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18.対人戦

ジャンル別日間ランニング11位ありがとうございます。

この調子で毎日頑張ります。

評価してくださる方が増えてとてもうれしいです。


初の自作小説です。構想とかは結構考えましたがガバ文章だお思うのでこここうしたほうがいいんじゃないとかあれば教えてもらえると嬉しいです。

一緒に帰っている女の子の名前は、Neneというありきたりな名前だ。

ネネはどうやらナイトのようなので、俺が後ろから回復もできるし、前に立ってくれないかと言ったが、

俺の少し後ろをついてくるだけだ。正直どうかと思う。仕方なく前衛でマジックバリアを発動させながら進むと、違和感を感じた。


(行きよりも敵が少ない)

このゲームは、ポップ間隔はそこまで長くない。つまり、誰かがついさっきまで狩りをしていたと思われる。しかし今は戦闘音はしない。死に戻りもしくは、すでに帰ったのだろうか。


俺はふと、前に黒い噂について聞いたことを思い出した。

第2エリアでPKをしている連中がいること。その連中に指示を出しているのが、こないだ金をふっかけてきたプレイヤーらしいという噂。

行きは俺はソロだった。

もし仮にPKに狙われるとしたら、連中には絶好のカモに見えるだろう。

そう思考を巡らせて警戒した。


このゲームのPKは、メリットもあるがデメリットもある。

メリットは、倒したプレイヤーの所持金の、半分を得ることができる。

デメリットは、やられた時、所持金の半分を失うのと、2割の確率でクラスレベルが、8割の確率でスキルレベルが1下がる。

これは公式にもwikiにも載っている。要はデメリットも結構あるが、負けなければいいっていう解釈もできる。


森から荒れ森に差し掛かる時、それは急に起きた。マジックバリアの回数が1回減り、後ろから「こいつ死なねえぞ」という声が聞こえた。


「そいつのスキルだやっちまいな」

と聞こえると同時に、俺はスモークグレネードを地面に叩きつけていた。

「なんだこれ、新しいスキルか!?」

「なんでもいい、相手は弱っちいマジックシューターだ、さっさとやれ!」

と聞こえた。


(やはりつけられていたか、急に現れたのは透明化のスキルか何かだろう。しかしこうなったらやることは一つ)

行きに攻撃されなかったのは幸いだろう。こちらにはもうサーモサイトという強力なカスタムがついている。

「対人戦か、このゲームでは初めてだな」

と俺は呟き、スコープを除き敵を排除していく。

FPSでは物音が大事だ。自分の音を消し、相手の音を聞くそれは対人戦においては重要。ここは森マップで、音はわかりやすかった。

方向さえわかれば、あとはサーモサイトの効果で相手が表示される。

試してなかった為少し心配だったが、杞憂に終わりしっかりと使うことができた。


「ぐ、ぐわぁ!!」

一人。

「姉御どこからか攻撃されてやす!う、ウワァァァア」

二人。

「お前ら姉御に迷惑かけるんじゃねぇ、、」

三人倒したところで煙が晴れた。

俺はすぐさま後ろを警戒して、後ろ側にフラッシュグレネードを落とした。

すると、やはり後ろに、透明になっているやつが一人いた。どうやら透明になっている相手にはサーモサイトは効かないようだ。


急なフラッシュで混乱している敵を倒して、四人目を倒した。

足音的にあと一人、いや二人か。

「ネネ、お前も共犯だろ」

俺がそういうと、ビクビクしながらネネは出てきた。

「お姉ちゃん、ダメだよこの人強いよぉ。それにこんな人を騙すようなことやめようよ」

「何言ってんだ、相手はたった一人。こいつらが使えなかっただけだ!」

「で、でもぉ」

二人は姉妹らしくて揉めていた。

「おいあんた、どんな手を使ったか知らないけど、私をそう簡単に倒せると思うな」

そういうと、お姉ちゃんらしい人は離れた。

「なるほど、俺以外ならいい判断だ。魔法の方が射程は長い」

と言い、俺は無慈悲にトリガーを引いた。

「お、おいそんな距離当たるわけ……キャアァァ、ウソでしょぉぉ」

その距離でその程度の動きなら外さない。

さて、どうしたものか。

念のため、クールタイムが回ってきたマジックバリアを使い、いかにも戦意喪失っていう感じのネネと、そのお姉ちゃんに近づいた。

「さて、お前らはどうする?まずはお話でもするか?」

「あんたチートでしょ、あんな距離当てれるわけない」

「本当にそう思うか?」

「うん」

「はぁ、どこでもいい、どれか木に指を指してみろ」

そういうと遠くの木を指した。もちろん俺は余裕で当てた。

「ただのオブジェクトに対して、オートエイムが働くと思うか?」

「ウソでしょ、じゃああなた本当にプレイヤースキルだけで。それにあの煙の中当ててたの」

「そっちは言えない、それでどうする?俺としては殺してもいいし、謝ってくれるなら逃してもいい」

「ご、ごめんなさい。だ、騙して」

すぐに謝ったのはネネの方だ

「お、お姉ちゃんも今回ので分かったでしょ、PKなんてよくないって。これまでがうまく行ってただけだよ」

「まぁ、そうだなデメリットのことも考えたらPKはやらない方がいい。専門のビルドを組むならまだしも、透明化使えたの一人だけだろ」

「ぐ、今回は勘弁してあげますわ。覚えてなさいよ!」

なんていうから

「なぁ、お前のお姉さん殺していいか?」

「へ?あ、だ、ダメです。お姉ちゃんのことは謝るので、許してください」

「お前なぁ、大事な妹にここまで言わせて、なんとも思わないのか?」

「し、仕方ないわね、もうPKはしないわ。仲間にもそう伝える。だから許してくれないかしら」

「敬語を使えと言いたいが、ゲームだしまぁそこはいい、妹にも謝っとけよ」

「ネネ、迷惑かけてごめんなさい。申しないわ」

「お、お姉ちゃん」

「よし、じゃあ俺は帰るから。あと今日の事は俺からも言わないかわりに、お前らも俺のこと言うなよ。めんどくさそうだし」

「言われなくても言わないわよ、恥ずかしいし」


ユウキがインするまで割と時間がないので、急いで戻った。ちなみに黙っていたが、四人を倒して500S手に入ったのは内緒だ。まぁあのお姉ちゃんがなんとかするだろう、多分。

─────────────────────────────────────


ホーリー Lv25

HP:3800

MP:2650


クラス:マジックシューターlv6

称号:長距離射手/西の先駆者/黒楼の友人/魔道具師リンの弟子/下克上

クラススキル:MP・リロード改lv2/マジックバリアLv3/エンチャントバレットLv2(ファイヤlv2・アイスlv1)/オーバーシューティング/ヒールバレット/ファントムバレットlv1


スキル:ファーストスナイプlv3/魔力操作lv5/魔力注入lv2/釣人/先駆者lv1/魔道具製作・オリジナルlv1/魔道具改造/氷属性適性lv1/雷属性適性lv1//火属性適性lv1/下克上lv1


残金:1.5G(800Sロウセン、ユウキ用)


ゲーム内4/8:11時00分  リアル7/22 16時20分

年末・年始は書き溜めがなくなったら休載(3日間ほど)するかもしれません。するとしたら31・1・2でします。ご了承ください。

誤字報告してくださる方とても助かります。ありがとうございます。

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