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設定資料集とか、雑多な

アイデアとか

メモがある。

以前、心に残ったセリフを書きとめたメモが。


メモには、岩本素白が、「素白集以後」の中の「白子の宿」という話で(あとで調べたところ、みすず書房の「素白先生の散歩」という本に収録されているっぽい)、こんなことを言っていた、と井上ひさしが書いていた内容が、書いてある。

それは、以下のようなものだ。

「以前は世間に聡明な人はきわめて多いが善良な人はごくまれだと思っていた。ところがこのごろ、善良な人はあんがい多くて、ほんとうに聡明な人はほとんどいないということに気がついた」


メモの上のほうには、「わが心はあなたの心であれかし」と書いてあって、その下に「ちくま文学の森 愛と憎しみ」と書いてある。

メモをたよりに、記憶をたどる。

井上ひさしが子どものころにいた修道院のダニエル院長と、井上ひさしの会話だ。

天国なんて本当にありますか。

井上ひさしが聞く。

ダニエル院長の答えは、こうだ。

天国や地獄がなければ、この世の不公平は永遠に不公平のままでしょうが。それでは困ります。


その下には、ダニエル院長の別の言葉が書いてある。


自分がこの世で一番、大事である。

そう思うことは大切です。これが基本でしょう。これをつきつめて考えてみてください。

すると、個人もそれぞれ同じように自分がこの世で一番大事だと思っていることがわかる。

つmり自分を大切にするためには、他人を害してはならない。




冬に雪がたくさん降る地方都市


御三家(首都圏では、私立の方が、試験の偏差値が高い人間が入ってくるらしいが、地方都市では(少なくともここでは)、逆に公立の学校の方が、いわゆる偏差値の高い人間が集まるから、御三家はみんな公立だ。)

鳳凰坂、鵺森、儒艮滝


鳳凰坂――あまりのも普通のセーラー服と学生服

鵺森――男女ともにまるで喪服のように黒いブレザー

儒艮滝――高名な世界的デザイナーが卒業生にいて、紺というには黒すぎるセーラー服に赤いブレザー、男子は黒いシャツに緑のブレザー



革命の秋前夜


革命の秋には、主人公はいない。

それぞれが、革命の主人公である。ジャスミン革命の彼らのように。タハリール広場の彼らのように。

君が、この文章を読むころには、エジプトのタハリール広場が、どういう意味を持つのか、忘れられているだろうか?

エジプトで、独裁者を倒した、非暴力的な革命。とはいえ、非暴力的だったのは民衆の側であり、権力によって殺されたものも多かった、あの革命。

アラブの春と呼ばれたこの革命は、世界的に呼応する、ある流れのひとつだ。

その流れは、ある独特な革命を呼び覚ます。

権力を取らない革命、と、それは呼ばれる。

革命を起こし、政治権力を手にし、社会を変える革命とは違う革命。

それは、倫理的な変化を呼び起こすのだという。

あのエジプトで、痴漢が多いエジプトで、あのときのあの広場には痴漢がいなかったという話。

落とされた財布が、ふつうに集められて、しかも、嘘をついて取っていくことがなかったという話。

そう、倫理的に高い位置に人を持っていく革命。

サミット反対運動。

反グローバリゼーション。

もうひとつの世界は可能だ。

アルテルモンディアリスム。

これは、のちに革命の秋に参加することになる人々の、一種の風景画、あるいは肖像画である。



社会科学の女の子

人文学の女の子




http://blog.goo.ne.jp/nekogatarobo/e/f67fb621eb27ac082713197fdc3d479f


 「円卓の騎士」による超能力者集団の政治権力の奪取の失敗から十年。

 知られざる内戦と呼ばれる、その戦いのあと、日本政府は超能力者たちから距離を取った。




「図書館」(超能力者集団の中での一番の武闘派。円卓の騎士との全面戦争で勝利した人たち。実質、悪辣な超能力者殺しの集団となっているが批判も多い)

ムージル:特性のない男――記憶永続型サイコメトリー。読み取った技能を覚える。武器制作なども行う。便利屋。

チェーホフ:チェーホフの銃――通常、自分から離したものにオーラをまとわせることはできないが、一定期間まとわせることができる。銃弾にまとわせることで超能力者にも銃を有効化する。

サイコキネシスの使い手は、オーラを伸ばして、ものを動かす。体にまとわせることで、害あるものから身を守る。この障壁をやぶれるのはオーラをまとったものだけ。

基本的に、自分から離したものにはオーラをまとわせられないから、剣などにまとわせて戦ったりする。

伸ばしたオーラで剣をつかんで戦ってもいいが、操作性が落ちるので、あまりやらない。

プルースト:失われたときを求めて――時間を巻き戻す

カフカ:変身能力

ヴィアン:万物テレポーテーション、心臓抜き


「アカデメイア」

ニーチェ:「超人」。とても強いオーラ。ムージルの弾丸でも撃ちぬけない

キルケゴール:「死に至る病」。免疫力を極端に低めるオーラ。


「教会」(円卓の騎士に近いところにいたが、内戦のときには超能力者同士の戦いには中立を保った。基本的に超能力者ではなく罪のある一般人を殺す。かつての知られざる内戦のとき、超能力者を利用しようとした政治家や企業家を殺しまわった。内戦後は、政府に不穏な動きがないかの監視と、悪人の暗殺を任務とする)

ユダ:昔は別のコードネームだったらしいが、身内でも限られたものしかその名前は知らない。内戦中に円卓の騎士側につき、政治家を大量に殺した。超能力者もそれなりに殺している。内戦中にムージルに殺されて死亡。遺品の日本刀はムージルが所持している。剣術を学んでおり、卓越した剣技と、とても強力なサイコキネシスを持つ。

超能力者利用派を殺しまくったことが、内戦後の政府が超能力者から距離を取るきっかけになったことを考えると、結果的によいことをしたのかもしれない。


「新聞部」(諜報部門)

ガーディアン:


円卓の騎士(以前、超能力者が世界を支配することにより世界をよくしようとした集団。残党が何人か生き残っている)

アーサー:リーダー。死亡。

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