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怪-想  作者:
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【一】 ネオジョウ

【一】 ネオジョウ


 横スクロールアクション、というゲームのジャンルがある。

 主人公のキャラクターは、ゲームの画面を一方向に(なぜか左→右という方向が多い)進み続け、立ちはだかる「敵」や、底の見えない「穴」を回避しながら、慎重に、丹念に、ゴールを目指していく。

 なぜならば、この手のゲームの主人公は、大抵はとてもひ弱で、一発でも何かに引っかかったなら、そこでゲームオーバーになってしまうからだ。

 ──さて。この僕、鈴木すずき帆高ほだかは、自分の人生を、そんな横スクロールアクションのように生きてきた。

 いや、別に幼少期から、やたら左から右へと生きてきたわけじゃないし、僕の大切な人が怪物にさらわれて、やっぱり左から右へと追いかけて行って、取り戻さなくちゃいけない目に遭ったわけでもないけれど。

 それでも、僕はずっと感じていた。

 学校への通学路や、近所のスーパーに続く県道、神社へ続く狭い脇道といった、僕が行く道のあちこちで、ぷかぷか浮かぶ、真っ黒な「死」の気配を。

 目には見えないけど、感じる。それに触れたら、すぐに根の国へと引きずり込まれてしまうんじゃないかと恐ろしくなるような、冷たい空気の塊を。

 小学生の頃、親にそんな話をしてみたら「帆高は〝レイカン〟があるんだね」と言われた。

 ──霊感。要するに幽霊が見えるとか、存在を感じ取れるとか、そういう第六感ことだ。

 でも、僕は幼いながらに、それは「違うんじゃないか」と思ったのを覚えている。

 きっと、みんなも見ようと思えば、日常に紛れ込んだ歪みや穴が見えるはずなのに、他のことで忙しいから、目に入っていないだけなんだ。

 だから──みんな死んじゃうんだよって。

 ともかく僕は、自分というキャラクターを操作するとき、そういう霊的な感じがする場所を丁寧に避けながら、注意深く行動してきた。

 暗い道は通らない、夜一人で出歩かない。特に心霊スポットなんて、頼まれたって行くもんか。

 それに僕、鈴木帆高という人間は、言っちゃあなんだけど、ひ弱なんだ。

 体格はお世辞にも良くないし、背の順だって前の方だし、体力テストのシャトルランでは、超最初の方にいつも脱落する。

 怪異とか抜きにしても、普通に危険なことに耐性がない。

 だから僕は、これからも人生を慎重に生きていく。

 ありとあらゆる障害を避けながら、凡庸に、誠実に。いきなり手痛いダメージを食らわないよう、行先をしっかり確かめながら歩いて行くのだ。

 ……そう誓っていたはずの僕が、高校生になってからすぐに、とある先輩に足首をしっかり掴まれて、人生の横穴に引きずり込まれることになるとは、まさか思ってもみなかった。



