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優しいあなたのための殺人肯定論

設定。これもまた。

http://newmoon555.jugem.jp/?eid=454

私はこれまでの人生で、幾度となく転んできた。

転んだまま、立ち上がれなくて、じっとうずくまっているしかない。そういう時間が本当に長かった。このまま二度と起きあがれないんじゃないかって、そんなエネルギーはもう残ってないよって、ずっと思っていた。

「転んで、起きあがるまでの時間」、つまり、うずくまっているだけの時間を、世間の人は「何もしていない時間」と見做すのだろう。ひきこもりの経歴があったところで、マイナス評価しかされないのが普通だから。

でも、そこを通り抜けてきた人間としては、それは違うよねって思うんだ。


うずくまったまま、懸命に闘ってきたんじゃないか。「敵」の正体もわからないまま。

自分自身と必死に向き合っていたんじゃないか。

そういう時間を経てきた人は、そりゃ「学歴」とか「職歴」とか「恋愛経験」みたいな世間一般の人が評価するような「いい経験」を積んだわけではないかもしれない。でも、誰よりも豊かな内面生活を送ってきたのではないか。


だから、「転んで、起きあがれずにうずくまっていた時間」にも意味はあるんじゃないかって、今の私は考えている。

そんなふうに思ってくれる人が、他に一人でもいれば嬉しいな。


 「もう我々はこのやうに」

        バイロン

        吉田健一訳


 もう我々はこのやうに夜遅くまで

  さ迷ひ歩くのは止めなければ。

 我々の心は昔通りに愛し合つてゐて、

  月は以前と変らず明るくても。


 剣の刃は鞘よりも長持ちがし、

  魂は胸を疲れ果てさせる。

 我々は息をつきに立ち止りたくなつて、

  我々の恋も休まなくてはならない。


 それ故に、夜は昔と変らず我々の心を誘ひ、

  朝が来るのが早過ぎても、

 我々はもう月明かりに

  さ迷ひ歩くのを止めよう。



アイデア1.探偵もの(本格推理)【鮎川哲也賞 1ページ40字×40行で印字したワープロ原稿の場合は90~162.5枚相当。 】

少年:探偵

李瀟洒:剣士

種井鏡花:確率犯罪


春:果たし状の場所――暗号解読(剣士の女の子)

確率犯罪――彼女の過去の完全犯罪と、彼女の現在の不完全犯罪(確率犯罪について)。少女が犯人を当て、証拠をゆだねる。不完全犯罪者は、証拠を持って、警察に自首する。

夏:不完全犯罪者は、少年によって幸福な結末を見る。オーソドックスな犯人あて。

秋:不完全犯罪者は、少女によって証拠の隠滅をはかるが、悪辣な刑事によって捕まる。アリバイ崩し。

冬:雪の山荘での隠し通路、雪の中の密室(パチンコによる遠隔殺人)。最悪の殺人者(操作殺人、殺人教唆)。悪辣な刑事は殺害される。不完全犯罪者は、少女によって殺害される。

ふたたび春:日常の謎










日本ラブストーリー大賞



アニマ・アニムス・影の国(内向・外向 思考、感情、感覚、直感)


「これが……ぼく?」

 鏡に写っていたのは、大きな胸がくっきりとはりだした、へそが見えるくらいの丈のスーツ風のコスチュームを上半身にまとい、ホットパンツにセクシーなストッキングをはいた、綺麗な黒髪の女の子。

 なんだか、めちゃくちゃフェロモンをふりまいているというか、人によっては色気があるというより下品でいやらしいと思うかもしれないような、そんな姿だ。

「なるほど……これが、ぼくのアニマか」



僕たちはシンデレラじゃない

書き出し:昔から、僕は男の人たちとは、気が合わなかった。むしろ、女の子たちのほうが、波長が合う人が多かった。


「あのさあ、高橋くん」

「なに?」

「いったい、何をすることが道徳的に正しいのか、っていうことを知りたいとしたら、哲学が学問としては、そういう知識をたくさん蓄えているのかな?」

「んー、学問ということであれば、たぶん一番哲学が網羅的に思索していると思うよ。自分以外のすべて、この世界の実在性さえを疑う独我論とかがあるくらいだから、わりと徹底的に考え抜くし。どうしたのさ」

