プロローグ4
ピカーン
真っ白な閃光があったと同時にざっと15人ぐらいの人が現れた。
「「「「「ありがとうございます。」」」」」
息ぴったりの感謝の言葉。
ここまでくると感謝じゃなくて、団体演技に思えてくる。
「「「「「本当にありがとうございます。」」」」」
本当に息ぴったり。
「べつにいいですよ。」
何故あなたが答える?妹様。ま別に構わんが。
「は〜。別に良いですけど、ここどこですか?」
「ここは神の楽園、サルバデでございます。我が君。」
凄くモデルさんみたいな綺麗な人が答えた。
ん?
我が君?
妹様が「我が君ってどーゆうこと?」
いや、俺の方見ても何も答えられないからとりあえずモデルさんの話を聞きません?
「先程の鬼は鬼神ルザクで先程の狐は私たちのオーラで作った真道生物です。ルザクは心が弱く上から3番目なのに、その部下たちが足を引っ張り寝込んでしまい、その際に部下が誤ってルザクには飲ませてはいけない薬を飲ませて暴れていました。そして、ルザクの意識が無くなり心の箍が外れてしまい鬼となって暴れ、落ち着かせるために狐を作り戦わせていました。」
あ、この人あれだ。
凄く説明が下手な人だ。
「お兄ちゃん。ブーメランだよ?」
小ちゃな声で言われた。
「もともとルザクは「僕を倒した奴が僕と交代ね!」といっていたので、あの場で、倒した我が君が必然的に鬼神になりルザクも許可しました。」
え?
俺、人間辞めたの?
「そっか〜。お兄ちゃん人間辞めたんだ〜。」
軽。
「じゃあ、里鬼と会えなくてなるんですか?」
「え?」
妹様が凄く泣きそうな顔になる。
え?
妹様。考えておられなかったのですか?
「嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だ。お兄ちゃんと離れのは嫌だ。え?もう会えなくなるの?嫌だ。嫌だ。嫌だ。」
え?
なんか妹様が壊れた。
モデルさんが、
「いえ。これから我が君と妹様には転生してもらいます。」
「「え?」」
凄くガッチリした強そうな人がシュタっと出てきて、
「あとで、ノット様が会いに来いと言ってたぞ。ランガ。」
「わかりました。ノザ」
「では、失礼させていただきます。我が君と妹様。ちゃんと一緒に来いよランガ。」
俺たちに一礼してシュタっと消えた。
このモデルさんランガって言うんだ〜。
「言い忘れてましたが、妹様も鬼神でありますよ。」
「「え?」」
「それでは、ノット様の所に行きましょうか。手におつかまりください。」
ランガの手を2人でつかんだ瞬間大きくて豪華な椅子に座っている猫耳がある幼女の前に来てしまった。
「ノット様お2人をお連れしまいした。」
「ありがとう。ランガ。もう良いよ。」
「はっ」
ランガさんが消えた。
そしたらノット様?が「やっと来たお兄ちゃん。と、お姉ちゃん」
俺と里鬼が同時に首を傾げる。
「ミカお兄ちゃんとサキお姉ちゃん。本当にありがとう。私、神たちの長ことノットだよー」
「未完です。」「里鬼です」
「これからもずっとよろしくね。」
これでやっと知りたいことが質問できる。
凄く考えるのが楽しい。