1話
適当に更新し、好きなときにそのとき書きたいものを書いているので超不定期更新になります。
ご了承ください。
誤字・脱字、または間違いなどがありましたら報告お願いします。
黒い山に一人の男が立っていた。
黒い山の正体は魔物だ。
魔物と言うのは動物が突然変異し、凶暴化または強大化したものである。
そして、その上に立つ男の名は、アルレイトという。
まだ、若輩ながら「冒険王」と呼ばれるほどの実力だ。
その強さは並ぶもの無しと言われるほどである。
強さに執着し、限界を求めた結果だ。
その訳は、この男の家族が失われたことに関係する。
今、アルレイトの下で死んでいる魔物よりも弱い魔物によって殺されたのだ。
その時に感じた感情―
「もっと、強ければ!」
今は、いろんな人と出会ったことで、その感情は収まった。
今は過去ではなく、今のそして未来のことを見据え、未来の守り手を守るために各地を転々としている。
異変が起こったのは魔物を倒しきり帰ろうとしたときだった。
いきなり、意識が保てなくなったのだ。
視界が戻るとそこはないにもない場所だった。
ただただ、真っ白な空間。
「やあ、起きたかい?」
声がした方を見ると、一人の中年がいた。
「お前は誰だ?」
アルレイトが警戒しながらたずねると、中年は笑いながら言った。
「私は神だよ。アルレイト君」
「じゃあ、なぜ俺は神様のとこにいるんだ。死んだのか?」
「いや、君は死んでないよ」
「俺は、と言うのはどういうことだ?」
「君は死んでないけど、君の居た世界は死んだ。魔物に人間は滅ぼされた。よって、我々神が、世界を終わらせた。」
「嘘だろ……」
「残念ながら本当のことだ」
「また、俺は誰も守れなかったのか」
「いや、それは違う。君の思いはちゃんと伝わっていたよ。だから、人間たちは君が居なくなった後も抵抗を続けられた。人間が負けたのはあの世界にほころびが生じたせいで邪神が産まれてしまったからだ。君が居ても結果は変わらなかったよ。まあ、君が助けることはどの道無理だったけどね。邪神が産まれたのは君が居なくなってから300年後だから」
「そうだったのか。」
「それに、私が気まぐれで助けたから君はこうして生きているけど、何もしなかったら世界のほころびによって出来たずれに巻き込まれて消えてしまっていたけどね。存在が」
アルレイトはそのあるかも知れなかったことに身震いした。
「まあ、助けてしまったわけだけど……。ここにずっと居させることも出来ないんだ。だから、君を他の世界に送らなきゃいけない」
「ちょっと待て、それって―」
「あー!心配無用だよ。次の世界は少なくとも君が1億回くらい寿命が尽きるくらいの期間はほころぶことはないから。前回みたいに君や、それ以外の人が急に消えることもないし、邪心が産まれることもない。それと、言語とか文字もちゃんと理解できるようにはしてあげるしね。もちろん、かごもおまけしてあげるし。それで、質問は?ないね。それじゃ、いってらっしゃい。」
「ちょ、ちょっとーーーーーー!!!」
質問する暇なくアルレイトは転移させられた。
次に、目覚めると気がそばにあった。
どうやら、木陰に寝ているように転移してくれたみたいだ。
それはいい。
近くには、よく使っていた愛剣の大剣もあるし、サブの短剣もある。
それもいい。
その近くには、硬貨が数枚入った袋と何か液体が入った試験管。
さらに、腰につけれるポーチもある。
それもいい、というかむしろありがたい。
だが、…………
「何で、魔物が居ないところにしてくれなかったんだ!?」
そう、今アルレイトは魔物に囲まれている。
一桁を余裕に越すほどの数の魔物に。
しかも、形状などは見たこともないタイプだ。
(異世界だから当然か。)
そう納得し、すぐにこの状況をどう切り抜けるか考える。
すぐに、実行に移した。
とった作戦は、敵の殲滅。
愛剣の大剣を鞘から抜き、近くに居た小人の魔物を切り伏せる。
小人は声をあげる間もなく首が飛んだ。
それを見たほかの小人がキイキイ言って襲い掛かってくる。
その動きは、前の世界の魔物より早い。
この世界の魔物はあちらより手ごわいようだ。
しかし、伊達に「冒険王」と言われていたわけでない。
襲い掛かってきた小人を切り伏せ、3匹ほど切ったときに全身から光があふれた。
「うお!」
びっくりして、一旦下がってしまった。
しかし、光は追尾というか体から離れない。
1秒くらいで消えたが、同様が隠せなかった。
小人はアルレイトが意外と強いので、警戒して方位を狭めながらも襲っては来ない。
アルレイトは、光によって何も体に変化がないことを確認すると、また小人狩りに動き出す。
しかし、そのスピードが以前より速く感じるのは気のせいだろうか?
