表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

第三話 燃え続けた炎

「これより魔女狩りを行う」


そう先生が言うと鎧を纏った兵士と聖職者が教室の中に入る。


魔女というのは魔道具なしで、魔法を使える人間の名称だ。


男の場合は魔人と呼ばれている。


そのもの達は災厄をもたらすとされ、嫌悪され、処刑されるようになったそれこそが魔女狩りだ。


以前新聞で魔女狩りによって魔女が処刑されたという記事を見た事がある。


あいにく顔を見たら呪い殺されるだなんだで顔は黒いビニールを被ってよく分からなかったが。


そんな考え事をしているうち、クラスの雰囲気が少し変わっていることに気づいた。


クラスメイトは突然のことに驚くのと同時に授業で習ったことが本当に起きたことにより、浮き足立っていたのだった。


「魔女狩りってほんとにあったんだ、、、私たちはきっと大丈夫だよねアルベド」


ナナは声を震わせてそう言った。


「大丈夫だよナナ、私たちにはこれがあるもん」


私は彼女を安心させるためにお守りを見せる。


気休め程度にしかならないが、それでも少し安心できる代物だ。


「みんな、きっと大丈夫だからね。それではお願いします。」


タリア先生は兵士の人に一礼した。


「ええ、ここからは私共に。1番、アルベド、着いてきなさい」


私は兵士の人と聖職者についていった。


少し歩き、エレベーターの前で足を止める。


兵士はエレベーターのパネルを何か操作していたがエレベーターはいつも通りやってくる。


しかし何かいつもと違う気配がする。


そんな一抹の不安を抱えながらもエレベーターの中に入る。


気まずい時間だけがただ通り過ぎている。


その静寂を打ち消したのはエレベーターが開く音であった。


エレベーターから出るとそこには古ぼけたレンガの螺旋階段が続いている。


こんな所があっただなんて知りもしなかった。


コツコツと音を立て螺旋階段を降りた先には小さな部屋があり、そこに入った。


「所属地域、”エリア13”名前アルベド、これより魔女狩りを行う。それではアルベドここにあるナイフで指を切り、血をこの炎に入れなさい」


「はい」


この炎は魔女や魔人、不潔な血が入ると、色を変え、燃え広がるらしい。


そうして、魔女と人間の区別が分かるというものだ。


魔女は”昔あった大戦”により大部分がいなくなったとされているが、その血を継いだものを処刑するためにこのような儀式があるのだ。


私は気だるかったが指示通りに血を垂らした。


「うそ、、?どうして、、、」


炎が赤から黒く、そうしてぼうっと大きく燃え上がった。


兵士はそれを見ると、鎧からでも分かる、血相を変えて、私を気絶させた。


炎はただ無常に立ち上り、揺れている。


-あぁ魔女はいたんだな。



------


「・・・これより魔女アルベドの処刑を始める」


そう処刑人は言う。


少女を取り囲むように小型のドローンが少女を監視している。


少女は十字架に磔にされ顔をビニール袋で覆われている。


そこから出ている白い髪の毛が風に煽られていた。


「魔女アルベドよ。最後に言い残すことはあるか?」


少女は黙り込んでいる。

不自然な程統一されていた民衆は騒いでいる。


なにしろ絶滅したとされている真偽が不確かなものが目の前にいたのだから。


「魔女、まさかまだ生き残りがいたなだなんて、、」


「早く殺してよ!!魔女だなんて恐ろしい」


「ほんとに殺して大丈夫なのか?呪われないのか!」


「アルベドが魔女だなんて嘘だ!なにか間違っているはずよ!」


「静粛に!!」


処刑人が声を荒らげて言う。


「魔女アルベド、何も言わぬか、それでは、、、放て」


そう1人の処刑人が言うと、周りの処刑人が磔にされた少女に火を放つ。


少女は燃え広がり灰と化した。


そう、少女は死んだのだ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