加護調べ
長い、長い道のりを終えて王都に到着しました。
まず王都の自分の家に行くそうです。
わーお。貴族街だ。
すげーデカイ家がある。
え?あれ?あっそう。僕の家なんだー。あっ。見るだけ。入りたかったなぁ〜。「おっきいお家だねー。エリス」「そうだねーシャウ」「お兄様大好き。こっち向いて。」エミリレが僕の顔を両手で挟んでぎゅーとしてきた。それを見ていたエリスがエリミレが手を離した瞬間に抱きついてきた。エミリレが可愛い声で「ダメー。めっ。お兄様ダメー」と言ってエリスと僕を引き離そうとしている。
なんだかんだで教会についたみたいだ。
教会の門を3度ノックすると中から神父さんが出てきた。
「マーレー様お久しぶりです。本日のご用件は?」
「今日は、僕の子供の双子に加護があるかどうか調べてもらいに来た。」
「わかりました。」
「シャウ、エリス、こっちにおいで。」
あ、お父様が呼んでるが動きたいが動けない僕の上にエリミレが座っていて動けない。
こうなったら母上でも動かせない。
「なーにー父上。」「エリス、あれ、シャウは?」「エリミレが膝の上に乗ってるよー」「あーもー。早く来いシャウ!!」「ごめんね、エリミレ。帰りはずっと膝の上でいいから。」「兄様大好き。」
どてどて走って行ってエリスの隣に立って
「遅れてしまい申し訳ございません。マーレーの息子のシャウトと申します。」
「双子の妹のエリスと申します。」
「神父のロウです。では行きましょうか。」
ロウさんは優しそうな老人だった。
「では、この部屋にお入りください。眩しくなりますので目は閉じておいてください。」
「「はい。わかりました。」」
「では、失礼します。」
ロウさんが部屋を出た途端真っ白な程な光が出てきた。
40秒ぐらい目を閉じているとロウさんが入ってきて
「終わりましたよ。さあ目を開けて私について来てください。」
直ぐに部屋の中に入った。
「シャウト様。これが神が与えられた加護です。」
おー紙に書いてあるのは便利だわー。
「では、エリス様はこちらを。」
エリスも同じ紙をもらっていた。
「どうだった2人ともーl
お母様とお父様が入ってきた。
そしてお父様が神父にお金を払って。お母様が、「では行きましょうか」と言って教会を後にした。
眠い