「いや、ちょっと、何が正しいのかわからなくなって……そういうことについて考えている学問があったはずだなあって思ってさ。哲学、確か君の専攻だったよね?」

「よく覚えてるね」

「前、そんな話したじゃないか。そっちこそ覚えてないの?」

「覚えてるよ。哲学の話をするとわけがわからないっていう人もいる中で、ちゃんと理解していたから、素養があると思ったくらいだよ。あんまり興味を持たれたことが今までなかったから、覚えていないのかな、って思っただけさ。本当は覚えていてくれてうれしいよ」

「うん、わりと興味あるんだ」

「へえ。でも、なんで専攻しなかったんだ? 君なら、それなりにいい線いけただろうと思うのに」

「うん、外国語で話すのが好きでさ。それで、語学系を専攻した」

「悪くない選択だね」

「でも、けっこう社交的な人が多かったから、ちょっと浮いてたかも。でも、趣味が合う外国人の人とかいたから、外国の人とはわりと仲良くなれたけど」

「それ、むしろ最高じゃない? 日本人と仲良くなるより、外国人と仲良くなったほうが、専攻的にはいいでしょ」

「うん、まあね」

「で、ごめん、話がそれたね。何が道徳的に正しいのかについては、確かに哲学で古代から議論されてきたトピックだと思う」

「ほう」

「この分野は、たぶん、倫理学と呼ばれている分野になるんだろうと思うんだ」

「聞いたことは、わりとよくあるよ」

「ハッキリ言えば、僕もそんなに詳しいわけじゃない。だから、僕なりの説明だということを頭に入れておいてほしい。非常にざっくばらんに説明すると、ここでの議論は、みっつくらいに分けられると思う。実質は、ふたつと、もうひとつ、って感じかもしれないけど」

「というと?」

「目的論と義務論、それからそれ以外、って感じかな。それ以外は、古代哲学のニコマコス倫理学なんかがあてはまると思うんだけど、まあ、ここでの問題は目的論と義務論だ」

「聞いたことない単語だね」

「専門用語だからね。目的論はベンサムとミル、義務論はカントが代表的だと思う」

「ふむ」

「目的論というのは、ふたつのことを言っているように思える。ひとつは、幸福は数字で表すことができる。ふたつは、数字で表すことができるので、比較することもできるし、ならば大きい幸福度をもたらすものが『よい』ものだ」

「なるほど」

「そもそも、幸福を数字で表すことができるのか、とか、その数字は正しいのか、とか、そういう問題がある。また、仮に数値化できるとしても、その数字を扱える人がいるのか、っていう問題もある。たとえば、ひとりひとりの幸福を数値化するのに、膨大な手間がかかるなら、それは実質的に、比較できないからね。ある時点での国民全員の幸福を数値化するのに一年かかったら、正直、そのデータは時代遅れになっているっていうこともありうる」

「それに、数の問題になったら、数の上で少ない人はつらい思いをするだろうな」

「だね。数の多い女性の幸福度が数の少ない男性の幸福度を上回るなら、全体で見た幸福度は女性を優遇したほうがあがるはず……なんてロジックだってできるかもね」

「義務論は?」

「それが義務だからやれ、って感じかな」

「でも、それが義務だっていうのは、どうしてわかるのさ」


「責任はとるよ」

「そこから飛び降りることが、責任をとることになると思っているのか?」

「僕は人を殺しすぎたよ。直接殺したわけじゃないけどね。思想やイデオロギーは、間違いなく人類史の中で一番人を殺してきたよ。でも、僕が死んでも、僕の理念は死なない」



優しいあなたのための殺人肯定論 ~個人主義的テロリズムの必要性~



 これは予言書である。



 アトム化した社会では、人と人との結びつきが、バラバラになっている。

 これは、我々にものを買わせようという資本主義の潮流によるものだが、それを逆手に取る。

 我々は切り離されている。我々はこの分断を利用しなければならない。


 グループを作らないテロリズム、完全に独立した個人によるテロリズムは、政府の監視を逃れやすい。

 現代の国家が最も対処しにくいものは、頭の見つからない敵だ。

 現代の国家には、政府という頭がある。(現代国家の三要件、領土、国民、主権を満たし、国家として成立したあとで、政府の中にいる代表者たちが国を支配している構図だ)

