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はぐれ勇者のダンジョン生活  作者: フジミ
第1章 旅の始まり
1/8

1話 転移


俺は今日もまた学校に向かう。来年で高校生になる。学校の廊下を歩いていると周りの人から逃げられ、とてつもない嫌悪感を持って睨んでくる。まぁうちの学校は1クラスしかないから殆どの人同士が知り合いだ。教室に入ると俺の席には何もない。ロッカーの鍵も何かに切られたのか中身が外に投げられてる。

いままではロッカーの中身が無くなってもいなかったし、机も外には置かれていなかった。せいぜいなにかを墨で書かれる程度だった。みんな俺に対して直接的に殴ったりはしてこない。そろそろ何故こうなったかを説明しようか、まぁ俺は中二までは陽キャだった。喧嘩だってそれなりに強いし、なによりも不正を許すなんてことはしなかった。まぁ周りからは完璧な人間だ。などと呼ばれていたこともあった。


まぁどこの世界にもそんな俺を妬む人はいる。そのひとりである朝比奈 誠という俺の親友だった1人が俺が幼地味に対してありもしない嘘をつき暴力を振るったという噂を流した。その幼馴染でさえも俺に暴力を振るわれたと言った。周りの奴らも俺のことを好きでない奴が多かったので、わかりやすい誠の嘘を信じた。誠も最初は少しの嫌がらせのつもりだったのだろう。しかし、周りの人間は一斉に俺に対して嫌がらせをしてきた。最初は無視をする程度だった。俺に話しかけてくる人もいたが、その人も無視され始め結局は俺に対して敵意を向けてきた。俺がいじめから助けた人でさえもだ。


俺は外に拾いに行こうと教室のドアを開けようとする。何故か開かなかった。

まぁ嫌がらせだろうと思い、強引に開けようとした。それでも開かない。


いきなり教室全体が光り

へんな文字が空中に出てくる。


その時声が聞こえた。

(君には特別な種を何個かあげよう。是非とも楽しませてくれ。ちなみに名前は創造神エーデルだよ)





目を開けると変な場所にいた。海外にありそうな教会っぽいところだ。


「私は神聖マーチ帝国、国王トラストである。君達をエーデル神の神託より異世界から勇者として召喚させてもらった。こちらの都合で呼び出してしまって申し訳ない。どうかこの世界を救ってほしい。魔王の手からこの世界を...」


「お前なに言ってんだ!?」と生徒が聞く

「なにが国王だよ。こんな派手な演出どうやってんの?」とかまぁ色々と騒ぎ始めた。


「信じられないのはわかるが、今からステータスプレートを出してみてくれ。まぁそこにある石板をひとり一つ持ってみてくれ」


まぁみんなグループになって話しながら石板の一つをとっていく。まぁ俺もひとりでそれを取った。


海堂 晶 レベル1

スキルなし


と出てきた。そう俺の名前は海堂晶という。俺はその場で崩れ落ちそうになった。さっきの特別な種っていうのがないからだ。


やっぱり異世界来ても俺は駄目だったかー、一度落ちたらもう駄目なんだね。少し泣きそうになったが我慢する。


みんなはそれぞれが何かしらの声を上げる。


「《魔眼 極》ってあるぞー」

「《回復 極》って書いてある」

「なんで本名出てんの?」


などと声が上がっている。まぁ極っていうのは一番いいくらいなのだろう。


「まぁここが異世界っていうこと、信じてもらえたかな?」


みんなが騒ぎ始めた。

「まぁそのプレートはここに置いといてくれるかな?各自の部屋は用意した。一人一人に専属メイドがいるので、ついて行ってみてくれ」


と言って俺の前にもメイドがきた。とてつもない美女だ。

「今日よりあなたの専属メイドとなるナーシャです。こちらへついてきてください」


「あっよろしく」

と咄嗟に声を出した。周りから睨まれる。


「・・では行きますね」と状況を理解したのか連れて行ってくれた。


歩きながら

「あのー何故僕を選んだのですか?」


「それは部屋に着いたら説明いたします。」


そのまま歩き続ける。とある部屋に着いた。


「お部屋に着きました。中にお入りください」

と言われて中に入る。かなり豪華な部屋だった。


俺は椅子に座る。彼女も椅子に座った。


「先ほどの質問に対して答えます。まぁ親睦を深めるということは必要ですからね。わたしには鑑定の極のスキルを持っています。極みにいくと、人の心の色が見えるようになりあなたの持っている種についてもわかります。称号という欄に《種を持つもの》とあります。あなたの色は黄色い色の上にねずみ色がかぶさっているような色をしていました。それに興味があったためです。鑑定のスキルはアイテムで隠蔽していますがね」


「あのー何故それを僕に教えたのですか?」


「そんなの決まっているじゃないですか、興味があるからですよ」


「あっはい。それと種ってなんですか?僕も声を聞いただけでよく分からないんですよ」


「えっ、もしかしてエーデル様の御声を聞いたのですか?」


「まぁ創造神エーデルと言っていましたね。そしたら種をあげる。楽しませろ。とか言ってきましたね。」


彼女はいきなり土下座をしてきた。


「いやいやどうしたんですか?僕が嘘を言っているかもしれませんよ」


「鑑定してみたところ。嘘をついていませんでした。今までの無礼をお許しください」


「なんでそうなる?」


「古来、伝承では。勇者召喚で異界より呼ばれたものがエーデル様から種を授かり、神となったというものがありました。皆信じていないものも多いですが、私は今確信が持てました。あなた様に一生の忠誠を誓います」


「あっ、はい。」彼女の熱意に戸惑ってしまったが、一応返事をした。


「まだこの世界についてあまり知らないので教えて頂けると嬉しいです」


「はいっ!喜んで」


そのあと世界について色々聞いた。

2日に一回ほど更新できたらいいなと思います

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