 * * *



「実際のところさ、帆高くんは、このあたりで最強の心霊スポットってどこだと思う?」

「その話したくないです」

 唐突に尋ねてきた千夏先輩に向かって、僕はきっぱり告げた。

 僕と千夏先輩は、西棟校舎三階の片隅にある空き教室で、机を挟んで向かい合っている。

 後輩の僕が慎ましく一つの机を使っているのに対して、二つ年上で三年生の千夏ちなつ先輩は、三つもの机を横一列に合体させた、特製の長テーブルを占領していた。

「まったく困った話だよ」

 放課後の西日に艶めく長い黒髪を揺らしながら、先輩が嘆く。

「『オカ研』のくせに、オカルト話が苦手だなんてさあ」

「苦手っていうか、不吉だから避けるようにしてるだけです。それに……」

 先輩の、エネルギッシュで大きな瞳をまっすぐ見つめながら、反論する。

「『オカ研』じゃなくて、『超常現象研究会』だって、何度言ったら覚えるんですか」

「そうだったっけ」

「あなた三年生で、しかも部長ですよね?」

 この同好会に入ってからというもの、もう百回はこのやり取りをしてきた。

 所属部員たった二名の弱小団体とはいえ、学校に登録された正式名称では、僕らの同好会名は確かに「超常現象研究会」となっている。

 でも、僕が先輩の言い間違いをいちいち訂正するのは、それが一番の理由じゃない。

「僕をこんな怪しい団体に引きずり込んだ張本人のくせに、名前間違えないでください」

「はいはい」

「反省が見られないんですけど」

「ごめんなさーい、先輩反省してますう」

 まったく、わざとらしく首なんか縮めちゃって、見た目が可愛くなきゃ許しがたい態度だ。

 だけど……千夏先輩はこしゃくにも美人なので、断腸の思いながら今回も許す。

「それで、また新しい心霊スポットを見つけたんですか?」

 気を取り直して話題を戻すと、先輩はふっくらとした頬を緩めて、明るい感情が映った瞳をぱっと向けてくる。

「そうじゃないんだけど……どう説明しよっかな。まずは、私達がオカ──超常現象研究会として、今まで調べてきた心スポの振り返りからしてもいい?」

「ご自由にどうぞ」

「帆高くんが入会してくれてから、そろそろ半年だっけ」

「今が十月末で、入ったのが四月末なんでちょうどそのくらいです」

「わー、もうそんな感じか。放課後は毎日、図書館に行ったり取材をしたりして、この地域の心霊スポットやオカルト話はあらかた調べてまとめてきたよね」

「そのせいで、僕も今じゃ立派なオカルト博士です」

「だからこそ君に問いたいんだよ、最強の心霊スポットはどこだと思うー? って」

 目を合わせて、どうやら真剣に尋ねているらしい先輩。

 その熱意に押されて、少し真面目に考えてみる。

 僕らが住んでいるのは、日本列島の南端部に位置する県の地方都市で、田舎なせいか、いわつきの物件や場所というのは、思いの外たくさんある。

 いくつもの選択肢を吟味してから、やがて僕は一つの答えを挙げた。

「最強というと……やっぱり駅裏の『ネオジョウ』じゃないですか?」

「なるほどね」

 僕の回答をひとまず受け止めて、先輩が聞いてくる。

「良いチョイスだね、しかしどうしてそう思ったのかな?」

「一番、死者が多いから」

 僕の答えは単純だった。

 一息ついて、先輩に確認する。

「千夏先輩も家、近くですよね」

「そうだよ、学校まで徒歩五分~」

「知ってると思いますけど、僕も徒歩圏内の地元民です。先輩ほど近くないですけど」

 その辺りを整理してから、本題に戻る。

「ここらへんに住んでる人は、みんな『ネオジョウ』を推すと思いますよ」

 ──ネオジョウ。

 僕らはあの「建物」を、そう呼んでいる。

 最寄り駅の裏手をちょっと行ったところに、他の建物にまぎれるようにして、おぞましい見た目をした一軒の物件が建っている。

 そこは全国的にも有名らしいお化け屋敷で、ひと目見たら一生忘れない奇抜な外観で広く知られていた。

 一体何のための場所なのか、商業施設なのか住居なのかすら、判然としない。

 ただ一点、そこは昔から「ネオジョウ」とだけ呼ばれていた。

 誰が、どうしてそう呼び出したのか、その由来さえ完全不明である。

 ……そんなネオジョウのことは、オカルトマニアの先輩も当然知っている。

「確かに、あんな不気味な建造物が近所あったら、そりゃあみんな怖がるはずだよ。ま、そこがイイんだけどもね」

「見た目もそうですけど、ネオジョウが心霊スポット扱いされるようになった原因の噂って知ってますか」

「ええと、殺人だっけ。事故物件らしいね、あそこ」

 物騒な内容に、僕はうなずく。

「詳しくは、強盗殺人があったと聞いています。親世代では有名な話らしくて、僕も母親伝えにぼんやりとは知っていました」

「『強盗』ってことは、ネオジョウって、やっぱり何かのお店だったんだ」

 やっぱり?

 先輩の知ったふうな言い回しに少々疑問を感じたけれど、とりあえず話を続ける。

「事件の詳しい内容は僕も知らないですけど、なんでも犠牲者が四人も出たとか」

「強盗事件で四人殺傷……痛ましい事件だね」

「少なくとも、僕らの地域で伝わってる話の中では一番凄惨で、死者が多い。だから名前を挙げたんです」

 我ながら、不謹慎なことを言っているなという自覚はあったけど、あまりに気にしない。

「まぁ、しょせんは噂話ですからね。建物の不気味な見た目にかこつけて、きっと誰かがそれっぽいエピソードを足したんでしょう。まして幽霊がいるだなんて、誰も中に入れないんじゃ確かめようも──」

