表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/59

三津河落山~大台ヶ原は幻想的な草原でした

11月2日午前5時20分・・・


朝早く目を覚ました水城涼真は大台ヶ原周辺の天候を調べていた。快晴ではないにしても晴れ時々曇りで降水確率は10%、最高気温は18℃と登山日和であることは間違いないがこの周辺は日本有数の多雨地帯であるので油断はできない。そこに赤いソフトシェルジャケットにグレーのトレッキングパンツ姿の若宮朱莉がまだ眠そうな表情をしながら「おはよう」と言って部屋に入ってきた。


水城涼真「朱莉ちゃん、おはよう。今日は準備も早いやん」

若宮朱莉「昨日、早く寝てしまったから目が覚めちゃった」

水城涼真「まだ樫田君との待ち合わせ時間には早いからコーヒーでも飲んで目を覚ましといで!」

若宮朱莉「そうだね。今日はわたしの運転だから目覚めのコーヒー飲んでくるね」


そうして若宮朱莉はコーヒーを飲みながら少しまったりしていると午前5時45分を過ぎていたので、急いで駐車場へ向かった。今日は若宮朱莉の運転ということでパジェロミニを出して吹田駅へ向かった。そして吹田駅に到着すると既に水色のソフトシェルジャケット姿の樫田裕が待っていた。水城涼真と若宮朱莉が車から降りるとそれに気づいた樫田裕が走ってきた。


樫田裕「おはようございます!これがパジェロミニですか」

水城涼真「おはよう。そう、今日は朱莉ちゃんの運転でいくのでよろしく」

若宮朱莉「樫田君、おはようございます!」

樫田裕「朱莉ちゃん、高速道路や山道の運転大丈夫?」

若宮朱莉「うん。高速は最初怖かったけど、運転しやすいってわかったから大丈夫」

水城涼真「かなり運転の練習させて大分慣れてきたと思うけど、油断せんと安全運転せなあかんで」


樫田裕がトランクにザックを積み込み後部座席に乗り込むと大台ヶ原に向かって車を走らせた。もちろん大峰に行くときにいつも立ち寄ってるコンビニで買い物と休憩をした。



午前8時40分・・・大台ヶ原駐車場


若宮朱莉の運転でスムーズに大台ヶ原ビジターセンターのある駐車場に到着した。水城涼真が「そこの登山口の前に駐車したらええ」と言ったので若宮朱莉はその場所に駐車した。車から降りて一番に登山準備を整えた若宮朱莉が登山口の前に立って待っていると水城涼真が「朱莉ちゃん、そっから登るんちゃうから」と言った。


若宮朱莉「だって日出ヶ岳はこっちって書いてるよ?」

水城涼真「俺がこんなまともなルートで登るわけないやん」

樫田裕「涼真さんたしか縦走するって言ってましたよね?どっから登るんですか?」

水城涼真「まずはだるいけどさっきの道路を戻っていくで」

若宮朱莉「道路歩きをするの?」

水城涼真「そうや。着いてきて!」


そうして水城涼真を先頭に道路歩きがはじまった。大台ヶ原ドライブウェイを約4.5kmの距離を戻っていくのだが、さすがに景色も変わらない道路歩きをしていて若宮朱莉と樫田裕は眠くなってきていた。


若宮朱莉「涼真さん、いつまで道路歩きするの?」

水城涼真「あともう少しやからがんばって」

樫田裕「僕、歩きながら寝てましたわ」

若宮朱莉「わたしも暇すぎて眠くなってきちゃった」

水城涼真「まあ道路歩きはつまらんからな。でもそれだけの価値があるところに行くから楽しみにしといて」


そんな話をしながら歩くこと1時間程で入山口となっている場所に到着した。



午前10時10分・・・大和岳(標高1597m)~三津河落山(標高1628m)