 だから、国家同士の戦争は、敵の頭に参ったと言わせるか、頭を切り落とせばいい。

 しかし、そのような国家は、頭を持たない敵には対処しきれない。

 現代国家の構造はピラミッドであり、ネットワークで生み出される集団には弱い。

(ネットワークで生み出された国家としてはイスラム国が有名だが、その思想は自宗教中心主義であり、その点で彼らは、植民地の宗教文化を破壊したヨーロッパの宣教師たちと同じ罪を犯した)


「無理だ」、「ありえない」というようなことが、歴史を振り返れば今までに何度も起こっている。また逆に、「おこるはずだ」が起こらなかったこともある。

 結局、我々の現実把握能力というのは、大したものではない。

 日本には、原発事故を予測できなかった人たちがいる。

 エーリッヒ・フロムの「破壊」によれば第一次世界大戦前のヨーロッパの中産階級は世界大戦を予想できなかった。

 黒人差別の改善について絶望的だと思っていた黒人は二十世紀初頭に、まず間違いなくいただろう。

 帝国主義者たちは植民地をなくせば自分たちの国は終わりだと思っていたが、実際はどうか。


 人は痛みを伝えることができる。

 あなたの痛みを口で言ってもわからないやつらには、その体にあなたの痛みを思い知らせてやるがいい。

 あなたには死を与える力がある。

 その力に目覚めるべきだ。


 正当防衛としての殺人

 生活保護





 そのころの日本にはテロが頻発していた。

 それは、キルシェ・クラインという人間の書いた「優しいあなたのための殺人肯定論」という書物がはじまりだった。

 人々は絶望し、テロに走った。








知識塚深夜 長男

知識塚まひる 長女。正午の双子の姉

知識塚正午 次男。まひるの双子の弟。

知識塚夕 次女

知識塚あさひ 三女


荻原巴

萩原円





企画(メモ程度ですが)



はぐれものたち(仮)

メインストリームにいない女の子たちの話。境界線上に生きる孤独を書いてみたい。「ふつう」じゃないことに悩んでいる人たちの話。

ハーフ:日本人と外国人の血が混じっていることによる差別を書きたい。肌の色は黒い方がよいように思う。

メンヘラ?ヤンデレ?:情緒不安定な人の話。他の人にはなんでもないことが、この人にとってはとてもしんどかったりする。

元気な女の子:元気に見えるけど、それは自分の「ふつう」じゃないところを隠しているから。

スピリチュアル:上二人は自分が「ふつう」じゃないことに悩んでいるけれども、この人は悩んでいない。自分なりに結論を出して突き抜けてしまっている。(悩んでいない人に対して、主人公が自分の生き方を見つめなおす的な話?)





友情もの

男女間の友情についての話。恋愛感情じゃなくて、友情。友情から恋人同士になるルートもあるし、友だちのままのルートもある……ような話。

友だちの在り方は、いくつかあると思うので、それぞれにヒロインをあてはめたい。



時間遡行もの

2030年。社会に不満を持ち、テロリストになりたい女の子がいる。クラスの中心にいる女の子がいる。男をとっかえひっかえしている女の子がいる。そんな少女たちのいるクラスに主人公がいる。彼らと、それなりに仲良くしていた主人公だが、交通事故で主人公は意識不明になる。


交通事故で目が覚めると、100年後の未来。化石燃料は使い尽くされ、人類は滅亡への道をたどっていた。この世界では、科学技術により資源が枯渇したので、科学は基本的によくないものとして扱われ、文明レベルが上がるごとに人類が凶暴化することから、文明レベルを意図的に下げたまま生活している人が多い。

この状況の直接的な責任は資源の浪費にあるが、間接的には、女の子のテロリズムについて書かれた文章が広まり、感化された人が出てきたのが原因だったことを、科学者集団から聞かされる。主人公は100年前の人間なので、意識を過去に戻すことで、100年前の事象に介入し、未来を変えてくれと彼らに頼まれる。


過去に戻ってきた主人公。未来の変え方は複数ある。テロリストになりたい女の子を止めるのか。あるいは積極的にテロリズムを推し進めるのか。あるいは何か対案を出すのか。どの方法を選んで世界を変えるのかを主人公は選ぶことになる。(ヒロインごとに一つの方法があるとよい)



