第二話
「暇だな……」
そうやって自分に言い訳を作って、僕はスマホを開いた。
小説でも読もうかな。あんまり漢字とか強くないから、活字の少ないやつがいいな。所謂ライトノベルとか、ネット小説みたいなやつ。
検索エンジンに適当な文字を打ち込み、人気のサイトを眺めて、小説サイトにアクセスした。
僕はあるジャンルの小説を読みたかった。だからサイトの検索ボックスにあるキーワードを入れた。
―――不登校。
それは不登校系のやつ。
それも異世界にいくやつ!
そんな都合の良い小説、あるのかな?
「ふむふむ……」
胸を踊らせながら検索結果が出るのを待っていると、
―――不登校転生。
お望み通りのタイトルを持った作品が出てきた!
やった、これで今日も時間が潰せるかも。
「えっと、なになに……」
作品をクリックして、概要を読もようとすると、
「僕じゃん、これ」
あらすじがまるで自分と瓜二つに重なる、これはさらに期待が持てそうだぞ!
それに、まだ誰からも読まれていない小説らしく、視聴回数はゼロになっている。
つまり僕が最初の読者になるってわけ。
ん?
まだ第0話しか投稿されてない。
まだ物語は始まっていないのか?
そしてその小説、第零話をクリックすると―――
「うわぁ!!!」
僕は異次元に飛ばされた。