「入れるよ」

 オレンジ色の夕日を背に浴びながら、千夏先輩は当然のようにそうのたまった。

「僕の聞き間違いですかね、入れる、って聞こえたんですが」

「聞き間違えじゃないよ。だって入れるもの」

 先輩は連結した机のうち、左側の一つに手を入れて、中から光るものを取り出す。

 軽い音とともに机上に置かれたのは、銀色の小さな鍵だった。

「これ、ネオジョウの鍵」

「ちょっと待ってください、できるだけ早急の説明を要求します」

 光を反射してきらめく、不思議な形状をした鍵に目を奪われながら、そう訴えるしかなかった。

 先輩はこっちの反応を見て、口元に手を当てながら「ふふ」とほくそ笑む。

「私も地元民の端くれだからさあ、帆高くんが最強の心スポに『ネオジョウ』を挙げるのは予想してたんだ」

「なるほど、さっきの質問は、これを見せて驚かせるための布石だったと。……嫌い」

「あーっ、待って待って! 先輩のこと嫌いにならないで! この鍵を入手してきたのは、私たち二人の幸せのためなんだよ?」

「……申し開きがあるなら、聞いてもいいですけど」

 こちらの心が離れたことの証に、向かい合わせにくっついていた机を、ちょっと離してやる。

 そんな僕の態度を目撃した先輩は、大げさなくらい悲しそうな顔になって、それから大人しく事情を話し出した。

「私さ──受験のストレスがあまりにキツくって、最近は放課後によく遊びに行って、ネオジョウの芸術的なまでのオカルト感に癒やされてたの」

「それは……どれくらいの頻度で、ですか?」

「うん、あくまでたまぁに……いや最近はほぼ毎日だったけど」

「あなた受験生でしょう、この大事な時期に何やってるんですか!」

 今はもう十月も下旬、この三年生の先輩は、本来は脇目もふらさずに勉強漬けになっていなきゃならない立場のはずだ。

 それでも先輩は、ばっと席を立ち上がり、悪びれることなく言い放ってくる。

「そんなこと言うならさぁ! いま、ここに顔出してるのだっておかしいわけじゃん!」

「それはそうですけど……」

 悔しい。あんまり堂々しているから、謎にこっちが論破された感じになった。

 言葉を失った僕に向かって、先輩は続ける。

「それでね、日課みたいにネオジョウに通い続けていたら、ある一人の老紳士から声をかけらたんだ。何でもその人は、ネオジョウの建物の『管理人』さんなんだって」

「怪しい……」

「そんなことないって。……そうだ、名刺まで貰ったんだよ?」

 制服のスカートのポケットに手を突っ込むと、女子にしては長身で、あちこち出るところが出たプロポーションを揺らしながら、手元をまさぐる。

 しばらくして、先輩はポケットの奥から、本当に一枚の名刺を出してきた。

「はいどぞ、確認したまえ」

 さっきの鍵の真横に置かれた名刺の紙面は、年季物なのかほんのり黄色く変色している。


【子織 歩】

・◯◯◯‐□□△△‐××××


 これまたいつの時代のだよ、という印象のくすんだインクで、三文字の名前が並んでいた。

 その他には会社名も住所もなく、単に電話番号だけが記載されている。

「この人、下の名前は『アユム』さんでしょうけど、名字はなんて読むんです?」

「『コオリ』さん……」

「なんですかその自信なさげな言い方は」

「うーん、一回名乗られた記憶はあるんだけど、ちょっと忘れちゃった。たしか『コオリ』──じゃなくって『シオリ』──は、なんか座りが悪いから、やっぱり『コオリ』さんで!」

「……別にどうだろうと構わないですけど、とにかくこの子織コオリさんに声をかけられたと」

「そ! それで、ファンだってことを説明したら、凄く喜んでくれたんだ」

「自分の持ち家をジロジロ眺めてはしゃいでるような不審者相手に喜ぶなんて、そのコオリさんって方も変わり者ですね」

「もう、滅多なこと言わない、普通のいい人だったよ。彼ね、ネオジョウの評判があまりに最悪なのを嘆いてたんだ」

 その言葉は、ここまでネオジョウを好き勝手言っていた僕に刺さった。

 ゴシップで盛り上がっていたところ、急にご本人登場されたみたいな気分になって、一気にいたたまれなくなる。

「なんか……ごめんなさい」

「あ、いや、別に帆高くんを責めたかったわけじゃないの! コオリさんがネオジョウのイメージを心配されているのは、もっと別の理由からだったし」

「そうなんですか」

「実は、彼はネオジョウを、商業施設として活用しようと考えてるらしいんだ。なんでも、もう内装は改修済みで、今はオープンに向けての最終調整をしているところだとか」

 千夏先輩が明かしたコオリ氏の計画は、衝撃的なものだった。

「えぇっ! そうだったんですか? あのネオジョウが……商業施設に……」

「ほら、そういう感じになるでしょ? 私たち地元民にしてみれば、あそこは心霊スポットのイメージしかない。そこで彼が頼んできたんだ、ぜひ我々『オカ研』に、ネオジョウの〝PR活動〟をやってほしいって」

「まさかその話、受けたんですか……?」

 恐る恐る尋ねてみると、先輩は一も二もなくうなずいた。

「もち」

 素敵な笑顔に、僕は大きなため息をついた。

「あきれた……受験シーズンとか、もうそういう問題じゃなくて、シンプルに安請け合いが過ぎますよ。そもそも、そのコオリさんって人、一体僕らに何やらせるおつもりなんですか? 住宅展示場みたいに、宣伝の旗持って立ってるとか? あと、ドサクサに紛れてまた『オカ研』って言ってましたよね、気づいないと思ったら大間違いですよ」

