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12.釣人黒楼

誤字報告やブクマ、評価ありがとうございます。

初の自作小説です。構想とかは結構考えましたがガバ文章だお思うのでこここうしたほうがいいんじゃないとかあれば教えてもらえると嬉しいです。

「はぁはぁ」「ひぃふぅ」

狩り始めてから1時間半ぐらいたっていた。

いままでと違い攻撃がそこそこ当たらないため、集中を極限まで高めており、流石に短時間で疲労がかなり溜まっている。

休憩を入れるか提案しようとすると、後ろから声をかけられた。

「フォッフォッフォッ、ライトニングフィッシュは狩りじゃあなかなか取れないんじゃよ。動きが素早く、しかも相手は水の中ときたもんだ」

「失礼だがどちらさんだ?」

「急に声をかけてすまないね、わしの名は黒楼と申すものじゃ」

「聞いたことあるわ、過去最初の救世主・ゼロと共に魔族と戦った剣豪、確かその名前が黒楼だったはず」

「そうなのか、凄い人なんだな」

「昔のことよ、結局救世主様は救えなかった。そんなことは良い、お主らライトニングフィッシュを取りたいのか?」

「はい」

「なら、少し見ておれい」

と言いながら釣竿を取り出し、湖に針を投げた。

3分ほど経つとどうやらかかったようで、それを慣れた手つきで黒楼さんは振り上げた。

「一丁あがりじゃ」

見事なライトニングフィッシュが釣れていた。

「あんなに手強いモンスターがあっさりと釣れるのか」

「お爺様イカすわねぇ」

「フォッフォッ、どれお主らもやってみんか?ライトニングフィッシュが欲しいんじゃろ?」

「うーん、釣竿がないんだよな」

「わしのを一本づつ貸してやろう」

「なら、俺はやろうかな。マリおんさんはどうします?」

「ここまで来たんだもの、やるわよ」

「じゃあ、これ釣竿じゃ。一級品だから多少手荒に扱っても大丈夫じゃぞ」

「と言われましても、借り物を手荒には使えないぜ」

「フォッフォッ、ライトニングフィッシュがかかったら嫌でも手荒になるじゃろうて」

「あっさり釣っていたけどやっぱり難しいのね」

「そうじゃ、わしも昔はよく逃したものだ。と言っても狩るよりも釣りの方が効率がいいし、それに鮮度もいいんじゃよ」



黒楼さんが2,3匹と釣ってる横でなかなか釣れなく少し油断していると

「お主引っかかってるぞ」

「うお、まじか。てかやばい、こいつめっちゃ左右に振るな」

「合わせるのじゃ、しばらく経つとその振りが緩くなるから、そしたら思いっきり引け」

「はい」

キュルルルルル

糸が伸びていく。黒楼さんに言われた通り、ライトニングフィッシュの動きに合わせて竿を振る。水面は激しいが、俺たちは静かにその時を待


「ホーリーくん動きが弱まったわよ」

「おう、ウラァァ」

「フォッフォッフォッ、見事じゃ。1匹目には逃げられると思うたが、杞憂じゃったのぉ」

「いえ、黒楼さんのアドバイスがなければ逃げられていたと思います」

「ホーリーくんばっかじゃなくて、あたしもいいとこ見せてあげるわぁん」

「フォッフォッフォッ、まぁ頑張るんじゃよ」



それから3時間、俺たちは雑談を交えながら釣りを楽しんだ。

「さて、そろそろいい頃合いだ。帰るとするかね。お主らは魚は捌けるか?ライトニングフィッシュは鮮度が落ちやすいからのぉ。生きているうちに


「俺はさばいたことないですね」

「私もよぉん」

「じじいの釣りに付き合ってもらったお礼じゃ、わしがさばいてやろう」

黒楼さんはそういうと華麗に捌き始めた。

ふと見ると腸の部分が気になった。

「黒楼さんその腸ってなんなんだ?銀色に光っているが」

「あぁ、この魚の腸はな毒があるんじゃ。綺麗だが使い道もないから土に埋めておるんじゃよ」

「ちょっといいか?」

アイテムとして反応した為ストレージに入れた

水銀 ☆6


「マリおんさん、この腸どうやら水銀みたい」

