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俺の街。いや、所有はしてないけども
気だるい気持ちになりながら母さんの手抜き朝食を食った後。
ぱっと見、普通の外観だが、その実、
ボロくて思い扉を開ける。
外に出ると明るい。
まぁ朝なんだから当たり前だ。
そこには体長2メートルほどの鹿が雑草を食べていた。
気にせず向かいの家のじいちゃんに挨拶して学校へ向かう。
鹿がいるなんて田舎だろうって?街じゃないってか?
まぁたまにあることだ。
言っておくがこれでも人口10万超えの都市だ。
コンビニの数は結構ある。
知らない奴もいっぱいいるし、聞こえる音もそれなりに都会だろう。
あの2人組のチャリ持った若いインテリ系イケメン外人も知らんし。
「スコシ、オジカンイイデスカ?」
「え!?あぅ、、、はぃ、、、人待ってるんでそれまでなら、、、」
と、
そんな中見知った顔を見つけた。
というか見知らぬ外人に絡まれてた。
外人も悪意は無いのだろう。
が、今の俺には邪魔だ。
あどけない表情のそばかす女に
「さい子!!とっとと学校行くぞ!!」
と、声を掛け学校へ走り出すのだった。