「うっわ、すっごい畳み掛けてくる……。あのね、この部の名前はともかくとして、コオリさんの依頼はもっと簡単なことだよ」

「簡単?」

「うん、たった一晩、ネオジョウに泊まってくれればいいって」

 本当に軽々しく、千夏先輩はそう言った。

 僕の視線は、自然と机の上の鍵へと誘導される。

 あれは、壮大な伏線アイテムだったのか。

「泊まれるような場所なんですか、あそこ」

「その点は安心して、コオリさんいわく、ネオジョウのコンセプトは『オトナの社交場』だけど、泊まりもいけちゃう休憩所も目指してるらしいから」

「休憩所って言い回しが、なんか絶妙に嫌なんですけど……とりあえずコオリさんの意図はわかりました。要するに、僕らにその居心地を、テストモニターしてもらいたいというわけですか」

「その通り、私たちのリアルな感想こそ、真のPRになるというわけなの」

 さあどうだ、とばかりに先輩は誇らしげだが、気になることがある。

「その泊まりのバイトってやつ、いつ頃なんですか?」

「うーんとね……これから! この放課後すぐ、ネオジョウに直行」

「はぁ!?」

 あまりに人をなめたスケージュール感に、流石の僕も物申す。

「ちょっと待ってください、タコパ女子会じゃないんですよ? そんな当日に誘われても、荷物の準備とか心の準備とか、色々間に合うわけないじゃないですか!」

「でも……バイト代前金で貰っちゃってるしぃ……」

「だから、一から十まで勝手なことしないでくださいって、いつも言ってますよね? そんなの全部先輩にあげますから、僕は謹んで辞退させてもらいます!」

 勢い任せに、席から立ち上がった。

 空き教室の壁に掛けられた時計を見ると、すでに午後五時と、結構いい時間だった。

「今日は、もう下校します。千夏先輩、ネオジョウに行かれるのも結構ですけど、勉強もちゃんとやってくださいね」

 一言釘を差してから、机の横に引っ掛けておいた通学カバンを掴む。

「さようなら」別れの挨拶を口にした瞬間、先輩が被せるように唇を動かした。

「バイトの謝礼、十万円だったんだけどな」

 帰宅へと一直線だった僕の動きが、ぴたりと止まった。

「それ、マジですか?」

「本当だよ。……ほら」

 先輩は、今度は向かって右の机に手を入れて、手品のように薄緑の封筒を取り出す。

 銀行とかでもらえる長方形の封筒は、なんとも欲望をかきたてるカタチに膨らんでいて、僕に透視能力がなくても、その向こうにあるのが紙幣の束だとわかった。

 それを例によって机に置いて、先輩はまた質問してきた。

「この通り、バイト代として十万円渡されたんだ。これを二人で山分けしようと思ってたんだけど、本当に辞退でも良い感じ?」

 彼女の手元には今、奇妙な形をした鍵、コオリ氏の名刺、十万円の入った封筒、といった三つのアイテムが、何かの証拠品のように並べられている。

「絵面が完全に闇バイトなんですが」

「何をおっしゃる後輩くん、これは人助けないし人道支援、紛れもなく光のバイトだよ」

「胡散臭すぎる……。でも、二人で割ったら一人あたり五万円か……」

 脳内を思考がめぐる。

 五万円──僕が毎月もらっているお小遣いの、十ヶ月分にも相当する大金だ。

 それだけあれば、しばらく遊ぶのには困らない。なんならちょっと遠征して、県内にはあっても、なかなか行く機会がない観光スポットを満喫するのもありだ。

 そういえば、海岸線のあたりに、千夏先輩が好物だと公称しているパンケーキを売っているカフェができたんだっけ。あそこに一緒に行ったら、さぞ……。

 先輩を見返しながら、僕はごく平静を装ってたずねた。

「全然、関係ないんですけど、もし臨時収入が入ったら、休日にパンケーキ食べに行きたかったりします?」

「おやおや」先輩は途端に微笑んだ。「こちとら受験生なんだよ? 貴重な休日に外出するなんて、そんな犯罪行為は、さしもの私も気が引けちゃうな。……でも、君が誘ってくれるだなんて言うのなら、望むところぞ?」

「そうですか」

 僕は覚悟を決めると、通学鞄を肩に背負い直した。

「わかりました。先輩のバイト、付き合うことにします」

 ──確かに、僕は自分の人生を、横スクロールのゲームだと思って生きてきた。

 しかし、一言だけ断っておく。

 この僕、鈴木帆高は、ゲームがとびきり下手くそなんだ。

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