設定3
リビドン
強い憎悪を抱えて死んだ魂が、死後その憎悪によって現世に干渉する力を得た存在。姿は多種多様だが、憎悪が原因となって大体怪物化している。あくまでも死んでいるため、相手を殺す攻撃では絶対に倒せない。倒すには、強力な霊力で憎悪を浄化して成仏させるか、魂を消滅させるしかない。またリビドンは基本的に理性がないが、まれに理性を持ったままリビドンになる者もいる。そういった存在は上級リビドンと呼ばれ、普通のリビドンよりも強く、それから特殊な能力も身に付け、他のリビドンを操ることができ、通常の霊魂をリビドンに変えることもできる。上級リビドンは人間形態と怪物形態を使い分けることができ、この場合怪物形態は魂身変化と呼ばれる。
黒城殺徒 イメージCV石田彰
冥界に住むリビドンの長。リビドンの中では歴代でも類を見ない凄まじい霊力の持ち主で、その憎悪もまた凄まじく、初めてその憎悪を浴びた輪路は、重力を何倍にも増加して浴びせられていると錯覚した。憎悪が強すぎるためか沸点が異常に低く、些細なことですぐ激怒する。生前は傭兵で卓越した戦闘術を持ち、戦闘力も高い。正体は前作『メタルデビルズ』に登場した、ある人物の父。邪神帝オウザに変身する。
黒城黄泉子 イメージCV生天目仁美
殺徒の妻。些細なことですぐ激怒する殺徒の鎮静役でもあり、その際は濃厚なディープキスを人目もはばからず見せつける。殺徒と同じく元傭兵で、彼女もまた恐ろしく高い霊力の持ち主。正体は前作『メタルデビル』で登場した、とある人物の母。
デュオール・ラクティス イメージCV石塚雲昇
殺徒と黄泉子に仕える上級リビドンの集団、死怨衆のリーダー。二本の槍、カースとイビルを使った戦法を得意とし、その力は無双である。正体は前作『メタルデビルズ』に登場した、ある人物の部下。
カルロス・シュナイダー イメージCV千葉繁
死怨衆の一人。生前は数百人もの人間を惨殺した知能犯で、死刑に処されて冥界をうろついていたところを、殺徒に見つかって上級リビドンに変えられた。生前はピエロの姿をしていたので、それが反映されて死後も同じ姿をしており、爆発するボールやナイフなどを無限に生み出して攻撃する。
シャロン・ファロン イメージCV北川景子
死怨衆の一人。死魔障壁という頑丈な結界を操り、殺徒達の居城、冥魂城の守りを一手に担っている。生前は、特に霊力など持たない普通の女性だったが、恋人との仲を苦にして自殺した結果、冥界に堕ちた。デュオールの進言によって上級リビドン化し、死怨衆に入れたため、デュオールに感謝している。戦闘時は魔麒麟、邪応竜という二枚の扇子を使って戦う。
邪神帝オウザ
殺徒が変身する、聖神帝と真逆の性質を持つ現人神。元々は聖神帝に対して深い憎悪を持つ法術士が死後に作り上げたものだったが、あまりにも強大すぎる力ゆえに使える者が限られており、紆余曲折を経て殺徒の手に渡った。真紅の刀身を持つ西洋剣、ブラッディースパーダを固有装備としており、オウザスラッシュという必殺技を放つ。変身時の掛け声は『神帝邪怨装』。
邪神帝リョウキ
黄泉子が変身する邪神帝で、殺徒が作った。こちらはデッドカリバーという双剣を使い、毒でできた巨大なケツァルコアトルを作り出すポイズンスピリットケツァルコアトルを必殺技としている。
アンチジャスティス
ブランドンが設立した、あらゆる悪徳を美徳とする組織。世界を悪意で支配することを目的としており、どんな悪事でも進んでやる。
ブランドン・マルクタース・ラザフォード イメージCV小山力也
アンチジャスティスの首魁であり、シエルの兄。昔起きたある事件から悪に魅せられており、悪こそが世界の本質であるという持論を掲げ、自分の父である先代会長を殺して、協会を裏切った。ゾロアスター教の悪神アーリマンを召喚し、世界を支配しようとしている。シエルに協力してアンチジャスティスの動向を探っていた輪路の母、秋葉を殺した。
