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誰かと僕

作者: 袋小路 めいろ

誰もが綺麗な方を見るなら

僕は 汚い方を見つめる

誰もが自由を求めるなら

僕は 自分を戒める

誰もが楽しいのなら

僕は 悲しい

独りとはそういうモノです



誰もが命を尊いと言うのなら

僕は ゴミのように命を投げ出すでしょう

誰もが人を大切にと言うのなら

僕は 人を蔑むでしょう

誰もが心を愛しく思うなら

僕は 心を見放すでしょう

立ち尽くすとはそういう事です



誰もが未来を信じているのなら

僕は 過去に悩むでしょう

誰もが光に包まれているなら

僕は 夜に泣くでしょう

誰もが温もりを感じているなら

僕は 何も感じない体で世界を睨むでしょう

失望とはそういうモノです



綺麗なフウの

風が吹く

人はそんなに綺麗じゃない

争いも破壊も

無くなる事はない



人はそういう生き物なのです

いつまで秩序があるフウに

いつまで道徳があるフウに

装うのでしょうか

囲いなんて取り払って

好きなように

行動してしまえばいいのに



乱暴な事は

僕等の周りに溢れている

それを覆せる

絶対的何かが

未だに

見つからない僕等は

心底

否定を

する事はできない

どんな物事に対しても

絶対に



誰もが普通の生活を送るなら

僕は 異常な形を纏うでしょう

誰もが当たり前と言うならば

僕は それは変だと叫ぶでしょう

誰もが認める事は大抵が

慣れであり

面倒な事であり

変わらない事だったりする

僕は 面白く無いと思うだろう

仕方ない地獄絵図みたいに









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