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始まり、或いは終わりへの一方通行【Ⅳ】

「あったまいてー……」

 時計を見ればすでに十時過ぎ。昨日の、歓迎会とは名ばかりの女子会に引き摺り込まれて、女の子に対する幻想が完全に砕け散った。なんだ、男子校のときと変わらないじゃ無いか、性別が違うだけで。ラフな格好をした女子が多くて、目のやり場に困っていれば両サイドを女子に挟まれてからかわれて、男がやると一発アウトなセクハラ紛いのボディタッチもあった。嫌になって逃げようとしたが、退路は断たれ支援者はいなかった。レイジに関しては、変な髪型の女の子と隅っこの方で静かに飲み食いしていた。本当に、変な髪型だった。途中で折り返して再び垂らすというか、そのままなら確実に自分の足で踏めるくらい長い髪だった。あっちはバカ騒ぎに呑まれずに真面目な話をしていたようだが、その辺からの記憶が無い。

 そう、記憶が無い。

 アルコールは飲んでいないし飲まされてもいない。場の雰囲気に酔ったわけでも無い、単純に、ストレスだった。これからこんな部隊でやっていくのか、将来的なことを考えた上での、ストレス。如月隊は主に女性で構成される、それも二十代以下しかいない。あの歓迎会の場では他に男性が見えなかった。つまり、現状男はイチゴとレイジだけなのだ。

 あぁ、そしてここはどこだろうか。なんで埃っぽいベッドに寝ているのか。起き上がって、部屋を見れば段ボール箱に占領されていた。部屋というか、倉庫だ。足元には……女性ものの下着が散らばっている。なんというか、アダルトなサイトで見慣れたようなのじゃなくて、色気が無いというか、ごちゃ混ぜになっていて布きれが散らばってるなー的な認識になっている。踏まないように避けることもせず、堂々と踏んでドアを開ける。甘ったるいにおいが流れ込んできた。香水? 芳香剤? 色々混じっていて逆に臭い。

 廊下に出て、新鮮な空気を求めて窓を開けた。冷たい風が流れ込んできて、思い切り吸い込んで頭がキーンとなる。喉が痛い、外気温何度だ。すぐに閉めた、それでも頭痛を吹き飛ばすには十分だった。

「はぁぁぁ……」

 重いため息に振り向けば、隣の部屋からげっそりしたレイジが出てきた。かなりやつれているようにも見える。

「レイジ、ここ、どこだ」

 その返事が、部屋の中から。

「如月寮よー」

 スズナの声だった。なんで同じ部屋に? そんな疑問はすぐに打ち砕かれた。ベビードール姿で出てきたスズナを見て、くるっと回れ右、視線を外に向けた。

「な、なんだお前ら、やったのか」

「夜通し……ったく、腰がいてえ」

「は、はぁ、またずいぶんとぉ……」

 羨ましいと思い、反面ここは女子が主だ。すぐに噂になってあれやこれやと言われて……羨ましくないなと考え直す。部隊内の恋愛だとか幻想でしかなかったが、ここでは幻想どころではなく現実の脅威になりそうだ。

「なかなか良かったじゃない、あなたの動き」

「これから寝ようかって時にスクランブルで、しかもルージュマッドドガーだと? あいつ相手に一人でやるか普通」

 あっちの夜戦の方ではなく、真面目な夜戦の方だった。

「ルージュって、あの有名な?」

 海の向こう側、セントラでは超有名だ。所属不明で、ふらっと現れては戦場を破壊して居なくなる。血色の狂犬、ルージュマッドドガー、その名前は仮想空間で生きる者にとってはそこそこ知られている。傭兵や軍関係で、仮想空間に関連する者はほぼ誰もが知っている。

 賞金首の中でも特別枠だ。通常枠の賞金首はただ強いだけで、仮想空間上で特に治安を乱している存在がセントラの政府機関によって登録され、倒せばセントラから莫大な懸賞金が支払われるが、額相応の凄腕であるため上位ランカー相手ならば、下手すればPSCやPMF規模では全滅する。で、特別枠。懸賞金の設定はあるが、事実上撃破不能で詳細不明の連中が登録される。何より、仮想空間のロジックを乱す超危険な存在だからこそ、登録される。逆に危険だが、滅多と姿を見せなかったりその力の使い方によっては通常枠だったり、もしくは登録されなかったりする。

「そうよ、如月隊で五番目に強くて、白き乙女の仮想空間上の戦力では二番目ね」

「…………?」

 如月隊で、白き乙女の。つまり、ここにいる?

