十三話目龍殺しの勇者
「・・・反応からして・・・時の神から聞いてないね?」
黒龍が不思議そうな顔をして聞いてくる
「・・・どう言うこと?時の神」
「・・・」
「時の神・・・話して」
「・・・はい」
そう言うと時の神がとても言いずらそうに話し出す
「・・・まだ龍狩りの魔術が確立されなかった頃・・・龍に根本的な死が訪れず小さな町に龍が訪れればただ死ぬのを待つしかなかった時代の話ですね・・・ある1つの村で」
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「どうすんだ!昨日はすぐ近くの王国が火の海だ!」
集会所で一人の若者が言った。
「逃げるしかないじゃろう・・・」
「村長・・・!でもどこに・・・」
「・・・」
村長は少し考える・・・すると他の若者が
「・・・帝国に逃げ込もう・・・」
「・・・帝国!?・・・俺等みたいなやつらを助けてくれると思ってるのか!?」
若者が激怒する・・・だが
「そうるしかないだろう!」
もう一人も怒る・・・そこに
「大変だ!龍が来たぞ!」
「何!?」
「おしまいだ・・・みんな殺されちまう!」
「大変だ!子供が!」
「何じゃと!?」
村長達が急ぎ子供のもとへ向かうと
「グルル・・・」
「・・・」
手が光っている少年とそれを見て怯んでいる龍の姿だった・・・そして
「・・・」バサ
龍が飛び去っていった・・・それから数年立ち少年は帝国へと旅立った。そしてそれからずぅっと後・・・龍戦争が起きた・・・
『今だ!やれ!』
龍が叫ぶすると
「・・・止めだ」
食種に剣を振り下ろす・・・だが
『魂引裂!』
「グァァァァァ!」ズバァ!
『ゥゥゥゥァァァァァァァ!』
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「・・・そして龍殺しの勇者は魂が二つに引き裂かれて魂は飛び散っていった・・・そして今、律さんはその龍殺しに選ばれたと言うわけです・・・」
「・・・ここで戦うのも面倒だから・・・今すぐ方向転換して帰りなさい」
「嫌だと言ったら?」
「死体に変えて投げ捨ててやる」
「・・・なら答えはこうよ」ガチャ!バァン!
近くに飾ってある魔道銃を発砲する
「・・・滅龍砲」ドォン!
お返しと言わんばかりに魔法を放ってきた
「時の神!」
「時間停止」
「ハァッ!」バァン!
『・・・時破壊そして時は動き出す』
「ッ!?」
気がつけば目の前に黒龍が立っていた
『消えろ』ブォン!
刀が迫ってくる・・・これは駄目ね・・・
ズバァ!
え?
『ガッ!』ポタポタ
「大丈夫か?選ばれし者よ」ブワァ
「爺!?」
『貴様ァ!』ズォォ!
瞬時に切り落とされた首を再生すると山の爺に斬りかかる
「眠れ!死司天使!」
『ガッ!』バタ
山の爺が大剣を振り下ろすと黒龍が崩れ落ちた
「爺、黒龍は?」
そう聞くと
「安心しろ眠っているだけだ。行くぞ選ばれし者よ」
「・・・分かった!」
魔道銃
帝国魔術団が作り出した魔力を使い発砲する銃。これにより魔道兵に弾薬格納庫等の装置の設置をする必要がなくなり魔道兵普及のきっかけとなった
魔道兵
空気中の魔力を使い動く魔道機械。他国のものは知力が極めて低く最低限の命令しか受諾できないが帝国製は量産でき、知力も高い




