~第一章~ 後書き、キャラ紹介
これにて第一章終了です。
ここまで読んでくださった読者の方々、この場を借りて厚く御礼申し上げます。本作品の勇者達のことを少しでも好きになっていただけたなら幸いです。
でも皆さん、お忘れでないでしょうか。これは勇者が勇者を殺そうとする物語です。
釈然としない、違和感のようなものを本文に感じた方々も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。恐らくそれは全て正解です。この第一章は違和感を感じていただける様に構成いたしました。
第二章以降は少しずつ転生の“からくり”が明らかになります。
皆さんのご期待に添えるよう、必ずや予想を裏切ってみせたいと存じます。そしてまた一章に戻って読み返したくなるような作品に仕上げたいと思っています。
どうぞ最期までお付き合いください。
次にキャラクター紹介を掲載いたします。
各章終了後に配置しますが、読み飛ばしていただいて構いません。
さっとキャラや設定を思い出したいけど、本文までは読み直すのが大変、となった時にお役立てください。
・今代の勇者
(転生後)ヒロ:癒士。本作の主人公。推定10歳前後。身長145㎝、黒髪ショート。
ませた性格と見た目のギャップからいじられやすい。エラに淡い恋心を抱くようになる。
(転生後)ロロ:炎術士。推定10代後半。身長166㎝、燃えるような赤髪。
女王や食肉を極端に嫌がる。また思ったことを口に出さずにはいられない性格。
(転生後)ルーイ:土の槍術士。推定20代前半。身長192㎝、金髪セミロング。一見、人当たりのいい好青年だが、疑り深い性格が見え隠れする。女王も信用していない様子。
(転生後)チェリャ:時の暗器士。推定30代。身長178㎝、スキンヘッド。糸目。
明るい性格で細かいことは気にしない。酒や女性に目がない。それと口調が変。魔法の才能は最も高いが、危険を顧みず無茶をする一面も。
・クリフィス王国
エレノア・エリー・クリフィス:クリフィス聖王国第一王女。19歳、身長175cm。
特別な力を持ち、召喚の儀に携わる。魔王から国を護るために、尽力している。妹煩悩。
エラ・クリフィス:クリフィス聖王国第二王女。15歳。身長162cm。
明るく面倒見がいい。ヒロをいじるのが好き。
記録士として、勇者一行に同行する。
エルム・クリフィス:クリフィス聖王国第三王女。10歳。身長147㎝。
姉煩悩で姉達の前では大人しい。絶賛魔法の修行中。
エリー・E・クリフィス:現クリフィス聖王。37歳。172㎝。
苦労が顔に滲み出ているが、それさえも美しく、チェリャを虜にした。
フィード・クリフィス:クリフィス聖王配。35歳。183㎝。
銀髪と整えられた口髭で、いかにも王様っぽい見た目の人。
リン・プリミエール:クリフィス聖王国宰相の四女。17歳。155㎝。黒髪ミディアム。
召喚直後からヒロの使用人を務めた。あまり感情を表に出さない。
父親の反対を押しきって、王宮へ奉公に行くことを志願した。ちょっと変わった人。
ドニ・フルール:導師。年齢不詳。156cm。
癖の強い天然パーマで髪と髭の境目がないのがチャームポイント。土を操る。