「マジっすか!?」

「本当よ。今日からあなたが彼の上官になるわ、しっかり指導しなさいね」

 嫌な予感が的中した。おそらく年上で、自分よりも遥かに強い部下だと? どうやってそんなものを操れば良いのか教えてくれ。しかも女性メインで昨日は男がいなかった、ならば女子だ。

「あ、あの、俺、そんなやつに命令できそうにないんですけど……」

「大丈夫だろ、一回戦ってるし」

「いつ? 俺はそんなやつと戦った覚えはないぞ」

「砂漠の狩人だ」

「……あ、なるほど」

 あの戦い方を見れば、出来そうに無い非現実的な戦闘を何故かやってしまい単独で戦場を破壊するとか、やれそうだなぁと思える。

「それで一つ問題があるのよ。彼、引き籠もりで部屋から出てこないから、引きずり出して頂戴」

「……はぁぁぁぁぁああっ!?」

「107号室ね。これが鍵よ。あの部屋勝手に鍵が変わるから、いつまで使えるか知らないけど」

「いやちょっ、なんで世界最強な戦力がっ、えっ、なんで引き籠もり? つか白き乙女にそんなの居たのか」

「それじゃあ後はよろしく頼むわ。私はこれからデートだから」

 妙にうきうきした様子で部屋に戻って、ドアを閉めた。しかしだ、あんな事頼まれてすぐに実行できるわけが無い。砂漠の狩人、あの戦い方を体験してなんだが、部屋に入った瞬間に撃ち抜かれそうな気がして、やる気になれない。

「レイジ……どしたらいいんだこれ」

「やるしかねえだろうな」

「……はぁ、転属初日からこんなのが仕事って」

 なんだ? 今頃のPMSCsは正規軍の訓練や売店のスタッフ、物資輸送人道支援エトセトラに引き籠もりの支援もやるのか? いいや違う、基本的には武装した警備員だが、桜都の三社は違う。クライアントと自社を守るだけの必要最小限の戦力、保有する武器弾薬まで制限された一般的な所とは違う。三大勢力とも呼ばれる外縁の守護者・花の護り手・白き乙女は実質何でも屋だ。戦争支援どころではない、学生の個別指導や子供のお守り、果てはペットの散歩までする。国が運用できない戦力を保有し、その保守点検調達などをし、有事の際には提供する。逆に国は戦艦や航空機などの大型兵器を貸与という形で提供、それが基本だ。国が主導して少女や少年を戦争に送り込むなどすれば、どうなるかは分かったこと。だったら、死んでも捕まっても正規の兵士にカウントされないように使えばいい。

「まあ、なんとかやれ」

「そういうお前は、初任務は」

「北極行き」

「…………。」

 それを聞いて、どっちがマシなのだろうと思う。

「あー、なんつーか、アレだな、沈められないようにな」

「そっちも、殺されないように」

 バンッと勢いよくドアが開けられてスズナが出てきた。街中に居る美人なお姉様、そんな姿だ。

「それで、今日のデートは」

「秘密よ。でも」

 すっと近づいて、レイジにキスした。

「あなたとする方が気持ちいいのよ、彼、下手くそだから」

「でもあいつのことが好きなんだろ」

「そうね……私は彼に恋をした。だから、いまここにいるのよ」

「好きなやつのために、元居たところのやつらを殺すか」

「そっ。私はそういう女よ。でも時々浮気させてね、それじゃ」

 タッタッタッと走って、階段を降りて姿を消す。

「おめーはスズナどういう関係なんだ」

「浮気って言ったろ、そういうことだよ」

 どうにも嘘くさい。二人で演技をしているような感じする、何かを隠すために。探りを入れるか、下手すれば、レイジなら周りにバレないように殺しに来る可能性があるが。

「やましい関係だな」

「だろ、だから、これ以上聞くな」

 話は終わりだと、そう言いたげに階段を降りていった。ついて行くとなんというか、ゴミ屋敷とまでは言わないが散らかりすぎだ。廊下に脱ぎ捨てた服や下着、菓子類の空袋などゴミもある。窓際には化粧道具が並べてあったりと、なんだここは。

「片付けないのか」

「間が無い、それに片付けたところで、すぐに元通りだ」

 一番広い部屋の引き戸を開ける、そこだけにおいが違った。血と薬品のきついにおいだ。さすがにその部屋は散らかっていなかった。しかしゴミ箱にはすぐに捨てて欲しいものが詰め込んである。

「イチゴ、お前引き籠もりどうにかする前に寮の掃除からやれ」

「レイジは」

「もう出発しないと間に合わん。頑張れ、一週間もあればやれるだろ」

「えっ、ちょっと待てよ」

「ゴム手とゴミ袋は玄関横から台所に入れる、下の戸棚にあるはずだ。洗剤類は風呂場にまとめて置いてある」

「いやそうじゃなくて」

「まあ頑張れ」

 と、一人残されてしまった。いいのだろうか、男子一人が女子の下着やら服やら拾い集めて洗濯して干して。やましいことじゃないけど、やってるとこ見られて下着泥棒とか言われて誤解が誤解を生んでとんでもないことになったりしないだろうか。……そもそも、なんであいつは物がある場所を知っている?

