第十一話 創設者
「ただいま」
そう言いネロがドアを開ける。
「おかえり、ネロ」
そう言うのは、最年少のレオだ。
「何その仮面?どこか行って言ったの?」
私は微笑みながら言う。
「あぁ、仮面は、、どうでもいい、ただ魔法省にこの前の魔獣退治の報告に行っただけだ。」
ネロはそう言いながら、ネロは仮面を外す。
「わざわざ報告をしなきゃなんだね」
やっぱり、任務を横から奪ったものなのだから色々問題もあったのだろう。
それにそのための仮面か、言ったらダメかもしれないが少し面白い。
「アルベド、君もいつかこんなことをする時が来るだろう?偽名、ようはコードネームを考えといてくれ。偽造した履歴書も用意する。」
ネロは言う。
何がいいと言われましても、自慢ではないが私はネーミングセンスが皆無だ。
「、、、」
やっぱり思いつかない。
レオにでも名付けて貰うかな。
「急ぎの案件じゃないからゆっくりでいい。他国への任務が来る時だったり履歴書が必要な時までには考えておいてくれ」
「わかったよ」
私はそう言い、ネロは自分の部屋に戻った。
「名前ってどんなのがいいかな、レオ?」
私はレオに問う。
「うーん、髪の毛が真っ黒だし、クロとか?」
レオはそういう。
聞いた私が間違いだった。
レオはきょとんとしているような、少し自信ありげのような感じだ。
「他の人はどんなコードネーム使ってるの?」
「たしかネロはネルってコードネームで、クローバーはクラバそして、」
「俺はルイーズだ」
「あぁルイス、盗み聞きしてた?」
レオはそう言う。
「広場に来たら聞こえただけさ。」
ルイスは言う。
「レオは?」
「僕はレオンだよ」
レオは腰に手をあてて言う。
「そういえばシャルルって人はなんてコードネームなの?」
私は2人に聞く。
そういえば私はあのおじいちゃんとあんまり話したことがないな。
「あの人か、あの人は歳も歳だからそんなに外には行かないから、コードネームは必要ないってボスが言っていたぜ。」
ルイスが言う。
「あの人、サバトの創設者らしいけど、あの人のことあんまし分かんないだよね。ネロは旧知の仲だから、いつ話しているのか知らないけど、よくおしゃべりしてるって言ってたよ。そもそもほんとにあの人話せるのかな?」
レオは言う。
どうやらほかのメンバーもあんまり話したことがないらしい。
「失礼だな、」
しわれた声が聞こえる。
「え、だれ?ってシャルル!いつのまに」
レオは驚く。
そういえば初めて声を聞いた。
「そういえば、君が、新しい魔女なんだって。」
細い目から眼光が光る。
「ええ、話すのははじめてね。アルベドよ。よろしく」
私はいう。
「ふぉっふぉっ、それは結構。」
シャルルはそういい、どこかに消えた。
風のような人だ。
「なんだかんだ言って俺も初めて声を聞いたかも、いや今みたいに名前を聞かれたことがあったけな?」
ルイスはそう言い、頭をかき、自分の部屋に戻った。




