プロローグ2
肩を揺らされて起きた。
「お兄ちゃん起きて。早く。早く。」立ち上がると真っ白な空間に魔法陣?のようなものがある。
ゴォォォォォォォオオオオオ
とんでもない、うめき声ととんでもない咆哮が聞こえた。
前から、凄く大きい狐がいる。しかも尻尾が9本ある。
そしてもう一つ大きな黒い体にびっしりと金色の文字が書いてある鬼がいる。
狐が鬼の腕を噛んだ。鬼がもう一方の腕で狐の頭をぶん殴った。
狐が鬼の腕を離した。鬼がもう一発ぶん殴った。
狐が俺達の方を見た。鬼が俺達の方を見た。
一瞬の出来事だった。
目の前に二匹が一瞬で現れた。
「お兄ちゃん、今までありがとう。」
「こちらこそ」
唐突に頭の奥底から
(スキル。ハグレモノ。)
と聞こえた。なんだ?
(妹の手をとれ。早く)
二匹が大きく振りかぶっていてギリギリのとこで里鬼の手をとれた
ビュイイイイイイン
とんでもない音と共に2人の気配が消えて時が止まった
(スキル。ブキソウゾウ。ケン、ブキショウカン)
手に真っ黒で赤色の波紋がある家で見た事がある日本刀が出てきた。
だかひとつだけ違ったのがあった。
真っ黒な刀身に金色の文字がびっしりと書いてあった。
ありがとうございます。