聖神帝カイゼル
ブランドンが変身する聖神帝。黄金の獅子王型で、協会の会長が代々受け継いできたのだが、ブランドンが協会を裏切る際強奪した。必殺技は、カイゼルスラッシュ。
廻藤正影
ブランドンが協会、ならびに黒城一派への最終兵器として、賢者の石を核に輪路の血液と感情、大量の霊力を集めて造り出したホムンクルス。無限のエネルギーと、あらゆる討魔士や討魔術士の技を使うことができる。ブラックライオンという剣を使う。
聖神帝カゲツ
正影が変身する聖神帝。こちらも獅子王型だが、色は漆黒。必殺技は、カゲツスラッシュ。
七瀬 イメージCV芦田愛菜
虹霊蝶という特殊な霊虫。高い霊力と高度な法術を操り、テレパシーで会話することもできる。最近では人間に変身できるようになった。茉莉になついている。
ナイアルラトホテップ
前作『メタルデビルズ』にも登場した、クトゥルフ神話の総帥アザトースの強壮なる従者。第三次世界大戦で全ての力を失い、回復のために眠りについたのだが、今作が始まる以前に自分の戦いに巻き込んでしまった賢太郎を救うため、また化身を全て滅ぼされた時に復活するための保険として、自分の細胞と精神の一部を賢太郎に融合させており、その精神が賢太郎の中で目覚めた。賢太郎のメンタルが弱いのは、戦いに巻き込まれて負傷した後遺症である。現在は世界を滅ぼそうという気もなく、賢太郎の中で気ままに暮らしている。輪路の先祖、廻藤光弘とは切っても切れない関係にあり、輪路を光弘以上の討魔士に鍛えようとしている。
ダニエル・レッドファング
討魔協会副会長。三大士族、レッドファング家の当主。巨大なスピリソード、ビッグスピリソードを自在に操る、力強い戦闘を得意とする。とある一件から、翔をあまり良く思っていない。
シルヴィー・グリーンクロー
討魔協会の副会長補佐。三大士族の一つ、グリーンクロー家の当主。翔を認めないダニエルがやりすぎないようにしているストッパー。武器は、両手に装備して使うスピリクロー。
聖神帝ウルファン
狼型で赤い色の聖神帝で、ダニエルが変身する。必殺技は、ビッグスピリソードで斬りつけるウルフファングリッパー。
聖神帝ドラグネス
シルヴィーが変身する、緑色の竜型聖神帝。必殺技は、きりもみ回転しながら相手をえぐるエメラルドスクリュー。
ソルフィ・テルニア
翔の幼なじみの討魔術士。とある理由から美由紀を守るため、ヒーリングタイムのアルバイトとして派遣されてきた。人形を操ることに長けており、また薬を作ることも得意。
廻藤輪子
輪路の姉……ではなく、ソルフィが作った性転換薬で輪路が女体化した姿。周囲の人間が気絶するほど美しく、美由紀も気に入っているが、輪路は気に入っていない。
松室暦 イメージCV佐藤利奈
月読神社の巫女。明日奈の知り合いで、天照の対となる神、月読の力を持って生まれた。めんどくさがりでおよそ巫女として相応しくない性格の持ち主だが、巫女としての使命感は持っている。
水の霊石
慈愛によって生み出すことができる水属性の霊石。回復と浄化の力を持ち、使った者を流水聖神帝へと変える。
流水聖神帝
聖神帝が水の霊石を使って変身した強化形態。水を操る力を持ち、自身を液状化させて攻撃を受け流すことができる。ダメージを回復させたり、汚れを浄化することも可能。
強霊聖神帝
聖神帝が霊石を五つ使って変身した姿。
全霊聖神帝
聖神帝が全ての霊石を使って変身した姿。聖神帝の最強形態、究極聖神帝に変身するためには、この姿に変身できるようになっておくことが絶対条件である。