「え、見せて頂戴」


「本当だわ、これ凄い発見よ」

「なんじゃ、この腸が欲しいのか?わしらは使わないし全部持っていっていいぞ」

「本当ですか?ありがとうございます」


それから解体はすぐに終わった。どうやら腸だけでなく、ライトニングフィッシュは全てレアリティが高いアイテムだった。

「凄いわよこれ、光銀魚の切身はMPが割合で回復するアイテムで、鱗は素材にもスロットにも付与できるわ。使い道がないのは水銀くらい


だわね」

「水銀はもしかしたら俺がたくさん使うかもしれないので、取っておいてもらえると嬉しいです」

「いや、40個あげるわ。10個も有ればレア泥じゃなく、釣りで確定で手に入るって情報の裏付けになるわ」

「フォッフォッフォッ、今日は楽しかった。あんたらはいい救世主じゃ」


[隠しクエスト:黒楼の釣り仲間をクリアしました]

称号取得:黒楼の友人

スキル取得

釣人

効果:釣りにおける大物がかかる可能性が少し上がる、魚をかなり釣りやすくなる。


「フォッフォッフォッ、じゃあのぉ」

と言って、黒楼さんは立ち去っていった。


「ホーリーくん、この称号とクエストにどれだけ価値があるかわかる?」

「え、いや全く」

「いい?今回の得たアイテムのおかげで、ライトニングフィッシュを金策がてら釣りに来る人は増えると思うのよぉん。そこでこの釣人スキルだ


わ。隠しクエストだから、発生条件とクリア条件が定かではないけど、クリアしたら強力な釣りスキルが手に入るわ」

「えーっと、すでに釣りスキル持ってる人もいるんじゃあないのか?」

「いま発見されてる釣りスキルはそのまま釣り術なのよ。もしくは釣職人を選んでいた場合、釣り術・上の人もいるわね。つまり釣人は新発見のスキルなのよん」


… 

「なるほど」

「この情報を売れば2つ目の街をしばらく拠点にしようと考えてる人の金策になるわぁん、つまりそこそこ高価な情報になるってことね」

「うーん、でも黒楼さんがいつ現れるかもわからないですし、迷惑かかるぜ?」

「そこは信用できる人にしか情報は売らないわよぉん」

「んー、まぁそうだな。俺らもいつ釣りに行けるかわからんし、黒楼さんも一人で釣りするのが寂しいって言ってたからな」

「じゃあ」

「売っていいと思う」

「よし、じゃぁ欲しいものも手に入ったことだし、街に帰って情報料渡すわよぉ。ホーリーくんがいなければ絶対知ることができなかったしぃ」

「そうだな、結構時間たっちまったし、まだやりたいこともあるから帰ろう」



「そういえばホーリーくんってギルド入らないの?もし良ければあたしのギルドに入らないかなって思ったのだけれども」

「お誘いありがとうございます、マリおんさん。ですがすでに友人とギルドを作ると決めていて」

「ホーリーくんの友人ねぇ、絶対いい男だわぁん。そういうことならせめて同盟はどうかしらぁん?」

「同盟?」

「あらぁん、知らないのねぇ。同盟はPTボーナスが同盟組んでる人でも得られるのよ。それに同盟相手の鍛冶屋とかを使うときに同盟ポ


イントを取得できて、同盟ポイントを使うとお互いのギルドにギルドアイテムを送れるのよぉん」

「へぇ、ギルド関係は俺は全く調べてなかったがそれは便利そうだな。俺が作るわけではないから聞いておくよ」

「そうしてもらえると嬉しいわぁん、一応デメリットもあるのだけれどね。GvGコンテンツはまだ実装されてないけど、実装時同盟の敵対してる


「普通なのでは?まぁそこら辺は多分俺が知らないだけで知ってると思う」

「友人くんは結構やってるのねぇ」

「ベータテスターですね一応」

「あら、なら私も知ってるかもしれないわね」

と様々なことを話しながら街に帰っていった。

前回同様書くのが2回目です。内容が少しおかしいかもしれません

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