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プロローグ1
俺は鬼氏 未完
よく女の名前と間違えられる。親父が「人間、ずっと未完成のままがいい。」と言ってこの名前になった。
家は昔から続く仮面職人だ。
仮面と言っても一つづつ手作業で木から鬼、般若、龍、ひょっとこ、などを作っている。
俺は鬼と般若と龍しか彫れない。
今日は妹の里鬼の高校入学式だ。
里鬼は昔から俺とべったりだった。俺が中学になる時寮生活することになった時ギャン泣きして慰めるのが大変だった。そんな里鬼も高校生。
里鬼も高等学校という学校に入っている。
俺は1つ上の2年生のだ。
運が無い日は本当にあるんだなぁ〜。
今までに無い程ついてない。
え〜。
何でナイフ振り回した人が二人もいるの?
あ。
目合った。
突っ込んで来やがった。クソが。
不審者1がナイフを俺の胸に突き刺した。
ぐふっ。
あ〜終わったな。
頑張っていきたいと思います