例えば直観を引き出す方法として、D・R・クーンツは『ベストセラー小説の書き方』で、こんなことを言っている。

「とにかく、思いつく限り書き出しの部分(小説で最も重要といわれている部分)を書いて書いて書きまくるのだ。そうして、もう出ない、無理だというところまでやれば、直感的にこの文は使えるなと直観するようなものが一つや二つはある」と。

 そうやって書きはじめられれば、もう最後の一文字まで、「このさきはこうなります」という導きに任せて書くことすらできると、クーンツは言っている。私もこれは体験した。気持ち悪いくらい気持ちいいんだなあ、これは。


ノスタルジック・インターネット・レクイエム/windows ME, 9・11テロ、秋。あの頃のインターネットを愛するすべての人に

大学やめたひ、さようなら/大学に失望した人に


この国では静かにしなさい(日本、静けさ、死、


どんなストーリーでも書けてしまう本

動機(自分の意志で 巻き込まれて)と目的(自分のため 他人のため)


タイプ1自分の意志で、自分のために

タイプ2巻き込まれて、自分のために

タイプ3自分の意志で、他人のために

タイプ4巻き込まれて、他人のために


タイプ1「運命切り開きタイプ」

1.動機

吸血鬼で、占い(予言)について調べるため

2.目的

予言の内容を解読し、吸血鬼の絶滅を防ぐ

3.障害

潜入場所がギムナジウムであり、男装しなくてはならない。吸血鬼だとばれてはならない。

4.結末

吸血鬼を滅ぼすはずだった人を吸血鬼にする

5.変化(テーマに関連する)

状況的な変化:人間の教皇を倒しに行くという目的ができた

心情的な変化:人間のことを少し好きになる?

周囲の変化:周りの人たちが人間に愛想をつかしはじめる


キューティ・ブロンド

1.(元カレに)自分を認めさせたい


タイプ2「降りかかった火の粉を自分で払う」

1.何に巻き込まれるのか

虎(狼?)になるという現象

2.目的

虎になる力をなくしたい

3.がんばろうと思う動機

虎になると殺されるから。虎のときは破壊衝動がすごいから。

4.障害

自分の状況のことを誰にも言えない。言うと殺されかねない。

5.失敗したらどうなるのか

自分の死

6.結末

人間を間引く存在になることを決意する

7.変化

人を殺す覚悟を得る


タイプ3「カリスマお助けマン」

1.動機ポリシー

いじめをなくしたい

2.目的

いじめをなくす、そのためにいじめっこの殺し方を教える

3.障害

対抗勢力が出てくる

4.結末

いじめが徐々になくなっていく

5.変化(主人公に変化が訪れる場合も、他者や環境に変化が現れる場合も)

復讐してよかった、自分は間違ってなかった?でも――


タイプ4.「運の悪い崖っぷちヒーロー?」

1.何に巻き込まれるのか

クラスメイトが浮遊病にかかる

2.目的

浮遊病をなおす

3.動機(巻き込まれたが、それでも他人のために何かする理由)、生き方、執着など事件にかかわっていく理由

見過ごせるたちじゃない

4.障害

まわりから浮かないようにって本当にできるのか?

5.失敗したらどうなるのか

相手が孤立する

6.結末

二人とも浮く

7.変化

浮いたままでいいや



変な人たちが、頑張る話

・虚言壁

・正義の味方。無鉄砲、権威にたてつく。嘘がつけない。疑うことを信じることよりも偉いと思っている。反省文を書かされることで先生をなぐった経験がある


勇気の見せどころ(嘘の告白、本当にしよう)



中学生。性について。愛について。

添い寝

ぼくはだれかと手をつなぎたい

失われたぬくもりを求めて





学生運動と恋愛


 無意味な人生は送りたくなかった。

 無意味な人生だけは、送りたくなかった。




ーーーーーーーーーーーーラスト数行。


 ぼくは警察に捕まってしまった。

 だが、これでいい。

 無職だから、失うものは何もない。

 最後に、ちらりと、あの子と目があった。

 ぼくの人生には、意味がある。

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