入山口となっている場所にはロープが設置されており、立入禁止と記載された看板が立っている。


若宮朱莉「ここ立入禁止って書いてるけど入っていいの?」

水城涼真「前にビジターセンターに電話して聞いてみたんやけど、立入禁止はセンターの希望ってことで入ってもお咎めはあらへん。ただ自然保護のために踏み跡以外のところを歩かんといてほしいってこと言われたからそこに注意すればええ」

樫田裕「そういえばそこの木に大和岳のプレートがありますね」

水城涼真「まずはその大和岳を目指して登っていくで!」


3人はロープをまたいで入山口から自然林の樹林帯の中を登っていった。最初は急登になっていたが、尾根に取り付くとだんだん秘境感が出てきて斜面も穏やかになってきた。入山口から20分程登っていき樹林帯を抜けると突然広い笹の草原地帯に出た。この突然の風景の変化に若宮朱莉と樫田裕は驚愕した。そこから少し登ったところで大和岳の山頂(標高1597m)に到着した。この山頂は草原地帯の途中にあるといった感じで、倒木に山頂プレートが設置されていた。周りは少しガスっていたが、すぐにはけそうだったのでここで休憩とした。


若宮朱莉「何ここ!?こんなところがあったなんてすごいすごい!しかも誰もいないし・・・」

樫田裕「ここいいですね!しかもまだ草原地帯が続いてるやないですか」

水城涼真「やっぱな、大台ヶ原に来たらここにこんと勿体ないんよ」

若宮朱莉「ガスっている草原地帯っていうのもまた幻想的だね!」

水城涼真「このガスはすぐはけると思うからそれまで休憩してよ」

若宮朱莉「ずっと上まで踏み跡がついてるけど、これからあそこまで歩いていくなんてワクワクしてきた!」


それから15分程するとガスがはけてきて青空が出てきたので3人は次の三津河落山へ向かって登りはじめた。ずっと続いている草原地帯歩きをしていて若宮朱莉は「ここ歩いていて気持ちいい!」と何度も呟いていた。途中で水城涼真が「朱莉ちゃん、ここで一旦ストップ。撮影したるからスマホ貸して!」と言った。スマホを受け取った水城涼真が少し登ったところで振り向いて草原地帯にバンザイポーズをしている若宮朱莉を撮影した。その後、再び登りはじめると日本鼻のピーク付近に大台ヶ原気象観測施設が設置されていた。そこから少し倒木が多くなってきてその先を登りきったところで三津河落山の山頂(標高1628m)に到着した。この山頂からは草原地帯となっている稜線の間から深い谷と連なる山々が見下ろせて、その向こう側に四寸岩山から大天井ヶ岳に続き山上ヶ岳、稲村ヶ岳、行者還岳といった大峰山脈の山々を望むことができるといった素晴らしい景色を望むことができる。ちなみに三津河落山というのは、紀ノ川、熊野川、宮川の3つの川の分水嶺になっている山ということからそう呼ばれるようになったという。


樫田裕「この山頂すごいですね!草原地帯の稜線と深い谷、大峰山脈の景色まで見えてますやん。これは贅沢な景色ですよ」

若宮朱莉「わたし、ここすっごく気に入った!あとであの北側の稜線歩いてきてもいい?」

水城涼真「別にええけどあんま体力使わんようにな。それと朱莉ちゃん、また撮影したるからスマホ貸して!」

若宮朱莉「わかった。わたしどこに立てばいい?」

水城涼真「そこの山頂プレートがある倒木に座って。ちょっと離れた場所から撮ったるわ」


若宮朱莉が倒木に座ると水城涼真は少し離れた場所から撮影した。続いて深い谷が見える草原地帯の真ん中に立って景色を背景にもう一枚撮影した。


若宮朱莉「ここ少し電波入るからさっき撮影してくれた3枚の写真、すぐに天音さんに送るね」

水城涼真「朱莉ちゃん、樫田君、道路歩きだるかったけどもう忘れたやろ?」

樫田裕「そういえばそうでしたね。もうそんなもん吹っ飛びましたよ」

若宮朱莉「うんうん!こんな幻想的な草原に来れるなんて思わなかった。あっ天音さんから返信がきた」


天音琴美からは「すごい綺麗な草原地帯だね!あたしは大杉谷から登ったけど大台ヶ原にそんなところがあったんだ」という返信メッセージであった。その後、若宮朱莉ははしゃぎながら北側の尾根を少し下っていったが途中で戻ってきた。



