防も永遠には続かない。

ある時、クウガさんの剣が僕の胸を突き刺した。

動けなくなってしまい、その場で倒れ込む……

その隙を見逃される筈がなかった。

僕はクウガさんにトドメを刺されそうになる。


(ああ…ここまでか)


諦めかけたその時、クウガさんの動きが止まる。

僕に向かって全速力で近寄ってきていたというのに、嘘みたいに立ち止まって剣を離した……


「クウガさん……元に戻ったんですか?」


「あぁ……おかげさまで。もう指一本動かせないけどね」


「そりゃ良かった」


「まったく良くないよ……」


僕はクウガさんに近寄ると握手をした。






名前 ケイン


Lv67


体力 522 / 11531(336)


魔力 61918(296)


筋力 193305(297)


速度 110284(295)


肉体硬度 11204(279)


魔力強度 61934(312)


幸運値 25


スキル

ステータスボード

スキル重複

投擲×9999

片手剣の基本×9999

身体強化×9999

防御の初心×376

防御の基本×55

魔法の初心×1503

魔法の基本×5012

回復の基本×103

大剣の基本×3500

短剣の基本×9999

両手槍の基本×302

縮地×1205


称号

ゴブリンキラー

四天王を殺した者

戦乙女

ヴァンパイア狩りの猛者

スライム狩りの猛者




久しぶりにステータス出しました。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] んー、大抵の武器が攻撃上がるせいで脳筋になっていってるように見える……速度とかもっとあげたいんですけどねぇ
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