そんな疑問を抱きながらもせっせと小人を切っていく。
やはり、速さがあがっている気がする。
それに、速さだけでなく力などもだ。
また何匹か狩ると体から光があふれる。
今度は驚くこともなく、無害なことは知っているのでそのまま狩るのを続ける。
すると、またもやさっきより明らかに動きが自分の能力が上がっているような気がする。
「光は能力が上がった時に現れるようだな。」
それからも、狩り続けもう一度光が体からあふれその後数匹で殲滅を終えた。
しかし、小人の魔物を倒し終えたアルレイトは絶賛困惑中だった。
どの方向に行けば町や、村があるのかわからないからである。
「……まじで、どうしよう。神なら町の宿とかからにしてくれるぐらいの配慮があってもいいんでないだろうか?」
文句を言いながら木陰に置いてある元からの自分の物と神様がくれた袋など諸々を持ち上げる。
すると、ひらひらと何かが物の間から落ちた。
拾って見てみると神様からのい手紙のようだ。
『いやー、悪いね。座標間違っちゃったみたい。だから、地図を見れるスキルを上げたから使ってみてね~。』
うーん。どうやって使うの?
まず、スキルって何?
アルレイトがうんうん悩んでいると、空から神が降りてきた。
落ちてきたのではなく、降りてきたのだ。
『スキルって何?とか考えてるんじゃないかと思ってもう一通送っておいたよ。ちなみにスキルって言うのは能力みたいなものだよ。この世界には魔法って言うのもあるんだけど、それもスキルに~魔法って言うのがないと使えないんだ。ああ、それで上げたスキルは《マップ》というもので、文字通り地図が見れるスキルだよ。使い方は、マップと念じれば出来るはずだから。あと、この世界の詳しいことはこの世界の人に聞いてみるといいよ。あと、置いてあったポーチは無限収納という付与がついていて、入れれるものならいくらでも入るって物なんだ。中から物を取りたいときには、中に入っているものを考えながら手を入れると取れるはずだよ。それじゃ、健闘を祈っているよ。』
それで、手紙は終わっていた。
手紙を綺麗に折りたたみ、無限収納であるポーチに入れておく。
さて、行こうか。
マップと念じると目の前にこの世界の全体であろう地図が出てくる。
自分が居るであろう場所は、一部だけある青点の位置だろう。
しかし、これでは見づらい。でかいし。
少し考えてから、念じ手出すことが出来るならば、同じく念じれば一部を切り抜き、また拡大も出来るのではないか?と思い実行してみる。
すると、先まで大きかった地図は小さくなり、細かな道までわかるようになるほど拡大された。
近くには小さな村が二つと、そこそこ大きな町が一つあるようだ。
「さて、どこに行こうか?」
(まず、今必要なのはこの世界の知識だ。なら、人がいっぱい居るほうが便利だよな。)
そう頭で結論付けたアルレイトは町に向かって歩き出した。




