3.チュートリアル
初の自作小説です。構想とかは結構考えましたがガバ文章だお思うのでこここうしたほうがいいんじゃないとかあれば教えてもらえると嬉しいです。
システムメッセージが消えたかと思うと、白い光に包まれた。
そしてしばらくすると、白い光は消えた。
目に映ったのは廃村。まるで戦争跡のような村の残骸。
そして、白い四角いなにか。
「なんだ、あの白いの」
その白いものは次の瞬間こちらに向かってきた。
「な、なんだまさかあれがモンスター?」
よく見ると頭の上に赤い矢印と名前が。
とうふる lv3 状態:敵対
「豆腐の敵?攻略情報になんにものってないのはこういうことか」
とうふのてきなんてきいたこともない
冷静を装っているが、正直かなり驚いている。
そんな状況で、豆腐のモンスターは口らしきとこから白いなにかを飛ばしてきた。
「うわ、まじか回避回避」
避けようとしたが動くのが遅く、当たってしまう。
HP1400→1350
「結構痛いな。て言うか、チュートリアルじゃないのか?説明一切ないんだが」
と、考えつつ腰を見ると、選んだ武器が下がっていた。
「これで攻撃してみろってことか?」
照準を合わせ、とうふに攻撃してみる。
MP:970→870
「うわ、反動やばいなこれ。しかも、MP100へったぞ、どういうことだ」
と言っていると豆腐ははじけ飛んでいた。
どうやら弾丸は5発発射され、そのうち何発かは豆腐をとらえていた。
そしてよく見てみると、銃のサイトの下あたりに残段数がのっており、15発になっていた。
「これはあれか、0発のときに撃とうとすると勝手にリロードが入るってことか、弾数指定できないのは少し不便だな」
ほかにもいろいろ試すことにした。
まずは少ししか動いてなかったので走ってみた。
「現実より少し早い程度か、敏捷と装備によって少しかわるとwikiに書いてあったな」
まわりにはまだ数体豆腐がいたため、その1体に近づいた。
「ふーーーーー!?」
「うわ、こいつしゃべるのかよ!いや鳴き声か?どのみち急にはびっくりするな」
鳴いたことに驚いていると、先ほど同様白い何かを飛ばしてきた。
「うお」
今回は警戒していたため避けることができた。
「よし、攻撃してみるか」
弾を無駄にしないために、トリガーを一瞬だけ引いた。
撃ちだされた弾丸はみごとに豆腐に命中。
さらに感覚をつかんでいた俺は1発だけ打ち出すことに成功。
豆腐は1発当たっただけで砕け散った。
「よし、感覚はつかんだ。これ、アシストもう入ってないっぽいな。自由に動かせるし」
どうやら、アシストはもう入ってないようだ。精神に全部振ったからだろう。そしてRGBOと感覚的にはほぼ変わらないことが分かった。しいていうなら、指切りが難しいくらいか。
弾数15→10
「よし、周りの豆腐も倒し終わったし、レベルが1上がったな」
ステータスウィンドウの出し方は他ゲーム共通だったので、出そうとしたら、
[チュートリアルの終了です。1分後はじまりの街に転送します]
と急にウィンドウが出た。
「急だな。ここから走って街に行けとかじゃなくて、転送と来たか。確かに他のチュートリアルプレイヤーいないあたり、おかしいとは思ったが」
と考えていたら、1分が過ぎたようで転送された。
街に着くと、まず人の多さに驚いた。
「まともにやるMMOは初めてだしな。まさかここまで多いとは」
次にそのプレイヤー達を見ると、剣と棍棒を持ったプレイヤーが多いということに気がついた。
ベータテストの情報を見たのだろう。
近接は剣士が、魔法職はクレリック派生が強いため、この2職関連が多いのだろう。
「さて、とりあえず俺の方が遅いだろうし、雑貨商店の方に向かうか」
と独り言を呟きつつ、雑貨商店の方へ向かっていった。
案の定、雑貨商店は人がかなりいたが、裏路地となれば別。
2人の人影があった。
するとその片方から
「おーい、ホーリーこっちだ」
暗い路地裏で手を振るプレート姿のユウキが居た。
「待たせたな、へぇナイトにしたのか、初期装備フルプレートなのいいな」
「そうだろ、いやー、ベータの時もこの銅装備一式にはお世話になったもんよ」
「なるほどね、しかしまぁ剣士とクレリックはここまで多いのか」
「そうだな、ガンナーはそこそこ見るけどシューターは全くいないな」
「ガンナーは強いの?」
「弱くはないくらいだな」
「なるほど、まぁとりあえず雑貨屋で回復アイテム辺り補充するか」
と軽く話したのち
「よし、じゃあホーリー、フィールドに出るか」
「おう」
こうして、俺たちのSoS生活が始まった。