鬼が出るか蛇が出るか
馬車の中で、お母様が「誰の加護がついているの?」「僕は、創造神様と鬼神様と神獣神様の加護を頂きました。」「私もシャウと一緒だったよ〜」
お母様の顔が点になる。
お父様が「え?それは、本当かい?」
いや〜加護もクソもないんだよ〜だって鬼神と創造神は俺たちなんだから。
エリスが「何かまずいことがあるんの?」と聞いたらお母様が「鬼神と創造神の加護は滅多にないの。滅多にないのを2つも持っていてびっくりしちゃっただけだよ」という話をしていたら、
ドカーン ドドドカーン
凄く近くの方で爆発が起きた。
はあ〜。まじで言ってんの?
敵対が発動して、戦闘モードにスイッチが入った。
「父上。前の方に大量のゴブリンとオークとグランウルフがいます。しかもジェネラルオーガとゴブリンキングなどの上位種又は亜種の存在を範囲内に確認しました。」
「誰かその近くに襲われている人はいるか?」「誰とまでは、断定できませんが馬車が3台襲われています。」
「理解した。俺とシャウは戦いに加勢する。3人は馬車で待っててくれ。リューク」
「はい。ご主人様。」「俺は戦いに加勢する。何かあればば頼むぞ?」
馬車の操縦者さんリュークさん。この人の魔法を見せてもらったが多分この人類の中で1番強いともう。
婆ちゃんが前に
「やっぱ、リュークくの魔法は凄いねぇ。私じゃあ勝てんよ。ここ辞めて宮廷魔法士になる?」
「賢者様にそう言ってもらえるのはありがたいことですが、既にシャウト坊ちゃんと、エリスお嬢様には勝てませんよ。あと、あんな面倒な所に行きたくないですよ〜」
「そうかい。あの2人は、全然違う何かだよ。気にしちゃあダメだ。この前も目隠しさせて試合したけど、惨敗だったもん。」と言う話を聞いた。
その時の感想が、え?婆ちゃん、伝説の賢者様だったの?え?リュークは賢者に勝ってるの?すげー。
そんな奴に勝ってる?いや〜俺鬼神だもん。人類じゃないもん
エリスが、僕の右のほっぺにチュウしてそれを見たエリミレが「ずるい。ずるい。私も、私も、」と言ってたので左のほっぺを近づけるとチュウをして、「しちゃった。えへへ」と笑っていた。将来ブラコンになりそうだなと考えてると父上が「行くぞ、シャウト。降りてこい。」と言ってドアを開ける。
母上が、「あなた達2人に、ノット様達の加護があらんことを」と言った。
エリスが、「シャウト、必ず戻って来てね!」と言った。
エリミレが、「お兄様だーい好き!!」と言った。
降りると父上が「負ける事は無いと思うが気を引き締めろよ。じゃあ行くか!手を取れ」「父上、転移魔法ですか?」「そうだよく知ってるな」父上の手を取った。
一瞬で、ゴブリン達がいる戦場に来た。「ルナイン・ヒシュルト・マーレーだ。加勢に来た。」と大きな声で、それも空気が響くくらい大きな声で言った。1人が「ありがとうございます。武人様が来て頂けると100人力です。」「私達は何をしたらいい?」「言いにくい事ですが、王族の次女のライカ様と3公爵のルウレ家の次女ルーシー様とハレント家の3女のシャルロッテ様がもっと先にいるのですが、後ろにいた故に前に誰も護衛がいないから、そちらに行って頂きませんか?」「理解した。シャウトこれを着て行って来い。アイテムボックスは使えるな?」「はい。父上。」「くれぐれももやりすぎるなよ?」「はい。」渡されたのは背中に鬼がある長いレインコートみたいなものだ。
「父上。これは?」「戦闘服だ。父上も母上も持っている。私の一家が着る物で私バージョンだ。」「私バージョン?」「帰ってきたら説明してやる。さあ行って来い!」「はい。父上。」戦闘服を着て、体の負荷魔法を全部解いて全力で走った事約2秒孤立している馬車があてゴブリン達が攻めているとてもうるさい場所についた。
「あの〜マーレー様子供に行かせて大丈夫なのですか?」
「大丈夫だ。多分この中で1番強い」
「そんなにですか?」
「母上が、負荷魔法をシャウトにかけ、耳栓、目隠しをした時状態で瞬殺だったもん」
「えらくお強いんですね〜」
初めての戦闘シーンです。