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第谺。七蜈??謾ッ驟崎?

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[ファイル:M-DCP_LOG_055_A]








[アクセスレベル:5]








[デルタ-7が承認されました]








[データロード中…]








[言語を日本語に翻訳中…]








[時間がかかる可能性があります…]
















































































































────第27宇宙。小型偵察機、スカウト-01。




「こちらスカウト-01。ステーション・カストル76A、応答願います。オーバー。」




『──こちらSC76A。単機の機影を確認。量子暗号コードを確認中。オーバー。』




「当機体は、SC76A中域の253万光年先、座標SB(rs)0/a: pec LINER区画を亜光速で航行中。オーバー。」




『──我々の機体であることを確認した。これより、量子直通回線に切り替える。オーバー。』




「──こちらスカウト-01。任務名P()E()D()R()計画を実行中。(Project Exodus Dimensional Relocation)我々の機体は現在帰投中。着艦許可を願います。」




『スカウト-01。SC76Aの第三下方右舷、A-6デッキに着艦を許可する。』




「SC76A。了解した。」




『それと──、スカウト-01、PEDR計画による現状を今すぐ報告せよ。』




「了解。第27宇宙アルナイル超銀河団レグルス準銀河群c区画宇宙コロニーにおいて、壊滅的な被害を確認しました。」




『そうか…』




「はい。宇宙コロニー群、全てが沈黙しています。生命反応、2.309%のうち、生体反応、0.002%を確認。残骸は確認できますが、空間ごと消し去られたようです。…異常な高熱源エネルギー反応のみ確認。」




『次元の亀裂は!?』




「次元の亀裂が、c区画中心部で、予測を遥かに上回る速度で拡大しています。コロニーの壊滅と、この亀裂に直接的な関連があると推測されます。」




『そんな馬鹿な!予測値を超えているだと!?』




「はい。このままでは、我々の銀河団全体が、あの次元に呑み込まれる可能性も否定できません。それに、これは…敵性生命体の攻撃とは、様相が異なります。」




挿絵(By みてみん)



──銀河間航行宇宙船「ステーション・カストル」右舷中央区画総司令室、セレナ・ヴァンス総司令官。




「ヴァンス総司令官、スカウト-01からの最終報告です。c区画の宇宙コロニー群は、全て壊滅。生存者は…概ね確認できません。そして、『次元の亀裂』の拡大が、理論上の許容範囲を大幅に超えています。」




「…そうか。直ちに、c区画の残存部隊に全面撤退命令を出せ。これ以上の犠牲は避けねばならない。」




「しかし総司令官!まだ救助活動の可能性があるかもしれませ──」




「──駄目だ。スカウト-01の報告が正しければ、既に生体反応は0.002%。生存者がいるかも知れないが、あの『亀裂』の拡大速度を考えれば、救助は不可能だ。」








──第27宇宙アルナイル超銀河団総本部、ジェネラル・ソロン最高司令長との直通回線を構築します──。




『ヴァンス司令官の報告は受けた。この被害状況は、一体何事だ?我々の計画は、順調に進んでいるはずではないのか?』




「ジェネラル司令長、現在、『人工次元宇宙遷移計画(バックルーム)』において、予期せぬ重大な不具合が発生しております。」




『何?不具合だと?既に多くの民を送り込んでいるはずだぞ?』




「はい。しかし、目標次元へのアクセスが極めて不安定になっています。何らかの()()()()()()()を受けている可能性が高いと報告されています。」




『我々が創造した次元に、何が干渉できるというのだ!?』




「第一次段階で確立したはずの、安定した次元接続ルートが現在、不規則なノイズによって覆われ、アクセスが遮断される現象が頻発しています。既に転送された民の安否確認すら困難な状況です。」




『原因はなんだ?』




「技術解析班による結果、第127宇宙(フロントルーム)の何らかの干渉によって、我々の次元接続ルートが非常に不安定である可能性が高いとの見解を出しています。」




127宇宙(フロントルーム)にまで影響が!?』




「はい。計画に用いた次元連結装置のエネルギー出力が不安定で、それにより予測不能な次元の歪みが、他の宇宙にまで影響を及ぼし始めている模様です。」




『127宇宙にあるマルチバース文明はあるか?』




「いえ、現在の探索範囲では、127宇宙の巨大文明は今の所、確認出来ていません。第127宇宙は、かなり新しい宇宙に分類されていますので、宇宙条約も締結していませんし、そもそも生命反応があるかどうかも分からない状況です。」




『ヴァンス、事態は一刻を争う。直ちに、この不具合を修正せよ。全ての技術部隊を動員し、原因を特定しろ。早急に!』




『──あと、127宇宙にある不具合を徹底的に捜索し、原因を突き止めろ。もし、何かの生命体によって不具合が生じているならば──、所詮は惑星文明だろう…せいぜい恒星文明が限界と言ったところか…最悪の場合、その文明を()()させても構わん。』




「了解しました、ジェネラル司令長。全力を尽くします。」




『くそっ…何処だか知らん馬の骨によって、我々宇宙文明の民に甚大な被害を出しおって…』




『…一体、何が起こっているというのだ…?我々の創造した次元に、なぜ干渉が──』




[エラー発生。緊急バックアップシステムを構築中…]










[──安定した接続を維持できません]










[接続を強制終了します──]

引用画像:https://jp.pinterest.com/pin/596304806950750309/

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