午前11時30分・・・名古屋岳(標高1610m)~巴岳(標高1640m)


三津河落山で30分程過ごした後、日出ヶ岳へ向かっていった。すぐ隣の如来月岳からは踏み跡がないちょっとした急斜面の下りになっている。その下りを終えた如来月岳と名古屋岳のコル部は人があまり入り込まない秘境感が漂っていた。


若宮朱莉「ここってすごい秘境感に溢れてる!草原地帯で満足してたけど、こんな場所もあったんだね」

樫田裕「ちょっとここで撮影してもええですか?ちょうどええ木があるんですわ」

水城涼真「ええよ。急斜面を下ってきた後やから、ちょっとだけ膝休めとこか」


樫田裕は幽霊画に出てくるような迫力ある巨木の撮影をしていた。その巨木は雷が落ちたのか中は筒状になっている。こんな自然の産物が残っているのも人が入り込まないからであろうか。その後、名古屋岳の登りにさしかかったところで今度は苔地帯になった。ここは苔を踏まないように登っていくようにした。尾根の合流地点に登ると、名古屋岳(標高1610m)のピークハントをおこない、尾根道を下っていき川上辻に出た。この川上辻で大台ヶ原ドライブウェイの道路に出ることができるのであるが、そのまま次の巴岳のピークを目指して尾根を登ることにした。川上辻からの登りは踏み跡がない草ボーボー地帯になっており、先頭を歩く水城涼真は草をかけ分けながら登っていった。そこから樹林帯の中に入ると鹿避けネットが設置されており、それに沿ってなだらかな登りになっている。そしてピークに登り詰めると巴岳の山頂(標高1640m)に到着した。


水城涼真「この山頂はなんもないし狭いから日出ヶ岳までがんばろか」

若宮朱莉「さすがにちょっと疲れてきたけど日出ヶ岳まであとどのくらいなの?」

水城涼真「ゆっくり歩いてあと30分弱くらいかな」

樫田裕「僕はまだ歩けるんで大丈夫ですよ」

若宮朱莉「わたしも30分くらいなら全然歩けるよ」

水城涼真「まあここでちょっとだけ立ち休憩しとこか」


少し立ち休憩をすると3人は日出ヶ岳へ向かって歩きはじめた。



午後12時30分・・・日出ヶ岳(標高1695m)~正木嶺


樹林帯をひたすら歩き続けてピークへ登り詰めたところで、立入禁止のロープがあった。そのロープをまたぐと大勢の登山者で賑わっている日出ヶ岳の山頂(標高1695m)に到着した。変なところから3人が登ってきたと思った一人の50代後半くらいの男性登山者が声をかけてきた。


男性登山者「こんにちは。あんたらどこから登ってきたん?」

水城涼真「こんにちは。三津河落山から縦走してきました」

男性登山者「そないなところがあるんやね。変なところから登ってきはった思うてびっくりしたわ」

水城涼真「そらびっくりしますよね。あんま縦走なんてする人いませんから」


そんな話をすると男性登山者は去っていった。日出ヶ岳の山頂には展望台があるのだが、もうみんな景色には興味がなくその展望台の下で昼食をとることにした。今日は軽くチキンラーメンを作っておにぎり2個と一緒に食べていた。


