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実験を繰り返す不老不死者5

最初にネズミの魔物を放ったが一向に進化しなかった。5年ほどたった時に


「ネズミだけではほかの生物を殺す機会がなさ過ぎて進化しない」


と気が付いた。


魔物テーマパークではネズミよりも格下の生物がわんさかいる。格下の生物を殺すことで食料とDNAを得ていたため進化は早かった。


しかし人間が支配する国では人間の廃棄物などを食べるので格下を狩ってまで食料を得ない。そのため進化がしずらかったのだろう。


研究成果で「魔物は魔力を持っている生物を好んで捕食する」というものがある。そのため人間の世界では何やら凶暴なネズミが出没しているので注意してくださいという、張り紙が書いてあったくらいだ。


そのため他の小動物系魔物や、昆虫系の魔物も人間ルームにはなってみた。


まだドラゴンなどの本核的な魔物は放っていない。時が来たら中型(狼やクマなどの肉食系)、植物型、魚型、大型、亜人の順番で放ってみたいと思う。



****************************************************


最初にネズミを放ってから100年がたった。昨年気が付いたんだが、「ルーム内の時間をもっと上げておけば外の時間がもっと立っていなかったんじゃね?」ということに気が付いてしまった。


ルーム内の時間は自由に調整ができるため外の時間経過の1億倍とかにしておけば全く外で年を取らずに過ごせたorz


そんなことはどうでもよい!30年の研究成果と行こうじゃないか!


まず、人々が魔物という存在を認識した。最初に発見されたのは犬くらいの大きさのネズミだ。そのくらいならプレィリードッグやカピパラなどが存在するではないかって?


なんとその大型のネズミは魔法を使ったらしい。もともと人間の空間は他の魔物空間と違って俺の魔力で満たしていない。そのため通常の地球に生息する生物以外はいないのだ。


現代日本でも魔法が使えるネズミが発見されたら研究調査解剖といろいろな検査が行われるだろう。人類も新しい発見ができたと最初は喜んでいた。


俺が20年目に中型の魔物を放ち始めて認識が変わった。人々は魔物を研究対象から討伐対象として定めたのだ。


何人もの負傷者が出てきたらさすがに危機感を覚えている。文明はみんな大好きな中世の世界に固定されていても脅威となるものには対応が早い。


そのころに狩人が人気職になっていた。


その後30年目に植物型と魚型を放った。その時に交通の便が今までよりも悪くなり隣国や大陸間の連携がとりずらくなった。


人類が衰退し始めた50年目にステータスの存在を教えた。「邪神が魔物を生み出しこのような惨状を作り出した!」と神自ら全員に話しかけた。


ステータスは「ステータス」と唱えると見れるようにし、ラスク像の前でお祈りをすればスキルポイントを振り分けることができるようにした。


この結果によって、人類は魔物たちから後れを取ることなく成長をし、衰退だけは逃れている。


しかし魔物が現れたといっても戦争がなくならないのは謎で仕方ない。


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