「…………あれ、如月隊の隊長って、誰?」

 ふと、静かになって思い出した。転属した場合は書類にあれやこれやと書いて提出するか、部隊内ネットワークに入力する必要があるのだが、そもそも書類もアカウントも貰ってない。スマホを取り出して確認してみると、ログインすら不可能。

「あらら?」

 前に居た部隊でインストールした専用アプリは軒並み遠隔操作でデリートされ、各部隊共通の部分には該当アカウントなし、そういうことでログインすら不可能。あれ、もしかしてこれ白き乙女の枠の中には入ってるけど、どこにも紐付けされてなくて宙ぶらりんな状態なのでは? そうだとすれば給料は、任務の内容照会は、各種申請は、自分の部屋とかの確認は、どうすればいい。誰か帰ってくるまで待つか、だが昨日の女子会……もとい歓迎会とやらで全員がいたわけでも無く、部隊内でも新入りが来たと知れ渡っていても、それがどういうやつなのかまでは知られていないかもしれない。最悪だが、帰って来た寮の住人に侵入者扱いされて……。

「やべーよどうすりゃいいんだ」

 ガラガラッと。今時旧時代のレリックとして展示されていても良いほど見かけなくなった手動のドア、引き戸を開ける音が廊下に響く。口にすると、そうなることがある。そんなものは人が都合良く事象をつなぎ合わせただけだが。

「……あんた、誰だ」

「……イチゴ」

「……えっ、果物? いや野菜?」

「俺の名前だよ!」

 昔からよくからかわれた。が、今はそんなことを気にしている場合じゃ無い。他にも男がいた。茶髪だが染めた感じでは無く、地毛だろう。若い、学生の制服なんて着て、潜入班の所属だろうか。

「で、不審者ってことでいいのか」

 目の動きがおかしい、イチゴを注視していない。こいつは、電脳化している。頭の中を弄ってるやつの特徴だ。すでに緊急通報と内部ネットへのアラート、支援の手配まで済ませた感じか。

「ついさっきスズナに引き籠もりを引きずり出せって言われて……あー、いや、その前にあれか、所属とかか」

 何も言えない。詳しい所は転属先にてとしか前の部署では言われず、ここに来てからは訳も分からないうちに歓迎会に引き込まれて今日の今だ。

「あー……もしかして技術部の人ですか? ムロイなら101号室の隣の倉庫部屋にいると思うけど。さすがに引き籠もりにも日を浴びせないといけないだろうし」

「いや引きずり出せって言われたのは男の方で」

 男であってるよな、スズナは彼って言ったから間違いないはずだ。……だったらここには二人も引き籠もりがいるということになるのか。

「107のキリサキならやめた方が良いですよ、俺がここに来た時からずっと引き籠もってるし、誰もリアルで顔合わせた事が無いらしいから」

「それが俺の仕事なんだがなぁ」

「仕事って……生徒会の方ですか。学園の成績ってそんなことまで評価対象になるんですか」

「いや学園って、ここは白き乙女の寮だし」

「いやいやここ学生寮だし」

「はっ?」

 何か噛み合わない。そんなことを思っていればぞろぞろと学生服を着た若者たちが帰ってくる。昼前だぞ、とか思えば冬休み明けの始業式か、今日。

「あれ、そいつは?」

「知らない人」

「不審者? 通報するか」

「やめい! それはやめい!」

 叫んだタイミングが悪かった。ちょうど女子たちが入ってきた瞬間のことで、怯えているような、変質者を見るような……。

「あ、なあ……ちょっと、俺はさあ昨日ここに転属になってだな」

 どう言い訳するか、やばそうになったところで玄関から風が吹き込んできた。

「はい、みんなちゅうもーく!」

 スズナの声だった。玄関に群がる学生の隙間を縫って入ってくる。さっきとは格好が違うが、気にしていられない。取りあえず助かったが、どうなるかが不安でしかた無い。

「この人は今日からここの住人になります。それで、とりあえずは霧崎君を部屋から引き摺り出してもらう係なので、不審者じゃありません。だから私の方に通報しなくて良いわ。はい、解散解散」

