第零話 プロローグらしきもの
読まなかったところで大した支障はないと思われます。
軽く読み流す程度にどうぞ。
部活ものでもなく、
恋愛要素が多分に含まれているわけでもなく。
ただひたすら委員会を頑張ってる高校生たちの話です。
生徒会より強い委員会があっちゃったり
なんか委員会の域を超えちゃってるような活動してたり
こんなの実際あるんかい、と思われる委員会があったり
主人公が明記されてなかったり(どうでもいい概要の最重要項目)
そんなとある学校の楽しく大変な委員会活動の様子を書いた作品です。
こんな委員会活動は見たことも聞いたこともありません、あしからず。
ちなみに、書いてる本人は図書委員会以外でまともに活動したことがありません。
もし話題提供などがありましたら、お願いします。
それでは
楽しんでいただけるよう制作に励みたいと思います。
たとえば、委員会活動を本気になってやれるだろうか。
どうやって、本気になるの。
たとえば、の話である。
花の高校生時代、かけがえのない青春をどう過ごすか。
それは後々考えたところで、全く意味のないことである。
汗水を部活に捧げ、暑い最中に文化部が羨ましかった運動部。
正直に言えば苦労なんて変わらない、と言いたかった文化部。
帰宅部上等、自分は自由だと言いながらバイトしてた人。
学校を引っ張るリーダーとして辛酸なめながら頑張った生徒会。
何にもしてないわけじゃない、友達を求めてるのだ、といった人。
実に、さまざまである。
その高校生時代のかけがえのない青春を。
たとえば、委員会活動に注げといわれたらどうだろう。
これまで生きてきた中で、本気で委員会活動をした人はいるだろうか。
この話は「そうしてみたら、こんな風になれます」と言う例ではない。
そう言うには、あまりにも普通の委員会とはかけ離れているからだ。
しかし、内申点のためでも。
さっさと帰りたいのになかなか委員が決まらなかったからでも。
やりたくないのに、周りの押しに負けたからでも。
本気になって委員会活動をしてみると、意外と面白いのかもしれない。
これは、そういうメッセージを含んでいるのか、とおぼろげに思ってほしい話である。
青春を委員会に捧げている。
そんな変わり者がたくさんの、とある学校。
委員会ってもっと楽なもんじゃなかったか!?
本気になればなんだってこうなってくるかも、しれない。