水城涼真「これだけやとまたすぐ腹減ると思うから帰りに美味しい焼肉屋に立ち寄ろか」

若宮朱莉「そんなお店があるんだ。美味しい焼肉食べたい!!」

樫田裕「焼肉ええですね!僕久しぶりですわ」

水城涼真「この後のルートやけど、このまま駐車場に戻るのも勿体ないから大蛇嵓まで行ってみよか」


昼食を終えて山頂でまったりしていると13時20分前になっていたので3人は日出ヶ岳を後にした。正木嶺とのコル部に出ると尾鷲湾がよく見える展望台があったのでそこに立ち寄った。そこから先は木の階段になっており、その階段を登り詰めると正木嶺のピークに到着した。この付近、今は立ち枯れの倒木がたくさんある笹の草原地帯と化しているが、これは伊勢湾台風による被害によるもので、かつての景観とは異なっている。しかしそれがまた素晴らしい風景になっている。


若宮朱莉「ここはまるで綺麗な絵に書かれてるような景色だね」

樫田裕「僕、ここで星を撮影してみたいですわ」

若宮朱莉「ここで見る星空も綺麗だろうなあ」

水城涼真「俺はここ冬に来てみたいんよな。ドライブウェイが通行止めになるからかなり道路歩きせなあかんけどな」

若宮朱莉「もうあの道路は歩きたくないよ」

水城涼真「俺も歩きたくないからいかんけどな」


それから正木嶺のピークから木の階段を下って行く途中で笹の草原地帯と倒木をバックに若宮朱莉を撮影した。



午後14時20分・・・大蛇嵓~大台ヶ原駐車場


笹の草原地帯が終わると樹林帯の中に入ってピークを越えた先に東屋がある尾鷲辻に到着した。今回はここから大蛇嵓へピストンした後で大台ヶ原駐車場へ戻っていく予定となっている。ここでは休憩せずにさらに周回コースを進んでいくと神武天皇像がある牛石ヶ原という草原地帯に出た。これは大台ヶ原開山の父である岐阜県出身の古川嵩かさむが牛石ヶ原の神武天皇像建設を推進して1923年(昭和3年)に神武天皇銅像の除幕式が行われたという。そこからさらに樹林帯の中に入るとシオカラ谷と大蛇嵓の分岐になった。もちろん大蛇嵓のほうへ行くと下り道となった。下っている間、これをまた登り返すのかと考えるとテンションが下がってしまいそうになる。しばらく下っていると木の階段が岩場へと続いており、そこを登って大蛇嵓に到着した。大蛇嵓は高度感がある岩場になっており高所恐怖症の人にとっては少し怖いかもしれないが、先端が尖っている蛇の頭のような形をした迫力ある不動返し嵓が目の前に見えており、断崖絶壁の高さから見下ろす壮大な渓谷美と西ノ滝や中ノ滝、向こう側には連なる大峰山脈といった素晴らしい景色を眺めることができる。


