私の結婚について
この世界で、色んな夫婦が存在すると思う。
私は、結婚してまだ片手程度だけど、結婚出来たのは奇蹟だと思っている。
私の父はとても厳しくて、母にも子供達にもかなりきつくあたる人でした。
仕事の話はひとつも聞いたことはなかったし、上司や部下の話も、私は聞いた覚えが無かった。
ただ、言葉も手も早い人だというのは、40を超えた今でも
恐怖の記憶でしかない。
そんな両親に育てられ、私はいらない子どもだった。
はっきり言われていた。愛情なんて欠片も感じられなかった。
でも、外面は良いからあまり回りには信じてもらえなかった。
子どもを複数産み、育てるのは当たり前だと、国民の義務だと、父は考えていたし、豪語していた。
母は、家計も厳しく、協力の手も無い劣悪な環境で年の近い私たちを育ててくれた。
稼ぎは父だけだったけど、母は、ほんの少しだけ内職とかしていた記憶がある。
親とも兄弟とも仲が悪かった私は、成長過程で苛めにもあい、
就職先でもあまり鋳ないような、特殊な上司にあたり、嫌がらせを受けたりした。慣れれば大したことではないけれど、積もり積もっておかしくなった。
人が嫌いで、生きる予定がなかった私は、死を望んでばかりだった。リストカットで両手はボロボロ。真夏でも長袖を着て隠してる。いまでも、半袖でがいしゅつはできない。
そんな私が、結婚をした。
私からしても、青天の霹靂とでも言いましょうか。
あり得ないことが起こったと言いましょうか。