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短編

██行方不明者発見報告書

作者: 太田

██行方不明者発見報告書


氏名:伊藤晃(24)


██年██月██日 封鎖領域第3区画にて発見


頭部は中央から縦に裂開。左右脳半球が外気に曝露し、脳組織の一部は、引き抜かれたような形で消失。


内部から裂けていたため、何かが内部から出ていった可能性が疑われる。


周辺環境


遺体の周囲2.0mの範囲に、

「四つ足で這っていた何かの足跡」を複数発見。


氏名:林美香(35)


██年██月██日 ██坑道C地点にて発見


顔面皮膚が剥離されており、坑道の壁に貼り付けられるように付着。


発見時、林は正座した状態であった。


周辺環境


坑道の壁面に林のものと思われる爪跡と血痕が4.5m、天井付近まで残されていた。


氏名:山本洋介(28)


██年██月██日 ██湖周辺にて発見


湖面にうつ伏せで浮かんだ状態で発見


背中に必然面に多孔構造(直径2〜6mmの穴が合計417箇所)を確認。


穴の内部はすべて湖水と同じ成分が満たされており、表皮が呼吸器のように収縮していた。


備考


遺体を引き上げた隊員の二名が、同日の夜に

「皮膚の下で何かが動いている」

と訴え、緊急隔離中。


氏名:中川進(19)


██年██月██日 ██トンネルK地点にて発見


壁面と一体化した状態の遺体を発見


発見時、肉体の半分以上が壁のコンクリート内部に埋没していた


周辺状況


遺体の周囲の壁面に微細な振動を検知

定期的に膨張・収縮を繰り返す。


その他

7名の身元確認中

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