十話目影剥のハサン
???視点
「さて・・・暗殺者よ・・・作戦は先程言った通りだ・・・この作戦の失敗は許されない。頼んだぞ」
「この命に変えましても」シュバッ!
・・・あぁは言ったが元より彼が作戦を成功させることなど期待していない・・・標的が彼程度の者に殺されれば相手はその程度だったと言うことだ・・・ベルを倒す資格は無い。
律視点
「・・・寒かった~」
「この館どこでも出せるのな」
「うん!」
レイリーが仲間になり数日・・・ベルを倒すため雪山から死の峡谷に向かっている途中・・・夜間なので休むことにした・・・まさかレイリーが、トランクから館を取り出すとは思わなかったわ・・・便利ね・・・これ
「よし!そろそろ寝よう!」
「だね!」
そう言い全員それぞれの寝室に向かう
「・・・フカフカのベットー!」
凄い豪華!
『・・・』
「・・・ん?・・・」
気配を感じる・・・とりあえず
「時の神」
「はい」
「・・・影に警戒して・・・影から気配を感じる」
「了解」シャッ
そう言い杖を構える・・・気のせいじゃないはず・・・これってまさか暗殺者?
『・・・』ヒュバッ!
「ッ!?律さん!危ない」
「!?」バシ!
暗殺者の姿が一瞬見えた・・・全身黒ずくめで顔には不気味な仮面をしている。ナイフを持っ手を掴んだんだけど影に溶けるように消えてしまった
「・・・」
全神経を研ぎ澄ませる・・・
『・・・』
「そこ!」ドゴォ!
『!』バキッ!
影を殴ると暗殺者に攻撃が直撃する。そして
『・・・』シャッ!
逃げ出してしまった。
「・・・ん?これは?」サッ
「先程の暗殺者の仮面ですかね?」
「みたいね」
「・・・大体犯人がわかりました・・・また送り込まれても面倒です。早朝に死の峡谷に出発しましょう」
???視点
「・・・申し訳ありません初代様」
「良い。相手が悪すぎただけだ気にするな」
「・・・はい」
「下がれ」
「は!」シュバッ
明らかに落胆した様子だった。当然だろう。詳細を知らぬのだから・・・あいつはただの少女ではない・・・選ばれた存在だ・・・あの魂の目は狂って居なかったのだ・・・
影剥ぎのハサン
詳しいことは省略・・・気になるかたは暗殺教団で検索すれば出てくるかも?