若宮朱莉「ここ景色もいいけど高度感があって楽しい!」

樫田裕「僕、高所恐怖症なんでちょっと怖いんやけど、朱莉ちゃん平気なん?」

若宮朱莉「わたし、こんなの全然平気だよ」

水城涼真「朱莉ちゃんって岩登りしたときも全然怖がってなかったな」

若宮朱莉「ちょっと遠いところ見える迫力ある滝って何?」

水城涼真「あれは中ノ滝でその隣が西ノ滝。山岳会の沢登りであの滝の真下まで連れて行かされたけど二度と行きたくないな」

若宮朱莉「どうして二度と行きたくないの?」

水城涼真「沢登りっていうよりほとんどロッククライミングやねん。何ピッチ登ったか覚えてないけど全く面白くなかったからな」

樫田裕「岩登りは僕もあんま好きやないですね。沢に行くために訓練はしますけどね」


10分程話し込んでいると3人とも飽きてきたので、さっさと大台ヶ原駐車場へ戻っていくことにした。大蛇嵓からの登り返しは意外と早かった。そのままシオカラ谷吊橋のほうへ下ってしまうと最後の登り返しがしんどいということで、予定通り尾鷲辻に戻ることになった。尾鷲辻から駐車場までは平坦な道が続くのだが、最後は少し登っていかなければならない。この登りはさほどしんどいというわけでもないが、景色が変わらないので面白味は全くないといってもいいだろう。そして時刻15時40分、ようやく大台ヶ原駐車場に戻ってくることができた。あらかじめ登山口の前に駐車していたのが良かったのか、すぐに登山靴からクロックスに履き替えてトランクに荷物を詰め込むと若宮朱莉の運転で帰宅していった。



午後16時50分・・・焼肉屋


大台ヶ原ドライブウェイから国道169号を大阪方面に向かって車を走らせていると、国道沿いにポツンとある一軒の焼肉屋の駐車場に到着した。山の中にある焼肉屋だが、美味しい焼肉店ということもあってかなり人気があるので水城涼真は席が空いているか心配していた。3人は焼肉店に入ると4人用のテーブル席が空いていたのでそこに座った。


水城涼真「それぞれが違う盛り合わせを注文して一緒に食べるのがええやろ」

若宮朱莉「わたし、ロースとカルビとホルモンの3つの盛り合わせを注文するね」

樫田裕「そんなに食べれんでしょ?」

水城涼真「いや、朱莉ちゃん相当腹減ってるみたいやから食べると思うわ」

樫田裕「ホンマですか!?僕はホルモンの盛り合わせを注文しますわ」

水城涼真「じゃあ俺はバラの盛り合わせにするわ」


店員さんを呼ぶとその5つの盛り合わせ、水城涼真はご飯中とわかめスープ、若宮朱莉はご飯大盛とわかめスープ、樫田裕はご飯中とたまごスープを注文した。10分程で注文した料理が運ばれてくると、早速焼肉コンロで肉を焼きはじめた。


若宮朱莉「本当にここのお肉美味しい!油っこくないからいくらでも食べれちゃう」

樫田裕「ホンマに美味いですわ!涼真さん、よーこんなお店しってましたよね?」

水城涼真「ここは数年前入ってた山岳会の人に教えてもらったんよ。まだ閉店してなくてよかったわ」

若宮朱莉「涼真さんって下山メシのお店にも詳しいんだね」

水城涼真「いや、俺が知ってるのは大峰の帰りに立ち寄るお店くらいやで」

樫田裕「そういえば観音峰山の帰りに立ち寄った食堂も美味しかったですよね」

水城涼真「あそこホンマは隣のお好み焼き屋に行きたかったんやけど閉まってたからな。まああの食堂のカツカレーも美味しかったけど」

若宮朱莉「ご飯おかわりするね。店員さーん、ご飯大盛おかわりお願いします!」

樫田裕「朱莉ちゃん、どんだけ食べるん?ものすごい食欲やな」

若宮朱莉「だってお腹ペコペコだったんだもん」

水城涼真「これで太らんのが不思議やわ」


若宮朱莉は大盛のご飯2杯と肉の盛り合わせ2皿半分をたいらげた。その食欲に樫田裕は驚いていたが、水城涼真はいつものことだという感じであった。焼肉を食べ終えた後に若宮朱莉が「たくさん食べたし、いつものお礼も兼ねてここの代金はわたしが支払うね」と言った。それに対して水城涼真と樫田裕はそんなことをしなくてもいいと言ったが、若宮朱莉はどうしても支払いたいとのことだった。結局、若宮朱莉が全額支払った後に樫田裕が「朱莉ちゃんありがとう、ごちそう様」と言うと店から出て車に乗り込んだ。しかし、食べ終わった後だったせいなのか若宮朱莉は眠そうな表情をしたので、途中で水城涼真が運転をかわって大阪へと戻っていった。


今回は若宮朱莉にとってかなり印象に残った三津河落山から大台ヶ原の縦走となったようだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