 パンパンと手を叩いて解散を宣言する。こんな汚い学生寮で……とも思ったが、学生たちは揃って二階に上がっていく。思えば汚いのは一階だけだ。

「あの、スズナ? ここって一体……」

「学生寮兼一階は白き乙女の寮でもあるわ」

「セキュリティ上ありなのか」

「ありなのよ、ここは色々と問題を抱えた子たちの行き着く場所だもの。さって、掃除しましょうか」

「デートは」

「キャンセルよ。浮気したら浮気されちゃったの」

「……言葉通りじゃないよな」

「そうね」

 聞いたら、答えてくれないだろう、知ったら、後戻りできないだろう。情報統制で隠すのは、そういう情報だ。うっかり知ってしまえば、仲間が敵になるかも知れないのだから、知ろうとしなくて良い。

「取りあえず廊下にある物は全部捨てちゃって良いわ。文句は私が受け付けるし、言うなら説教よ」

「ちなみにだけど、これは誰のだ」

 今まで廊下にビール缶があって、犯人捜しで全員自白強要とかはあったが、まさか下着やら服やらゴミやらが、ゴミ屋敷手前状態になっているのは初めてだ。

「如月隊の女の子たちのね。仕事が終わって帰って来ても、着替えて雑貨補充したらすぐに次の任務なのよ。呼び出しがいきなりだし、遅れるわけにも行かないからそのままなの」

 ゴミ袋を渡されて、目の前でスズナが容赦なく詰め込み始める。これ、燃えるゴミで出して良いのか。それともあれか、特殊なゴミか? 裏通りの怪しいお店に持っていったらお金がもらえるあれか。

「分別は」

「しなくていいわ、まとめて燃やすから。それとも、売っちゃう? 裏通りのお店に持って行けばそこそこの収入よ」

「売りません」

 というか男が持って行ったらアウトだろう。女が持って行ってもグレーだが。やるか、と、床に落ちていたよれよれのシャツを取る、その下からやけにデカいゴキブリ――

「うぉっ!」

 一瞬で凍りついてしまった。

「そんなので驚かないのギャッ!」

 しかしスズナの方はムカデを引き当てた。

「痛ぁ……もう」

 瞬間的に凍って砕けて粉微塵になったムカデの残滓を払い飛ばす。

「……何も居ないことを願って」

 黄色い染みのついたショーツ、その下に気持ち悪いのが。

「うっ……」

「ゲジゲジねー」

 なんでこんなのがいるんだ。ゴム手袋をつけていざ再開すると、洗濯機の前に山積みにされた衣類の中にはカビや、キノコが。

「なあスズナ、ここの寮の管理人ってなにしてんだ」

「管理人は私。時間が無いからほっといたら、このざまよ。まったくあの子たちは片付けもしないし」

 だがその分、戦える。白き乙女は正規軍の裏方仕事をするのではない、国として戦力を保有していない桜都の雇われとして前線で戦う。投入されるのが若者ばかりで構成されているが故に、余所からは人道的問題云々で文句を言われるが、主戦力をその程度で放棄する事は出来ないし、彼女たちがそれを望まない。国という枠組み、信用できない集団という形に愛想をつかしてここに来たのだから。何を言われようが、そもそも〝不信〟の塊だ、聞き入れることは無いし気に障ることしか無い。

「じゃあ如月隊の隊長は」

「それも私よ? 知らなかったの」

「…………。」

 今までの口の利き方は大変不味い物ではなかったか。

「知りませんでした、すみません」

「今更何よ、かしこまって」

「やっぱ、隊長には、あんな言葉遣いじゃ」

「いいの。命令よ、敬語禁止」

「……分かった」

 昼過ぎにはあらかたゴミを集め終わり、寮の中庭に放り出して山にした。これから拭き掃除だが、さきに昼にしようとスズナの提案で市街地に繰り出す。……冷蔵庫の中身は見なかったことにする。割ったら固まっていた卵、コップに出そうとしたらヨーグルトどころかカピカピになっていた臭い牛乳、一体何年放置したらあんなことになる?

「お昼、何が良いかしら」

「俺は何でも良いです」

「何でもとか言わない。こっちが困るの」

「いやでも……レーション以外なら何でもいいし」

「そう、だったら私のおすすめはいかがかしら」

 そうして、ただお昼ご飯を求めて外食に行ったつもりが、夜まであちこち引っ張り回されたのは別のお話。

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