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プロローグ

世界樹(ユグドラシル)


戒禁海域に浮かぶ島、エルグリンドの中央から根を張る世界最大の巨大樹、それが世界樹(ユグドラシル)である。

世界樹は外界と巨海を隔て、隔絶された場所に存在していた。


大昔、世界樹がまだ世界樹とすら呼ばれていない頃、新たな土地を求めて万里の巨海に旅立った開拓者達が行き着いたのが、このエルグリンドという島である。



世界樹は開拓者達に多くの恵みを与えた。

食料、水、資材、土地……それらの恵みを求めるように人々が集まり、やがて彼らは世界樹を囲むようにして村を作った。

そして村は街となり、果てに国となった。 

その国の名は「エルカーナ」。

世界樹の(もと)、エルカーナには幾万もの人々が幸せに暮らしていた。



世界樹内は空洞になっており、その内部には、樹海と共に未知の生態系が広がっている。


うさぎとリスの混じったような奇妙な生き物に、見るからに食べられそうもないカラフルなキノコ…果てには人喰い植物まで。


多種多様な生態系の広がる、千差万別の木々が織りなす樹海。

人々はそれを神域と呼び、年に一度行われる「大樹祭」にて、15人選ばれる「戴冠者」のみが、この神域に入ることを許可される。


現エルカーナの王は、自分の身体が衰えゆくことを極端に嫌悪していた。

すると王は、神域内に存在するといわれる、口にすれば衰えることも、万病にすら負けることのない永劫の身体が手に入る「永久の神実(とこしえのみ)」を取ってくるように命じた。

それを達成した者には、エルカーナの次代の王になる資格が与えられる。


国王になれるという特典のせいか、国中の人々は、その「永久の神実(とこしえのみ)」を手に入れるべく、戴冠者の末席を狙う者ばかりであった。


そして現在、その戴冠者を決める、「大樹祭」が開かれようとしていた。



この物語は、そんな大樹祭から幕が開かれる。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


プロローグということもあり、文字数は少なめですが、少し難しいく堅苦しい言葉を多く使ってしまいました。

読みにくくなかったらいいのですが……

そういった誤字脱字などがあれば、遠慮なくご指摘ください。


ちょくちょく書いていければいいな、と思っているので、今後の展開に乞うご期待ください。

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