透明人間と天使
あるところに透明人間がいました
透明人間は誰にも見えません
誰にも気づかれません
いつも通りに街を散歩中
独りで静かに歩いています
あるところに天使がいました
天使にはツバサが片方ありません
片翼だけでは飛べません
いつも通りに街をふらふら
なくしたツバサを探します
透明人間は雑踏の中ぽつんと独り
天使は雑踏の中うろちょろと独り
歩きます
探します
透明人間は願います、みんなに気付いてもらうことを
天使は願います、ツバサを見つけることを
そんな二人が出会いました
雑踏の中お互いに向き合って
透明人間は気付きます
天使は見つけます
「君だったのか」「あなただったのね」
透明人間は手をのばします
天使は手をのばします
光につつまれてキラキラ
天使は透明人間をみつけ
透明人間は天使に気付いてもらえ
二人の願いはかないます
ほら、あなたたちにも見えるでしょう?
仲良く手をつないだ二人の姿が
第二弾の詩みたいなものです
意味がわからない要素が強いですが読み終えたあと
読み終えてくださった各方々の解釈を持たれて下さるとうれしいです